1/15(水)~23(木)にえんとつシアターで上演された、劇団カタコンベさんの「・・・とまあ、現れては去っていくわけで」
1/22(水)に観てきました。
ステージの真ん中にベンチが置かれ、屋外のベンチという設定で、そこに色んな人達がやって来てはダラダラ会話しては去っていく、場面が変わるとまた違う人達が来てはダラダラ会話する、そのうち色んな登場人物たちのエピソードが少しずつ繋がっていく…という感じの物語でした。
基本的に普通の人達ばかり出てくるんだけど、そういう人達の生々しい人生を覗きこむ感じが面白い演劇だと思いました。
なんというか、映画で言うなら今泉力哉監督みたいな良さのある演劇でしたね。
あと、えんとつシアターは立地的に道路とかゴルピとかの騒音が聞こえがちだけど、この演劇だと聞こえてもBGMかなってくらい自然に馴染んでたなと思った。
劇団カタコンベさんって好きでよく観に行くのですが、ここ数年はわりと抽象的な会話劇の中で人間の内面を描く演劇が多かった中、今回はかなり具体的な物語だったし、ポップでコミカルな作風にはなっていたなと思いました。
しかし、作風は違っても、人間の内面を描くという部分はやっぱりちゃんと表現されていて、これがこの劇団の特色なんだろうなと思いました。
それと、今回の「・・・とまあ、現れては去っていくわけで」というタイトルですが、登場人物たちが舞台に登場しては去っていくって意味の他に、人間の命の誕生と死って意味もあるのかなと思ったりもしました。
妊娠や友人の死も描かれてる演劇なので、ライトな作風だけどやっぱり深みのある物語だなと思いました。
役者さんたちの自然な演技もみんな良かったし、ストーリーもかなり好きな演劇でした。
と言うわけで、皆さんお疲れ様でした!
ところで、これは僕が劇団カタコンベを観に行く度にネタにしていることなのですが、劇団カタコンベは物販で地下アイドルも真っ青な法外な価格でチェキを販売している狂った劇団です。
7500円って誰が買うんだよ!!
あと、劇団カタコンベの熊倉さんとは、今年のお正月にぺがさす荘で一緒に書き初めをしたのですが…
「ぺがさす荘で書き初め大会を行いました!」
お正月にあったちひろさんの書き初めイベントで熊倉さんとお会いしたことから人生初の観劇へ。劇団カタコンベさんの『…とまあ、現れては去って行くわけで』を観てきました。好きな小説にあった言葉からの引用ですが「こうして出逢ったのも、何かの御縁」と、思い立ったが吉日精神でレッツ観劇。 pic.twitter.com/Q2MFerWX8y
— よぐ (@_4g) January 22, 2020
なんと、書き初めに遊びに来てくれたよぐさんが、なんとこの日、劇団カタコンベを見に来ていて、一緒に観劇するという面白い体験をしました。
よぐさん、初めての観劇だったらしいですが、楽しんでくれたようで良かったです。(終演後、よぐさんは熊倉さんにゆっふぃーさんのCDをプレゼントしていました。そんなところまで配布芸!オタクの本気!)