まつもと演劇祭を振り返る!
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長かったけどようやく最後だよ!
「まつもと演劇祭を振り返る!シアターTRIBE『ヒコクMen!』」に続いて登場するのは、劇団山脈「編集室の亡霊」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/2e/480f9078af760440552b334ac247a0b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/e2/c6494c8df78949eec00ec2ec797f75dd.jpg)
劇団山脈は、信州大学の学生劇団です。
やっぱりみんな若いので、演劇の楽しさ、勢いに溢れた舞台は見ていると非常に感動するので、好きでよく見に行ってます。
「編集室の亡霊」はとある編集室を舞台に10人以上の人間が登場する舞台でした。
とある編集室に、大手出版社の敏腕編集者から原稿を依頼され、三人の作家が集まるのであったが、そのうちの一人がいなくなってしまって、おいどうすんだよ!?っていう感じの話です。(うわー、ざっくりしてるー)
一人の作家の疾走により、盛り上がっていた編集室の社員たち、そして作家たちの様々な思惑が交錯する。
戸惑う編集長、振り回される記者たち、怒りをあらわにする作家たち。
しかし、こんな修羅場みたいな状況でも、見ていて感じたのはコイツは嫌な奴だなって人間が一人も出て来ないということ。
不満を言ったりしながらも、常に誰かしらが誰かしらのことを考えている、そんな優しさを見ていて感じました。
そして逃走した作家を救ったのは、たまたま路上で出会った老婆の言葉。
ずっと逃げていた作家は、勇気を出して編集室に戻ってくる。
そして、編集長の気持ちを救ったのは、一人の女性の言葉だった。
因みにこの女性、最初見てるとどういう立ち位置の人間なんだろうって思うんですが、最後まで見ると、ああ、彼女が編集室の亡霊だったのか!っていうオチがあります。
よくある、生きてると思ってたら死んでたっていう、主人公にしか見えてなかったっていう、観客をだますアレです。
そして編集長は、帰って来た作家を、温かく迎え入れる。
ぶっちゃけ、すげー青臭い話だなーって思っちゃった部分はあります。
まあ、そこが劇団山脈の魅力だったりするんですが。
あと、「実は彼女は編集室の亡霊だった!」っていう叙述トリックも、イマイチ分かりにくかった印象。
どうせなら、「そうだったのかー!」っていうどんでん返しをもっと激しく味わいたかったです。
とは言え、見終わって役者一同が挨拶をしていると、「ああ、みんな輝いてるなー!」って思わず感動してしまうんですよね。
あの多幸福感は、本当に劇団山脈の魅力だと思います。
ところで、この「編集室の亡霊」は、A、Bのダブルキャストでした。
初日にAキャストを見た俺は、最終日にBキャストを見た訳です。
で、これはもともとAキャストがメインで、Bキャストの方が遊び、柿喰う客でいうところの乱痴気公演だった訳です。
そのためか、役者がキャラに自然に馴染んでいたのはAキャストの方だったと思います。
また、やはりAキャストの方が会話のタイミングなどきれいだった気がします。
会話や言い回しの微妙な面白さなどが、Bキャストは少しだけ減じていた気がするので、そこはちょっと残念でした。
しかし、Bキャストも魅力が全くなかったわけではなく、それは何かと言うと勢い!そして遊んでる感。
もっと言うと悪ふざけ感。
Bキャストの方は、Aに比べ性別が変わっているキャスティングがかなりありました。
だから、キャスティングの時点で、「ええ、このキャラをこの人がやるの!?」っていう遊び心に溢れていたような気がします。
だからキャスティングの時点で遊んでる分、演技がはっちゃけていた感じがします。
(まあ、若干の内輪笑い感は否めませんが…)
やはり観客として演劇を見ている時は、舞台を本気で楽しんでいる役者が僕は見たいです。
だから、そうやって悪ふざけするくらい勢いのある演技をする役者は(若干の粗さがあっても)すごく見応えがあるように思います。
それこそ、机の上に水をこぼしたり(マジでこぼしてました)、パネルにぶつかったり(マジでぶつかってました)くらいの勢い。
そういうハプニングを楽しめるくらいの勢いを、劇団山脈に期待してるところがあります。
という訳で、A、Bキャストそれぞれ違った魅力を楽しめました。
お疲れ様でした!
という訳で、やっとまつもと演劇祭の感想が終わったー!
これから、新潟の感想シリーズに突入します。
まつもと演劇祭の後は、新潟演劇祭!
という訳で、新潟演劇祭に参加する劇団@nDANTE「お勝手の姫」の本番まで、あと17日!
劇団山脈は信州大学の劇団ですが、劇団@nDANTEは新潟大学の卒業生、在学生で結成された劇団です。
という訳で俺達も舞台を楽しんでこようと思います!お楽しみに!
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長かったけどようやく最後だよ!
「まつもと演劇祭を振り返る!シアターTRIBE『ヒコクMen!』」に続いて登場するのは、劇団山脈「編集室の亡霊」
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劇団山脈は、信州大学の学生劇団です。
やっぱりみんな若いので、演劇の楽しさ、勢いに溢れた舞台は見ていると非常に感動するので、好きでよく見に行ってます。
「編集室の亡霊」はとある編集室を舞台に10人以上の人間が登場する舞台でした。
とある編集室に、大手出版社の敏腕編集者から原稿を依頼され、三人の作家が集まるのであったが、そのうちの一人がいなくなってしまって、おいどうすんだよ!?っていう感じの話です。(うわー、ざっくりしてるー)
一人の作家の疾走により、盛り上がっていた編集室の社員たち、そして作家たちの様々な思惑が交錯する。
戸惑う編集長、振り回される記者たち、怒りをあらわにする作家たち。
しかし、こんな修羅場みたいな状況でも、見ていて感じたのはコイツは嫌な奴だなって人間が一人も出て来ないということ。
不満を言ったりしながらも、常に誰かしらが誰かしらのことを考えている、そんな優しさを見ていて感じました。
そして逃走した作家を救ったのは、たまたま路上で出会った老婆の言葉。
ずっと逃げていた作家は、勇気を出して編集室に戻ってくる。
そして、編集長の気持ちを救ったのは、一人の女性の言葉だった。
因みにこの女性、最初見てるとどういう立ち位置の人間なんだろうって思うんですが、最後まで見ると、ああ、彼女が編集室の亡霊だったのか!っていうオチがあります。
よくある、生きてると思ってたら死んでたっていう、主人公にしか見えてなかったっていう、観客をだますアレです。
そして編集長は、帰って来た作家を、温かく迎え入れる。
ぶっちゃけ、すげー青臭い話だなーって思っちゃった部分はあります。
まあ、そこが劇団山脈の魅力だったりするんですが。
あと、「実は彼女は編集室の亡霊だった!」っていう叙述トリックも、イマイチ分かりにくかった印象。
どうせなら、「そうだったのかー!」っていうどんでん返しをもっと激しく味わいたかったです。
とは言え、見終わって役者一同が挨拶をしていると、「ああ、みんな輝いてるなー!」って思わず感動してしまうんですよね。
あの多幸福感は、本当に劇団山脈の魅力だと思います。
ところで、この「編集室の亡霊」は、A、Bのダブルキャストでした。
初日にAキャストを見た俺は、最終日にBキャストを見た訳です。
で、これはもともとAキャストがメインで、Bキャストの方が遊び、柿喰う客でいうところの乱痴気公演だった訳です。
そのためか、役者がキャラに自然に馴染んでいたのはAキャストの方だったと思います。
また、やはりAキャストの方が会話のタイミングなどきれいだった気がします。
会話や言い回しの微妙な面白さなどが、Bキャストは少しだけ減じていた気がするので、そこはちょっと残念でした。
しかし、Bキャストも魅力が全くなかったわけではなく、それは何かと言うと勢い!そして遊んでる感。
もっと言うと悪ふざけ感。
Bキャストの方は、Aに比べ性別が変わっているキャスティングがかなりありました。
だから、キャスティングの時点で、「ええ、このキャラをこの人がやるの!?」っていう遊び心に溢れていたような気がします。
だからキャスティングの時点で遊んでる分、演技がはっちゃけていた感じがします。
(まあ、若干の内輪笑い感は否めませんが…)
やはり観客として演劇を見ている時は、舞台を本気で楽しんでいる役者が僕は見たいです。
だから、そうやって悪ふざけするくらい勢いのある演技をする役者は(若干の粗さがあっても)すごく見応えがあるように思います。
それこそ、机の上に水をこぼしたり(マジでこぼしてました)、パネルにぶつかったり(マジでぶつかってました)くらいの勢い。
そういうハプニングを楽しめるくらいの勢いを、劇団山脈に期待してるところがあります。
という訳で、A、Bキャストそれぞれ違った魅力を楽しめました。
お疲れ様でした!
という訳で、やっとまつもと演劇祭の感想が終わったー!
これから、新潟の感想シリーズに突入します。
まつもと演劇祭の後は、新潟演劇祭!
という訳で、新潟演劇祭に参加する劇団@nDANTE「お勝手の姫」の本番まで、あと17日!
劇団山脈は信州大学の劇団ですが、劇団@nDANTEは新潟大学の卒業生、在学生で結成された劇団です。
という訳で俺達も舞台を楽しんでこようと思います!お楽しみに!
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隊長にわかるわけないと言われましたが、(私もそう思いますが)演出さんは安斎を亡霊と勘違いさせたかったようです。
全然分からなかったぜ。