機能的なものが美しいのではない。美しきもののみ機能的である。

　本日６月２６日は、ローマ皇帝ユリアヌスがペルシャからの撤退中に戦死した日で、役小角が弟子の讒言により伊豆に流罪となった日で、平清盛が安徳天皇を奉じて福原京に遷都した日で、ドイツ・ハーメルンで約１３０人の子供が集団失踪した日で、後醍醐天皇を中心とした勢力による鎌倉幕府討幕運動が露見して逮捕された日野俊基が鎌倉の葛原岡で処刑された日で、イングランド議会がエドワード５世の王位継承無効を宣言してリチャード３世が国王に即位した日で、フランシスコ・ピサロが１５３８年に処刑されたディエゴ・デ・アルマグロの遺児一派によりリマで暗殺された日で、ヘンリー・ポッティンジャーが初代香港総督に着任した日で、江戸・東禅寺のイギリス仮公使館に警備の松本藩士が侵入してイギリス人水兵２人を殺害した日で、ソ連の西ベルリン封鎖を受けて西側諸国による西ドイツから西ベルリンへの物資の空輸が開始された日で、ＧＨＱが日本共産党機関紙『アカハタ』の３０日間の発刊停止を指令（７月１８日に無期限停刊に変更）した日で、アメリカの統治下にあった小笠原諸島が日本に返還された日で、カタールでハマド・ビン・ハリーファ・アール＝サーニー皇太子を中心とするクーデターが起きてスイス滞在中のアミールが廃位された日で、国際ヒトゲノムシーケンス決定コンソーシアムがヒトゲノムドラフト配列の解読終了を宣言した日です。

　本日の倉敷は晴れていましたよ。ハレ晴レユカイ。
　最高気温は二十六度。最低気温は十九度でありました。
　明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりして夕方から雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。





　私の部屋は理路整然としていてあるべき物があるべき所に収まっている。
　偶にどこに置いたか分からなくなる物もあるけれどもほぼ全ては何処に置いてあるか分かっている。理路整然と物が置いてある。
　なのにだ。少し前に私の部屋を訪れた某友人は私の部屋を見てこう言った。
　「ここは神原駿河の部屋か？ 何？ この部屋の有様は？ 片付けなさい！ 今すぐに！」
　奴は私の部屋にやってくるといつもそう言う。orz。
　私の部屋は理路整然としていてあるべき物があるべき所に収まっている。
　ただ物が大量にあるので散らかっているように見えるだけなのだ。
　本がうず高く積みあがって部屋の中の大半を占めているだけなのだ。
　あるべき物があるべき所に収まっているのに。orz。
　ただそれが私にしか分からないだけだというのに。居心地が良いのに。ここは私の部屋なのに。しくしく。
　友人が何故か怒り狂っていたので泣く泣く部屋の片付けをした。
　嗚呼。理路整然としていた部屋の状態が雑然とした混沌とした分けのわからない状態になっていってしまう……。


　お部屋の中は理路整然として機能的であるべきだ。
　友人が帰った後、私はせっせと働き蟻の如く働いて部屋の状態を元に戻した。

　うん。機能的で理路整然としていてあるべき物があるべきところに収まっている。
　実に美しい。そして心地良い。
　うん。私の部屋はこうでなくてはならぬ。
　そう思いながらお部屋で寛いでいるところなのでございます。

『プレタポルテ』

　昨日の夜は、映画『プレタポルテ』のＤＶＤを観ていました。

　パリコレクションが始まる。
　シャルル・ド・ゴール空港は世界中からやってきたファッションデザイナーやモデルや関係者やマスコミでごった返している。
　フランスのファッション界の大物でプレタポルテ協会会長のオリヴィエ・ド・ラ・フォンテーヌは、シャルル・ド・ゴール空港である男と待ち合わせをしていた……。

　監督は、ロバート・アルトマン。
　出演者は、マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン、アヌーク・エーメ、ジャン＝ピエール・カッセル、キム・ベイシンガー、スティーヴン・レイ、キアラ・マストロヤンニ、ルパート・エヴェレット、リリ・テイラー、ローレン・バコール、ティム・ロビンス、ジュリア・ロバーツ、トレイシー・ウルマン、フォレスト・ウィテカー、リチャード・E・グラント、リンダ・ハント、ミシェル・ブラン、ジャン・ロシュフォール、ダニー・アイエロ、ウテ・レンパー、ロッシ・デ・パルマ、テリー・ガー、サリー・ケラーマン、ライル・ラヴェット、など。
　パリコレクションの舞台裏を描いた群像劇コメディです。

　これだけたくさんの登場人物を動かして綺麗にまとめて尚且つパリコレクションの華やかさと混乱ぶりを伝えてシニカルな笑いにつなげていく……。凄いです。
　豪勢な作品。
　面白かったですよ。
　楽しめました。

ゴールキーパーは常に完璧という不可能を追い求めている。

　以前にゴールキーパーについて書いた記事があるのだけれども、補足します。
　ＧＫは試合中は思考の連続です。でもって0.5秒後、1秒後、3秒後、5秒後に起こり得る様々な状況を常に予測しています。と書いたのですが、それ以外にもいろいろと考えています。

　シュートを打たれそうな時にＧＫにとってもっとも良いのは相手にシュートを打つのを止めてもらうこと。
　次に良いのはＧＫにとって都合のよいコースにシュートを打ってもらうこと。

　その為にはどのような動きをすればよいのか？ どんな指示を出せばよいのか？
　最適なポジションに入る。それでも相手がシュートを打ちそうならワザと数歩分ずれる。ワザとシュートコースを開けておいて誘い込む。
　それでいてジャストのタイミングにならない限りは動かない。相手に情報を与えずに相手の情報を収集解析して予測をしながら自分が優位に立つ方法を考えて実行する。
　そんな駆け引きを常におこなっています（駆け引きのやり方は他にもたくさんあります）。

　ＴＶ観戦だとＧＫはなかなか映してもらえません。
　ＧＫを味わい深く鑑賞するならばシュートシーンのかなり手前から観ないと分からないことがあります。
　なのでＧＫに興味のあるお方はスタジアムに行きましょう！
　スタジアムだとＧＫを定点観測できます。
　何故にその位置にいるのか？ 何故にそのタイミングで移動するのか？
　それらには必ず意味があります。
　その意味を考えながらＧＫを観るととても面白いです。
　お勧めでありますよ。