狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

形から入って心に至る。

2019年01月20日 23時40分42秒 | VSの日記





 本日1月20日は、鎌倉幕府が評定衆を設置した日で、イギリスが香港を占領した日で、マサチューセッツ州スプリングフィールドのYMCA訓練校で同校講師ジェームズ・ネイスミスが考案したバスケットボールの初の公式試合が行われた日で、第一次国共合作が成立した日で、日ソ基本条約が締結された日で、ヴァンゼー会議でホロコーストが最終決定された日で、イギリス空軍がベルリンを空襲した日で、将棋の王将戦で升田幸三が大山康晴名人を相手に香を引いて勝利した日で、東大紛争で東京大学が入学試験の中止を決定した日で、奈良市で『古事記』の編者太安万侶の墓誌が出土した日で、ジミー・カーター米大統領がモスクワオリンピックボイコットの方針をアメリカオリンピック委員会に伝達しやがった日で、イランアメリカ大使館人質事件の人質52人が444日ぶりに解放された日で、ズ・ダン号事件が発生した日で、覆面を被ったISILのメンバーが72時間以内に身代金約230億円の支払いがないと人質2名を殺害すると述べている動画が公開された日で、玉の輿の日です。

 本日の倉敷は雨のち曇りのち晴れでありましたよ。
 最高気温は十二度。最低気温は六度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。




 無表情の人見知りで子供の時から損ばかりしている。
 小学校にいる時分ある年のクラス替え直後の一週間ほどクラスの同級生達に遠巻きにされた事がある。
 何故そんなことをしたのかと同級生達に訊いてみた。
 別段深い理由でもない。人見知りで喋らずにいたら同級生達が無表情で能面みたいだと怖がったからだそうである。
 その夜。同級生に無表情で怖いと言われたと父親に告げた。
 父親が大きな目をして同級生を怖がらせる奴があるかと云ったから、私は明日はロボットの真似をして笑いを取ってきますと答えた。
 次の日。ロボットの物真似をした私は同然の如くすべり、尚一層、クラスメイトに怖がられた。

 ある年の親類の集まりで大人達が酒宴を開いていた時。
 年配の親類の方々にまだ子供であった私は何か芸をしろと言われ、無芸な私が途方に暮れていると、私が怒ったと思ったのか私は親類達に大層心配された。
 怒っていないと応えたがその応対は大人達に怒っているように見えたらしかった。
 それならばと慣れない笑顔を見せて安心させようと子供心に思って実行してみると、余計大人達を心配させてしまった。
 幸い親戚の方達も私の為人を理解しているので、今ではその時のことは笑い話になっている。
 しかし無表情で尚且つ人見知りであることの悩みはいまだに消えぬ。

 時々、鏡に向かって笑顔の練習をする。
 我が笑顔は我ながら気色悪い。
 能面が笑っているかのよう。
 ロボットが笑顔を浮かべているやうで不気味。orz。
 せめてもう少し自然な表情で笑えるようになりたいと思っているのだが難しい。

 会話のスキルはいまだに低い。
 仕事での接客では幾分かは慣れたような気がするのだけれども、プライベートではコミュニケーション能力の低さに悩んでしまう。
 凹むことが多い日々を過ごしているのです。




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『家族八景』/筒井康隆

2019年01月20日 17時01分36秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、筒井康隆の小説『家族八景』を読み返しておりました。

 18歳の火田七瀬は人の心を読めてしまう精神感応能力者=テレパス。
 高校卒業後、住み込みの家政婦業をしている。
 仕事先の家々で様々な人達の心の中の黒い部分を見ることになり……。

 八つの短編集で「七瀬三部作」の最初の作品です。

 


 八つの短編はどれも怖いお話ばかり。
 カラリとした静かな怖さで迫力があります。
 最後に収められている「亡母渇仰」のラストは特に恐ろしい……。



 筒井康隆の文章は独特のリズム感があります。
 乾いた音質のリズム感溢れる音楽を聴いているようで心地よいです。
 文章の心地よいリズム感と恐ろしくて面白い内容。

 面白いですよ。
 お勧めであります。



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