舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

大人のお店って言うとなんかいかがわしい想像をしがちだけど、そういう想像をしちゃうところが若い証拠。

2009-07-04 16:20:05 | Weblog
昨日の夜、演出家の新太屋さんと、大江戸狂想曲で共演する役者さんから、突然飲みに誘われました。
新太屋さんとは何度か一緒に飲んだりしてましたが、その役者さんと飲むのは初めてでした。

駅前の飲み屋に三人で入り、最初は世間話をしていたわけですが、途中から芝居の話に。
二人の貴重な体験談や演劇への想いを聞くことが出来ました。

途中から三人とも酒が入り、熱血演劇トークは更にヒートアップ!
話して思った事は、脚本を生かすも殺すも役者次第なんだなあということでした。

演出家の意図を汲んで演技を作りつつ、演出家を凌ぐほどの演技を作り出そうとする。
台本を頭に入れつつも、変えたらもっと良くなる場所がないか演出家に意見をぶつける。

要は役者と演出家はパートナーであると同時に、どちらの表現力が高いかを競い合うライバルでもあるという。
本番まで3週間、俄然ラストスパートまで拍車がかかります。


で、2時間くらい飲んで店を出ると、新太屋さん、「お前は○千円でいいよ」
「あざーっす!」・・・というやり取りの後、帰るかと思いきや・・・

新太屋さん「二次会行くぞ!」

面白そうなのでほいほい付いて行く俺。
着いた先のお店は、なんか綺麗なおねえさん達が!

そう、新太屋さん行き着けのスナックで(店内に大江戸狂想曲のビラが貼ってありました)、綺麗なおねえさんと一緒にお酒が飲める系のお店でした。
そういうお店とか行ったこととかない俺でしたから、好奇心で付いて行きましたが、普通にお酒を飲んでるところにおねえさんが来て一緒に話したりする感じでした。

三人でひたすら演劇の話をしていると、おねえさんがやって来て、新太屋さんをやたら褒め称えてたので、俺もそれに乗っかって「この人は天才ですよ!」とか適当なことを言っていました。
確かに、芝居の話をしている新太屋さんはカッコイイ、というか経験値を感じます・・・が、芝居の話以外は大抵、下ネタだった気がしますがそれは今はおいておきます!

で、店の奥でどっかの会社のサラリーマンの方々がカラオケをしてたんですけど、新太屋さんが突然俺に、「お前も歌え!」と言ってきて、
一緒にいた役者さんからも「男なら歌っとけ!」と言われ、
おねえさんからも「歌って~」と言われ、
さらに何故か奥でカラオケをやっていた全然知らないサラリーマンの人からも「歌って!」みたいなことを言われ、完全に逃げられない状況に。

で、新太屋さんからの突然のリクエストでポルノグラフィティの「アゲハ蝶」を歌うことに。

歌ったら店の奥にいたサラリーマンの飲み会みたいな人達が何故か拍手をしてくれて、それでその人達とノリで握手し始める俺。
何で俺、初対面のサラリーマンの人達と意味の分からないスキンシップを取っているんだよ!

でも凄いですよね、ああいうお店の女の人のトーク術とか気配りっぷりとかって。やっぱりプロだなあと思います。
俺はトーク術を身に付けたかったら、ああいうお店の人達を見習うのもいいのかもしれません。

色んな意味で勉強になりました。
そして飲みに誘って下さったお二方、ごちそうさまでした!

帰りがけに新太屋さんから言われてしまいました。

「代金は演技で返してもらえばいいから」

ある意味、体で返すってことだ!
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