舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

ニイガタヒューマンライブラリー@SEIRYO、5年目も無事に終了!

2023-11-05 23:52:39 | Weblog


11/5(日)、新潟青陵大学で「ニイガタヒューマンライブラリー@SEIRYO」が開催。
ヒューマンライブラリーとは、様々な特性を持った人を「本」に見立て、図書館から借りて読むようにその人と対話することで、マイノリティへの理解を深めていく試み。

新潟青陵大学では、2018年から実施されています。
最初の年である2018年、僕はまだ参加していませんでしたが、この年に僕が障害者のパフォーマンスイベントで朗読を披露していたのを見ていた中に、青陵大学でヒューマンライブラリーを始めた関先生がいました。

また同年、新潟で表現活動をしている障害者のドキュメンタリーを作る企画の一人に僕が選ばれ(監督はLIGHTのカンダアキラさん)、その上映会が青陵大学で上映され、それもまた関先生が見ていました。
その縁で、関先生から声がかかり、翌年の2019年から毎年、双極性障害、発達障害の本として参加させていただいています。

僕が最初に参加した2019年は盛況だったのですが、2020年、2021年はコロナ禍の影響でZOOMを利用したオンライン開催、昨年2022年からは青陵大学で対面で実施(ただし予約制)、そして今年から青陵大学で予約不要で直接対面で参加できるようになるという、この5年間で時代とともに変遷のあったイベントです。
5年目となるとかなり慣れてきましたが、やっぱり個人的には直接対面した方が話しやすくて好きですね。



今年は僕は、30分のセッションを3回を行い、それぞれ4人ずつ読者の方が参加してくれたのですが、関先生に誘われた青陵大学の学生さんから、双極性障害や発達障害の当事者の方や、その家族、中には大学生の相談を受けている大学職員さんもいました。
まずは5分ほど僕が自分の障害や表現活動などの生い立ちを話し、その後は皆さんからの質問に答えていくのですが、僕の障害や活動に興味を持ってくれた方から、切実な悩み相談まで、色々なお話をさせていただきました。

毎年言っていますが、僕は自分自身の障害や考えや気持ちなど、「こういう生き方をしている人間もいる」ということを伝えるためにあらゆる表現活動をしているので、こうやってじっくり話を聞いてもらえる機会があるのは本当にありがたい。
ただ今年は、ただ僕から伝えたいだけではなく、読者の方の話を僕が聞くことも大切だなと実感しました。

個人的に発見だったのは、一人まったく質問をしなかった方がいて、でもすごくじっくり話を聞いてくれていて、話す以外にこういう参加の仕方もアリなんだなということ。
また、僕が自分の家族について話したことに対して、家族に関する悩み相談をしてきた方がいて、それぞれ状況は違うのだから、僕の言葉はあくまで一意見に過ぎず、安直にアドバイスをするようなものではないという、発言に責任を持つ必要があるんだなということも学びました。



それから、青陵大学で開催することで、休憩時間に司書の学生さん達や他の本の方ともお話できるのも個人的に楽しかったです。
特に過去に司書をしていた卒業生の方もこの日には司書として参加していて、過去の4年間に司書としてお世話になった方と久し振りに再会して話せたのも嬉しかったです。

5年も参加していると母校でもない青陵大学にも愛着が沸いてくるし、毎年この季節にこうして読者や司書の皆さんにまた会えるのも嬉しいです。
ヒューマンライブラリーという試み自体も、長い時間を積み重ねてきた厚みみたいなものを感じます。





終了後、今年から読者の方から本の人にメッセージカードを書いてもらえるという試みもあり、帰り際にいただきました。
また司書を担当してくれた学生さんからもお礼の手紙(イラスト付き)をいただけて、どちらもこの日の経験と一緒に大切にしたいです。

この司書の学生さん、夏に打ち合わせをした際も、イラスト付きのお手紙をいただいたし、また打ち合わせでは僕の高校時代の部活の顧問が違う高校でその学生さんの顧問もしていたことが判明して話が異様に盛り上がり、1回で終わる打ち合わせを急遽2回もしたのでした。
そもそもこの学生さん、今年の春にヒューマンライブラリーの最初の勉強会を行った際、「好きな食べ物は何ですか?」という素朴な質問をしてくれた方で、それがきっかけで僕は日曜日のカレーの話をして、それが盛り上がり、結果的に学生さん達との仲が深まりました。

長い期間、本当にお世話になりました。
参加できてとても楽しかったですし、僕が参加したことで司書の学生さんや読者の皆さんの何かいい経験に繋がっていたら幸いです。





そんなわけで、この日は日曜日。
ヒューマンライブラリーから帰ってきて、無事に日曜日のカレーを食べることができました。



お疲れ様でした!
来年もまた呼んでください!
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