狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。

2019年01月28日 22時58分08秒 | 季節の御挨拶




 本日1月28日は、紀貫之が土佐日記の旅に出た日で、ローマ教皇グレゴリウス7世が神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世の破門を解除した日で、長尾景虎が家督を継ぎ春日山城へ入城した日で、パナマのパナマ・ビエホがイギリスの海賊ヘンリー・モーガンによって襲撃されて焼き討ちされた日で、日本政府が竹島を「島根県隠岐島司の所管の竹島」と閣議決定した日で、白瀬矗南極探検隊が南緯80度05分に到達した日で、ロシアの人民委員会議が労農赤軍の創設を布告した日で、エトワール凱旋門の下に無名戦士の墓が作られた日で、日本海軍陸戦隊と中国19路軍が上海で衝突した日で、関西汽船・女王丸が瀬戸内海で機雷に触れ沈没した日で、ベトナム戦争終結のためのパリ協定が発効された日で、スペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故があった日です。

 本日の倉敷は晴れ時々曇りでありました。
 最高気温は十一度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 寒い日が続いております。
 まぢで寒いです。
 私は心も寒いので寒さが更に倍。
 懐も寒いので寒さが3倍になって襲いかかってきております。
 援軍無き籠城戦を戦っている気分であります。耐え難きを耐え忍び難きを忍ぶ。
 身も心も懐も凍えるような寒さでございます。
 こんな時は温かいものを食べて炬燵に潜り込んで丸くなってぬくぬくしたいです。
 猫のように炬燵で丸くなりたいです。

 寒い日が続いておりますね。
 皆様、お休みの時は温かくしてぐっすりとお休みくださいませ。


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『QED 式の密室』/高田崇史

2019年01月28日 13時10分47秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、高田崇史の小説『QED 式の密室』を読み返していました。
 QEDシリーズの第5作目です。

 30年前、弓削家の当主・清隆が変死体で発見される。
 事件は自殺として処理された。
 陰陽師の血を引く孫の弓削和哉は、かつて起こった祖父の死は目に見えない式神による犯行説であると同級生の桑原崇と小松崎良平に告げるのだが……。
 式神の意外な正体とは? 


 常識は時と共に変化していて私達は昔々に生きた人達の常識は分からなくなっています。
 注釈の必要がないくらいの常識に基づいて書かれたかつての書物も、現代の人間にはその常識が分からなくなっているので見当はずれの解釈がなされているかもしれない。
 荒唐無稽と思われる昔話や伝説などは実はそのものずばりの真実を描いているのかもしれないけど今の世を生きる私達にはそれが理解できなくなっているだけという可能性もあります。

 この物語では、陰陽師が使役したとされる目に見えない鬼・式神とは何者か? について現実的な再解釈がなされています。
 本当かそうでないのかは分かりませんけどね。
 この解釈はとても面白いです。

 ミステリのトリックとしてはかなり反則気味なのだけれども昔々の陰陽師のお話と組み合わされるときちんと生きてくる。
 面白ですよ。
 お勧めです。




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伝統は潜在意識に深く打ち込まれた道標だ。最も強力な伝統は説明もできないしそれどころか意識すらしていない。

2019年01月28日 12時42分17秒 | その他の日記







朝日新聞は、2019年1月23日の『皇位継承儀式 「女性排除」の時代錯誤』と題した社説で以下のように述べています。


   『議論を疎んじ、憲法の理念をないがしろにする。都合の悪い話から逃げる。そんな姿勢がここにもあらわれている。

    天皇の代替わりに伴う式典のあり方を検討している政府が、その一部について正式に概要を決めた。
    このうち、皇位のしるしとされる神器を新天皇に引き継ぐ「剣璽(けんじ)等承継の儀」に関しては、釈然としない思いを抱く人が多いのではないか。

    式自体は、侍従が剣と璽(勾玉〈まがたま〉)を新天皇の前に安置するという10分間程度の短いものだ。
    だが神話に由来し、宗教的色彩の濃い儀式が、政教分離を定める憲法の下、なぜ国事行為として行われるのかという根源的な疑問は解消されていない。

    加えて、皇族で立ち会うのは成年の男子だけで、女性皇族は排除される。
    前例にならったというが、それは明治末期に制定され、現憲法の施行に伴って廃止になった「登極令」にある定めだ。
    平成の代替わりの際は、昭和天皇の逝去後ただちに執り行われたため、ほとんど議論のないまま援用された。

    国会でも問題視された方式を今回もそのまま実施する背景には、女性皇族の参列によって女性・女系天皇の議論が起きるのを避けたいという、政府の思惑があるとの見方が強い。

    女性・女系天皇を認めるか否かをめぐっては長年の論争があり、慎重な姿勢をとるのはわからなくはない。
    だがその話と参列を許さないこととは次元の異なる話だ。
    政権の支持層である右派の意向に気を使うあまり、社会常識と乖離(かいり)・逆行する方向に進んではいないか。

    政府は昨年、皇室制度に詳しい識者4人から意見を聞いた。

    いずれも総論としては前例踏襲を支持しつつ、
    同時に「国内外の通念とも調和しうるあり方とする。剣璽等承継の儀式などには未成年の男女皇族も参列するのが望ましい」(所功・京都産業大名誉教授)、
    「伝統の継承とは、歴史と先例を踏まえたうえで、時勢にあわせて最適・実現可能な方法を採用することを意味する」(本郷恵子・東大史料編纂〈へんさん〉所教授)といった、もっともな見解が示された。

    だがその後の政府の対応をみると、何のためのヒアリングだったのかとの疑問を抱く。

    この先も秋篠宮さまが問題提起した大嘗祭(だいじょうさい)を含め、儀式の細部を詰める作業が続く。
    「国民の総意」に基づく天皇であるために、憲法原則にかない、多くが納得できる姿をめざして議論を深めなければならない。
    政府の勝手にさせず、国会はチェック機能を適切に果たすべきだ』

                      転載終わり。




 朝日新聞社は、何故に「剣璽(けんじ)等承継の儀」を行うのか理解していますか?
 そもそも剣と璽がどのようなものであってどのような意味を持っているのか理解していますか?
 『神話に由来し、宗教色が強い』と述べていますが、どの点が神話に由来していてどの点が宗教色が強いのですか?
 そもそも本来は皇室は仏教を信仰していて、皇室の方々は本来は仏教徒のはずなのですよ?
 剣には意味があり、璽には意味がありますよ?
 朝日新聞社はそのことを理解していますか?

 そして朝日新聞社は日本が古来から持っている女性を守る為の慣習を御存知ですか?
 皇族の女性の方々を他国や他勢力から守る慣習というものをご存知ですか?
 個人ではどうすることもできないことから女性を守る為の慣習というものをご存知ですか?
 皇族乗っ取りを図る輩達は古来から存在していてそのような輩から皇族の女性たちを守る為のシステムが存在している。ということを理解していますか?
 朝日新聞は随分と勝手なことを述べていますが、最悪の状態に陥った時に朝日新聞社は責任を取ることが出来るのですか?

 


 三種の神器は、実物については誰も見ることは出来ないので祭主たる帝でさえも実見を許されません。
 実際に使われるのは「形代」です。
 これは何を意味するのか?
 神器とは何なのか? 神器を意味するものは何なのか?
 朝日新聞社は理解していますか?
 何故に神話に由来していると述べるのですか?
 先に意味があり事実があり、それが神話になっただけです。
 その意味を理解していますか?
 まさかその意味を無意味だと述べるつもりはありませんよね?
 相手を殲滅するまで戦闘を続けるのではなく融和しつつ統合する為に行われたことを無意味だと述べたりはしませんよね?


 朝日新聞社は、三種の神器とは何か分かっているのでしょうか?
 八尺瓊勾玉は何を意味していて何を象徴しているのか理解しているのでしょうか?
 天叢雲剣は何を意味していて何を象徴しているのか理解しているのでしょうか?
 そして何故に八尺瓊勾玉ならびに八咫鏡と天叢雲剣の形代を所持する(←もしかすると預かるとの言い方が正しいのかもしんない。どうなんだろ?)ことが正統たる帝の証しであるとしているのか理解しているのでしょうか?
 そして三種の神器は今上陛下でさえも実見は許されない誰も見てはいけないとする理由を理解しているのでしょうか?
 そして本邦における帝とはどのような存在であるかを理解しているのでしょうか?
 王ではなく帝であるということはどのようなことなのかを理解しているのでしょうか?
 日本国および日本国民統合の象徴たる地位とはどのような地位であるのかをきちんと理解しているのでしょうか?
 その上で、剣璽承継が神話に由来し宗教的色彩の濃い行為だと述べているのでしょうか?
 それならばよいのですよ。
 でもそうでないのならば浅はかですよ?

 本来、皇室は仏教徒です。
 本来は皇室は仏に帰依しているのですよ。
 朝日新聞は日本神道の本質を理解しているのでしょうか?

 そして政教分離とは何なのか? 男女平等とは何なのか? きちんと理解しているのでしょうか?
 日本における各民族の統合を示すものとは何なのか? そのことをきちんと理解した上での朝日新聞社の論なのでしょうか?
 遥か昔から続く女性を守るための方策を廃止することが男女平等なのでしょうか?


 正当性が何故に生まれるのか?
 正当性が失われた時にどのようなことが起こるのか?
 そのことを理解した上で述べているのならばよいのですよ?
 しかしそうでないのならば浅はかですよ? 愚かですよ?


 古来から伝わっていることには意味はあるのですよ?
 そしてその意味はまだ生きているのです。
 朝日新聞社はその意味をぶち壊したいのでしょうか?
 それはある人達を侮蔑することになり或いは契約は破棄されたと見做される可能性がありますよ?

 朝日新聞社は古来から伝わっているものの意味を考えないのでしょうか?
 疑問に思っているところなのでございます。



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