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1/19(日)、クロスパルにいがたで開催された「フィルムで振り返る新潟」の上映会に行ってきました。
前半の「越後歳時記」は、昭和41年に撮られた、山古志の闘牛、白根の凧合戦など新潟県内各地のお祭りや観光名所を紹介する記録映画。
当時の長岡駅前や古町の風景の前で繰り広げられる、長岡祭りや新潟祭りの異様なまでの盛り上がりや、個人的には自宅の近所にある寺尾中央公園が新潟遊園だった時代のチューリップ畑などという、今では見ることができない貴重な映像が見られて良かったです。
後半の「芦沼」は、昭和29年に沼地だった蒲原平野での稲作の歴史を紹介する記録映画。
今では田畑や住宅地として開発されている蒲原平野も当時は沼地で、胸まで水に浸かり田舟を使っての非常に過酷な稲作が行われていたことが記録されていて、つい65年前の新潟がこんなにも違う世界だったのかと驚かされました。
上映後には江南区郷土資料館の杉山節子館長による講演会もあり、今の新潟市の中央区から江南区にかけての地域がかつては川に囲まれた「横越島」と呼ばれていて、水害に苦しんでいたという時代の興味深いお話を聞くことができました。
それが今では栗ノ木排水機場や親松排水機場ができたことで今の新潟になったということで、2016年のブラタモリ新潟回と合わせて観たい映画でしたね。
しかもこの2本は貴重なフィルムでの上映で、そういう意味でも見応えがありました。
新潟大学映画上映会の皆さん、新潟の歴史を知ることができる機会をありがとうございました。