中庸の徳たるや、其れ至れるかな。

　本日２月１０日は、バグダードの戦いが終結してアッバース朝が滅亡した日で、火薬陰謀事件の実行責任者ガイ・フォークスが首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑で処刑された日で、江戸幕府が町人建議による水路の着工を許可した日で、中国共産党が中国国民党と国民政府の指導権を認めその指揮権に服従することを表明して国民党に第二次国共合作を提議した日で、津田左右吉の『古事記及日本書紀の研究』『神代史の研究』などが記紀を批判し皇室を冒涜しているとして発禁となった日で、自衛隊が行っていた机上作戦演習・三矢研究が衆議院で取り上げられて問題化した日です。自衛隊はいきなり想定外の命令を出されてもすぐには動けないので、あらゆることを想定して机上作戦演習を行うのは当たり前なのにそれを問題化するっていうのは変な話っすね。どのような机上演習をしたところで命令系統は確立されているのだから問題ないのに。命令系統を破壊するような事柄なら問題化すべきだけど、そうでもないのにね。変な話っす。

　本日の倉敷は曇り空でありました。
　最高気温は五度。最低気温は一度でありました。
　明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。


　私は鉄仮面の二つ名を持つ自他ともに認める無表情人間です。
　そしてかつては無表情のまま前フリ無しで本能の命ずるままＴＰＯをわきまえずつまらない駄洒落をひたすらのべつまくなしに連発していた時期がありました。
　無表情でつまらない駄洒落を連発する姿は血中莫迦濃度の高い私の友人達には喜ばれました。
　しかしＴＰＯをわきまえなかったので真面目なお方にはよくお叱りを受けたものでありました。

　真面目なお方のお叱りの甲斐あって今では駄洒落は一切言わない真人間に私・狐は更生しております。
　しかしだ。そうなると今度は「君は硬いね。かっちかちに頭が固いね」等と言われてしまっております。「もっとやわらか頭にしなくてはいかんよ。君」などと言われたりします。
　どないしろというのだ？　

　いやこれは中庸と言う言葉をお空の彼方に綺麗な放物線で放り投げて極端から極端に突き進んでしまう私の習性が全て悪いのでしょう。
　忠告してくださる有難いお方のご説はごもっともではあるが、しかしだ、忠告をそのまま極端に突き進むとまた問題が発生する。
　ほどほどを知れ！ 私。と最近はつくづく思っているところなのであります。

どうすれば自分が一番楽しいか一番気持ちよいか。それを自分で考えて自分で選ぶこと。

　あと３週間足らずでＪリーグが始まりますね。
　我らがファジアーノ岡山の初戦は３月２日。
　ホームのｋａｎｋｏスタジアムでカターレ冨山様と対戦です！　

　我らがファジアーノ岡山は現在、宮崎キャンプが始まってトレーニングを積んでいる御様子。
　しっかり準備してくださいませ。

　今季のファジアーノ岡山で私が気になっている選手は、久木田紳吾選手と石原崇兆選手です（新加入の選手も気になっていますが）。
　少しタイプが違うかもしれませんが、両選手共に複数のポジションをこなせて入ったポジションによってチームに変化をもたらすことのできるポリバレントな選手です。
　それ故、便利屋として使われることが多いのですがキャリアを考えるとそろそろポジションを絞って便利屋から卒業して決まったポジションでスタメンの座をがっちりと掴みたいはず。
　ただ今季はどのポジションを狙うにしてもライバルが多いです。
　多くのライバルを退ける為にも、久木田紳吾選手と石原崇兆選手にはもっと我を出して欲しいです。
　我侭ではなく、我を出して自分のしたいプレーをもっと周囲に主張して個性をさらに知ってもらって便利屋として使われるのではなく決まったポジションでスタメンを奪ってチームに貢献して頂きたいっ！
　今までもしているのでしょうし今もしているとは思いますがもっともっと自分の強みを主張して今季は便利屋から卒業して特定のポジションでスタメンをがちっと掴んで欲しいです！　
　（他の選手との兼ね合い等があるとは思いますが）この２名がどのポジションに入るかが今季のファジアーノの特徴に色付けを与えるかもしれないと秘かに思っているところなのであります。
　さらなる飛躍を期待していますよ！　

『ローマでアモーレ』

　昨日の夜は、映画『ローマでアモーレ』のＤＶＤを観ていました。
　レンタルＤＶＤ屋さんで『マリー・アントワネットに別れをつげて』を借りようとして隣に置いてあったこの作品を何故か手に取っていました。
　今の私は難しいことは何も考えずに映画を観て楽しみたいという気分なのかもしんない。

　４つのストーリーを通してローマの人の生活を描いた恋愛群像劇のコメディです。



　アメリカ人観光客のヘイリーは休暇で訪れたローマで弁護士のミケランジェロと恋に落ちて結婚することになった。
　ヘイリーの両親ジェリーとフィリスはミケランジェロとミケランジェロの親と会うためイタリアへ飛行機で向かう……。


　新婚のアントニオとミリーは、田舎の故郷からローマに移り住むことになる。
　アントニオの叔父から仕事を紹介されて２人は叔父と会う約束になっている。
　ホテルにチェックインした後、ミリーは叔父達と会う前に美容室に行くと言い出す。
　しかし初めてのローマの街でミリーは迷子になってしまい携帯電話もなくしてしまう。
　途方に暮れていたミリーは、偶然に出会った（ミリーが大ファンの）ベテラン俳優ルーカ・サルタにランチに誘われて……。
　一方、アントニオはミリーの帰りが遅いことに心配していた。
　叔父達と会う時間も近づいていた。
　そんな時にアントニオの部屋に手違いでコールガールのアンナが現れてアントニオに迫る……。


　レオポルドは平凡な中年のローマ男。
　しかし突然、レオポルドはパパラッチに追いかけられて理由も分からず彼のありとあらゆる行動がメディアに流され質問攻め取材攻めに遭ってしまう。
　理由を聞いても「有名人だから」と言われるだけで訳が分からない。
　状況が呑み込めずに戸惑うばかりのレオポルドだったが……。


　アメリカ人有名建築家のジョンはかつて暮らしていたローマのアパートに住んでいる建築家の卵の青年ジャックと出会う。
　ジャックは恋人のサリーと暮らしていてジャックとサリーの仲は良好。
　しかし２人の部屋にサリーの親友で売れない女優のモニカがＮＹからやってきてしばらく泊まることになる。
　サリーはジャックに親友のモニカは「どんな男も魅了する小悪魔」な性格なので「好きにならないで」と釘を刺していたが……。
　ジョンは若いジャックを時に煽り時に嗜めて彼にアドバイスを送る……。



　監督は、ウディ・アレン。
　出演者は、ウディ・アレン、ロベルト・ベニーニ、アレック・ボールドウィン、ペネロペ・クルス、ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、グレタ・ガーウィグ、エレン・ペイジ、アントニオ・アルバネーゼ、ファビオ・アルミリアート、アレッサンドラ・マストロナルディ、オルネラ・ムーティ、フラビオ・パレンティ、アリソン・ピル、リッカルド・スカマルチョ、アレッサンドロ・チベリ、など。




　製作者達は肩の力を抜いて楽しんでこの映画を作ったんだろうなぁ。
　洒落たコメディで莫迦莫迦しいネタや不条理なネタが満載で肩の力が良い具合に抜けたコメディで楽しい。
　さらっと皮肉が混ぜ込んであったり能天気であったり少し苦いお話を入れたりして楽しいコメディになっています。

　４つのお話が絡み合うのではなくて交互に進んでいくだけなのですが、何故か統一感があるのは不思議で凄いなぁ。
　面白かったですよ。
　大笑いさせていただきました。