狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

3月11日から東日本大震災復興支援の為のチャリティーオークション・倉敷からの風2014が始まります。

2014年02月14日 18時02分21秒 | 案内、告知、宣伝





 本日2月14日は、兵士の自由結婚禁止政策に反対したウァレンティヌス司祭がローマ皇帝クラウディウス・ゴティクスの迫害を受けて処刑されたとされる日で、教皇グレゴリウス7世が神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世を破門した日で、キャプテン・クックが太平洋探検の第3回航海中にハワイで先住民との諍いによって落命した日で、グラハム・ベルが電話の特許を出願した日で、シカゴで聖バレンタインデーの虐殺が起こった日で、103番目の元素・ローレンシウムが合成された日で、為替レート・1ドル=308円の固定相場制から変動相場制に移行した日で、イランの最高指導者アーヤトッラー・ホメイニーが『悪魔の詩』の著者サルマン・ラシュディと発行に関わった者などに死刑を宣告した日で、アフガニスタンのアブドゥール・ラフマン航空観光相がカブール国際空港で群衆に取り囲まれ撲殺された日で、ふんどしの日で、ばれんたいんでーです。

 本日の倉敷は午前中は雪でありました。午後から曇り空となっておりましたよ。
 最高気温は三度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇り空となっております。



 


 お知らせです。

 3月11日から、「東日本大震災復興支援のためのチャリティーオークション 倉敷からの風2014」が始まります。
 絵画・工芸・彫刻・写真の作家さんが作品を出展するチャリティーオークションです。
 作者に4割支払いの後、通信費を差し引いた金額をAMDAへ被災地支援限定として寄付するそうです。
 3月11日から3月16日まで。

 場所は、「スペースみき」&「クラフト&ギャラリー幹」。
 倉敷美観地区内で大原美術館のすぐ近くです。
 時間は、10時から18時まで(最終日は16時までです)。

 興味のあるお方はぜひ行ってみてくださいませ。
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『アレクサンドリア』

2014年02月14日 12時52分11秒 | 映画・ドラマに関する日記

 昨日の夜は、映画『アレクサンドリア』のDVDを観ていました。


 西暦4世紀。
 キリスト教が定着し異教の排斥と迫害が行なわれ始めたローマ帝国領のアレクサンドリアが舞台。
 アレクサンドリアで哲学者として研究に勤め多くの学生に学問を教えているヒュパティアは天動説に疑問を感じて地動説の理論を構築しようと模索していた。
 アレクサンドリアで増え続けるキリスト教徒達は自分達の唯一神の絶対性を訴えて古くから伝わる神々を愚弄しエジプトやローマの神を信じる人達を挑発している。
 古来から伝わる神々を信じている人達は激高してキリスト教徒達に襲いかかる。しかし数の上で勝るキリスト教徒達は反撃して古来から伝わる神々を信じている人達をアレクサンドリア大図書館に追い詰める。
 キリスト教徒である皇帝は古来から伝わる神々を信じている人達に一方的な罪を宣告してアレクサンドリア大図書館の明け渡しを命ずる。
 古来から伝わる神々を信じている人達が退去したアレクサンドリア大図書館は異教の魔窟として破壊され、蔵書は異教徒の書物として焼き払われる。
 アレクサンドリアはキリスト教徒かユダヤ教徒かどちらかでないと許されなくなってしまった。
 さらにキリスト教徒とユダヤ教徒の間でも対立が深まり、殺し合いが始まる。
 その中で改宗を拒み、学問の世界を探求するヒュパティアは人々から魔女とみなされる……。


 監督は、アレハンドロ・アメナーバル。
 出演者は、レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック、マイケル・ロンズデール、サミ・サミール、アシュラフ・バルフム、ルパート・エヴァンス、ホマユン・エルシャディ、オシュリ・コーエン、など。



 ローマ帝国アエギュプトゥスの著名な女性の数学者・天文学者・新プラトン主義哲学者であるヒュパティアの半生を描いたスペイン映画です。
 彼女の研究にこの映画では独自の解釈を入れていますがそれはこの映画のテーマと密接に結びついています。






 自分達は正しいとし自分達に反対する者は悪とする。相手を悪として攻撃し反撃されて不利な状況なら虐げられた者同士団結せよと叫び有利な状況なら相手を殲滅する。〇か×か。自分達の主張以外は認めない。そんなことは今も頻繁に行われている。今の日本でも。
 誰しも自分は善だと思いたいし正しいと思いたい。
 ほとんどの大きな悪行は多分、自分達は正しくて間違っていないと思っていた人達が行った行為なのだろう。
 正しいと思っているからこそ熱狂できる。
 そして熱狂して興奮状態に陥ったらそこに間違いが潜んでいても気付きにくくなる。
 今、信じている事は本当に正しいのか? 常識とされていることは未来永劫にわたる真理なのか? 善行と思っている事柄が実は誰かに利用されているだけなのでないか? そんなことを観る人に問いかける物語です。
 
 多分、戦争や虐殺は善人が始めるのだろう。
 否、自分達が善人だと思っている人達が善人の人達を巻き込んで戦争や虐殺をするのだろう。

 私は善人ではないけれども、自戒したいと思ふ。
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