9/28(木)、ぺがさす荘にて、トークイベント「月刊おはなし図鑑」第57回を開催。
ゲストはタレントの醍醐(ダイゴ)さんが出演してくれました。
子供時代、学生時代の話から始まり、俳優や自主映画監督、そして脳性麻痺ブラザーズとしての活動などを振り返って、話してもらいました。
特に、バブル崩壊で仕事を失っていた時に、手塚眞監督の「白痴」のオーディションを知り、そこに「特徴のある方」と書いてあったので「脳性麻痺でも出演できる!」と思って応募して、本当に映画に出演してしまったことが芸能活動の始まりという話には驚きました。
その後「白痴」で出会った友人達と映画に出演したことがきっかけで、「にいがた映画塾」を受講、そこで「お前にしか撮れないものを撮れ」と言われ、とある作業所のドキュメンタリー映画監督に初挑戦。
しかもそれを山形映画祭に送って上映されるなど、とにかく積極的に自分を売り込む。
その映画の新潟上映を見に来てくれた人の中に月乃光司さんがいて、「こわれ者の祭典」に誘われるなど、一つの行動が次の行動に繋がっていく。
しかも、実際に見に行った「こわれ者の祭典」で、依存症や精神疾患の出演者ばかりだったのを見て、脳性麻痺の自分も出してくれと、さらにここでも自分を売り込む。
しかも、それがきっかけで、違うルートでNAMARAに出会っていた、同じく脳性麻痺の周佐さんと2人で、脳性マヒブラザーズを結成。
そして脳性マヒブラザーズが全国放送のテレビからも注目され、塩田明彦監督の「抱きしめたい-真実の物語-」に出演し、北川景子さんと共演。
さらに新潟でMXU監督の「BADDREAM」にも出演し、東京上映の際に見に来てくれたのが東ちずるさんだったそう。
最後は、10/6(金)の世界脳性麻痺の日に東ちずるさんが出演する東京のイベントを自分も見に行くと紹介してくれました。
こうして振り返ると、醍醐さん、物凄く積極的に自分を売り込んでいるし、その行動がしっかり次のチャンスに繋がっていて本当に凄いですよね。
醍醐さんとは脳性マヒブラザーズ時代から十年来の仲ですが、初めて聞く話ばかりでした。
いやー人間、考えていることも障害のことも、しっかり話を聞いてみないと分からないことばかりですね。
というわけで、この「月刊おはなし図鑑」の初心に返るような、とても大切な回になりました。
ありがとう醍醐さん!
またよろしくお願いします!
アーカイブはこちらです。
前半「月刊おはなし図鑑 第57回 醍醐(ダイゴ)さん 2023.09.28 前半」
後半「月刊おはなし図鑑 第57回 醍醐(ダイゴ)さん 2023.09.28 後半」