狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

「思い込む」という事は何よりも「恐ろしい」ことだ…。

2014年07月16日 22時33分13秒 | 休日の日記





 本日7月16日は、近江毛野が軍を率いて新羅に攻められた任那の失地回復に向かったとされる日で、カトリック教会の使節としてコンスタンディヌーポリを訪問していた枢機卿フンベルトが正教会のコンスタンディヌーポリ総主教ミハイル1世とその同調者に対する破門状を聖堂の宝座に叩きつけた日で(ミハイル1世もフンベルト一行を破門)、清洲会議で羽柴秀吉が推す三法師が織田信長の後継者に決まった日で、清が鄭成功の鄭氏政権を破って台湾を版図におさめた日で、明治民法の家族法が制定されて日本の家族制度が夫婦別姓から夫婦同姓へはじめて移行した日で、イラン立憲革命で革命を支持する国民軍が首都テヘランを占領して国王モハンマド・アリー・シャーがロシアへ亡命してアフマド・シャーが即位した日で、ロシア・ペトログラードでボリシェヴィキが武装デモを起こした日で、国家社会主義ドイツ労働者党ナチス・ドイツの占領下のフランスでユダヤ人13000人が一斉に検挙された日で、ナチス・ドイツのベルギー侵攻時に政府と袂を分かち単独降伏した選択への批判にさらされていたレオポルド3世がベルギー国王を退位して長男のボードゥアン1世が即位した日で、アメリカ海兵隊のジョン・ハーシェル・グレンがF8Uクルセイダー戦闘機により初の超音速によるアメリカ大陸横断を実施した日です。

 本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
 最高気温は三十一度。最低気温は二十四度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。


 本日は私はお仕事がお休みの日でありました。
 今日は買い物に出かけていました。
 たまに行くお店で道はよく知っています。

 なのにお店から出たら何の躊躇いもなく確信をもって次の行き先とは逆方向に進む私。orz。
 怖い。反対方向に躊躇いもなく確信をもって進む己が怖い。怖すぎる。何処に行く気だ私。
 10分ほど自転車で走って目的地から遠退いていることに気が付いて慌てて引き返しました。

 先週の水曜日の記事にも書きましたが、私・狐は方向音痴であります。
 方向音痴ではありますが、よく知っている場所なら迷うことはあるまいと己を過信していました。
 私・狐は己が思っている以上の方向音痴であるようです。

 己を過大評価してはならぬ、と常々言い聞かせてきたつもりですが、これからはより一層心に刻まねばならぬと思っているところでございます。


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『All You Need Is Kill』/桜坂洋

2014年07月16日 20時09分17秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、桜坂洋の小説『All You Need Is Kill』を読んでいました。






 宇宙から飛来した人工物らしきものが地球に落下する。

 深海に落下したその落下物から出てきた自動機械は地球の環境を変化させて人類にとって有害な物質を生み出していく。
 その自動機械群は地上に上陸して人類の社会活動を無視して環境を変化させる。
 人々はその自動機械群を排除していたのだが、自動機械群はどんどん進化して普通の武装では対抗できなくなる。
 そして自動機械群は環境を変化させることよりも先に環境を変化させることを妨害する人類の排除を優先させて行動するようになる。
 世界各地で自動機械群との戦争状態になり、人類は「ギタイ」と呼ばれる自動機械群の圧倒的な力に押されて活動範囲を縮小させていた。

 主人公のキリヤ・ケイジは、ギタイと戦う統合防疫軍に所属する初年兵。
 初めて戦場に出た日、ケイジは戦場でギタイの攻撃を受けて瀕死の状態でいた。
 そこで圧倒的な戦闘力を持っている伝説の若き少女兵士リタ・ヴラタスキと出会う。
 死ぬ間際に最後の力を振り絞って1体のギタイを倒すケイジ。
 しかし、何故かその瞬間に初出撃の前日の朝に戻っていた。
 同じ日を繰り返して再び初戦闘に出ると……。


 ループもののお話です。
 戦闘に出て殺されて前日に戻る、が繰り返されるお話です。

 このループから抜け出るには殺されずに生き残ることが条件となるのですが、どのルートを選んでも死んでしまう。
 さて、どうすればこのループから抜け出るのか? というお話。


 桜坂洋の作品は、格闘ゲームのお話である『スラムオンライン』を読んでいるので「これはゲームのお話なのだろうか?」と最初は思ってしまいました。
 そうではなかったです。SFです。

 余談ですが、SFマガジンに前に連載されていた『さいたまチェーンソー少女』のシリーズは書籍化されているのかなぁ?
 されていないなら、是非とも書籍化して欲しいです。あのお話は私は好きなのですよ。


 閑話休題。
 ループものなのですが戦場を舞台にした悲恋のお話とも言えます。
 無限に続くと思われた繰り返しから抜け出る方法とは? 
 残酷であります。




 面白かったですよ。
 楽しめました。
 ループものが好きなお方にお勧めです。

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