狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

恥ずかしいと感じて大胆になれない。もしそんな悩みを持っているとしたら恥ずかしいという気持ちを感じない人よりずっとエロスな要素をもっていると自信をもっていい。と姐さんは云った。

2017年11月09日 19時48分50秒 | VSの日記





 本日11月9日は、富士川の戦いがあった日で、メディチ家がフィレンツェから追放された日で、ナポレオンが軍事クーデターを起こし総裁政府を倒した日で、徳川慶喜が二条城で大政奉還を宣言した日で、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世がオランダに亡命した日で、国家社会主義ドイツ労働者党・ナチスによるミュンヘン一揆が鎮圧された日で、中山水兵射殺事件があった日で、ドイツ各地でユダヤ人に対する襲撃が行われた日で、カンボジアがフランスから独立した日で、ベルリンの壁が崩壊して東西ドイツの国境検問所で市民の通行が自由化した日で、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所で110番原子ダームスタチウムが発見された日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十八度。最低気温は十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れのち曇りとなっております。








 狐が知人の家の門を出る時、友人達は桜の樹の所に集まつてゐました。
 其れは星祭に青い灯りを拵えて川へ流す烏瓜を取りに行く相談らしかつたのです。
 けれども狐は手を大きく振つてとことこと知人の家の門を出ていきました。

 藏屋敷が立ち並ぶ町の家々では銀河の祭りにいちゐの葉の玉を吊るしたり檜の枝に灯りをつけたりいろいろ仕度をしてゐました。
 家へは帰らず狐が三つ曲つて或る大きな活版処に入つて直ぐ入口の計算台に居ただぶだぶの白い襯衣を着た人に御辞儀をして靴を脱いで上りますと、突き当りの大きな扉を開けました。
 中は電燈が点いて沢山の輪転器がばたりばたりと回り、布で頭を縛つたりラムプシェードをかけたりした人達が何か歌ふやうに読んだり数へたりしながらたくさん働いて居りました。
 狐は直ぐ入口から三番目の高い卓子に座つた人の所へ行つて御辞儀をしました。
 其の人は暫らく棚を探してから「これだけ拾って行けるかね」と云ひながら一枚の紙切れを渡しました。
 狐は其の人の卓子の足元から一つの小さな平たい函を取り出して向ふの電燈のたくさん点いた立てかけてある壁の隅の所へ座り込むと小さなピンセットでまるで粟粒ぐらゐの活字を次から次と拾ひはじめました。
 青い胸当をした人が狐の後ろを通りながら「お早う」と云ひますと、近くの四五人の人達が声もたてずこつちも向かずに冷く笑ひました。
 狐は何回も眼を拭ひながら活字をだんだん拾いました。
 狐が拾う活字で組み立てられる文章はエロい文章です。セクハラであります。羞恥プレイであります。狐は屈辱に身を震わせました。でもお仕事であります。
 狐は顔を真つ赫にして無言で活字を拾いました。
 暫らくたつた頃。狐は拾つた活字をいつぱい入れた平たい箱をもう一度手に持つた紙切れと引き合わせてからさつきの卓子の人へ持つて来ました。
 其の人は黙つて其れを受け取つて微かに頷きました。
 狐は御辞儀をすると扉を開けてさつきの計算台の處に来ました。
 するとさつきの白服を着た人がやつぱり黙つて小さな木の葉を一枚狐に渡しました。
 狐は俄かに顔色が良くなつて威勢良く御辞儀をすると台の下に置いた鞄を持つて表へ飛びだしました。
 それから元気良く口笛を吹きながら麺麭屋さんへ寄つて麺麭の塊を一つと角砂糖を一袋買ひますと一目散に走りだしました。


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ミスをしない選手は超一流。失敗を成功につなげる選手は一流。責任を転嫁して失敗を繰り返すのが二流。三流は自分が失敗したことすら気づかない。

2017年11月09日 15時38分11秒 | その他の日記




 民進党に所属していた衆議院議員達は民進党の看板で選挙を戦うことは無理であると判断して希望の党からの出馬を全員で了承しました。
 では、何故に民進党の看板で戦えなかったのか?
 民進党に所属していた衆議院議員達はそして民進党に所属している参議院議員達は、そのことをまずしっかりと考察した上で述べるべきです。
 それをしないと近年の民進党が何を間違えていたのかが分からなくなります。
 そして同じことを繰り返す可能性があります。
 看板を変えて或いは看板を捨てて切り抜けたとしても同じことを繰り返したのならば、次も同じことをすることになります。
 その場合も看板を変えるのですか? 或いは看板を捨てるのですか?

 民進党の名前で選挙でアピールするものが何もなかった。
 相手を非難する以外は何もしてこなかった。

 そのように自分達も認めざるを得なかったからこそ民進党の看板を民進党所属の国会議員全員で溝に捨てることを決定した。
 まずはそのことを認めてください。
 その上で「ではこれからどうするのか?」を真剣に考えてください。

 同じことを延々と何度も何度も繰り返さないでください。
 お願いします。

コメント (2)
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『夜は短し歩けよ乙女』/森見登美彦

2017年11月09日 11時49分57秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』を読み返しておりました。

 京大の男子学生と後輩の女子学生の恋物語。
 男子学生と女子学生の一人称で交互に語られていきます。

 森見登美彦独特の大袈裟で古めかしい言葉使いが面白いです。
 登場人物達の妄想につぐ妄想のち暴走。
 京都を舞台にした日常からふっと異世界の京都に入り込んでしまう描写が楽しい。
 森見節が全開の作品です。


 森見登美彦の作品を読むならまず『夜は短し歩けよ乙女』を。
 お勧めでありますよ。

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私のことが嫌いな方もいると思います。私のことは嫌いでもジャイアンのことは嫌いにならないでください!

2017年11月09日 11時25分04秒 | その他の日記



 「秘書の所為では許されない」と主張した人物が自身の疑惑では秘書の所為にする。
 その件では弁護士が調査した後に説明すると述べたが、その後、一切説明をしていない。
 そして秘書が辞めた次の年も同じことをしている。しかし、そのことについても一切説明していない。

 その人物は、他者をプライベートでの問題で道義的責任を追及して議員辞職にまで追い込んでいる。
 しかし自分自身の同様の疑惑については一切答えることなく説明すらしない。

 このような行動を取るこの人物は剛田武主義の人物なのではないか?
 この人物を制御するには剛田武の御母堂のような人物が必要なのではないか?
 骨川スネ夫のような人物が周囲を取り巻いていたなら酷いことになるのではないか?
 野放しにしていても大丈夫なのだろうか?

 他者には「説明責任を果たせ」と述べておきながら、自身は一切説明をしない。
 そのような人物を信用してよいのだろうか?


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