舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

@nDANTEな日々。第30話 ~ミシンを訪ねて三人衆~

2013-03-26 04:19:34 | Weblog
「お勝手の姫」の本番が終わったにもかかわらず、更新し続ける@nDANTEな日々。




お勝手の姫は、レストランが舞台だったのですが、レストランということで、当然テーブルが出て来ます。
このテーブルは、内田大舞台ん監督専門員が作ったのですが、ここで必要になったのが、そこにかけるテーブルクロス。

当初購入する予定だったのですが、予算の都合で急遽自作する必要性が!
と言う話が、内田大舞台監督専門員から衣装のしろちゃんに行ったのが、本番2週間前のことでした。



という訳で、しろちゃんを筆頭に、ルナシー、俺も加わっての三人でテーブルクロス班を結成。
テーブルクロスを完成させるべく、この三人が集結したのは、3月5日(火)のことで、場所はお馴染みのチヒロ家。

俺が家を開けて待っていると、布を購入したルナシーとしろちゃんがチヒロ家に到着。
そしてまずは、三人でテーブルクロスの型紙を作成。



続けて、巨大な布のロールを切り、三枚繋ぎ合わせてテーブルクロスの元となる巨大な布にする作業。
この作業には、知り合いから借りてきたというミシンを使ったのですが…

ここで超重大な問題が発生!
なんと、ミシンに必要不可欠な電源コードが、入っていないのだ!

これでは、せっかくのミシンが使い物にならないではないか!
友人に連絡してコードを探してもらうのか、それとも他に貸してもらえそうなミシンを探すのか…

いずれにしても、本番直前で忙しい中、どちらも簡単に見つかるとは思えない。
もはや、これまでか!?一体どうすれば!?



その時ルナシーが言った。



ルナシー「もしかしたらなんですけど、このミシンと繋げられるコードを電気屋で探した方が早いんじゃないでしょうか?」



そ、それだ!
確実に見つかる保証はどこにもないが、何もしないよりはいいだろう!



という訳で、取り敢えずチヒロ家から最も近い電気屋であるベスト電器へ。
こんな街の小さな電気屋にちょうどいいコードがあるとも限らないが、ベスト電器さんなら、何か手がかりを教えてくれるかもしれない…




俺「すみません、ミシンのコードを探しているんですけど…」

ベスト電器の人「いやー、ウチはミシンは扱ってないからねえ…」



やはりなかったか…と諦めかけたその時!
ベスト電器の人は言った。



ベスト電器の人「そう言えば、この近くにミシンの専門店があったような…」

俺「本当ですか!?それはどこですか!?」

ベスト電器の人「いやー、確かこの坂を下りて行ったところの道沿いにあったような…あー、でも地図には載ってないねー。まだあるかな…?」

俺「あの道沿いにあるかもしれないんですね!ありがとうございます!ちょっと探してみます!」



という訳で、ルナシーの車に僕ら三人は乗り込み、幻のミシン屋さんを探すことに。
果たして、本当にあるんだろうか?

しかし、行けども行けどもそれらしい店は見えてこない。
やはりもう店は無かったのか…と諦めかけたその時!



ルナシー「あ、あれじゃないですか!?」



ルナシーの指さす先を見ると…





あったー!!



これでミシンが動かせる!
期待に胸を膨らませながら、ミシンを抱え、店に入る三人。



俺「すみません、このミシンに合うコードを探しているんですけど…」

店員さん「随分古いミシンだねえ~。あー、この会社のミシンはもうほとんど生産されてないから、コードは置いてないかなー」



そう、ミシン屋があったからと言って、コードが簡単に見つかるとは限らない。
僕らはそんな簡単なことにすれ気付かなかったのか…

もはやこれまでか…
と諦めかけたその時!



店員さん「この型に合えばいいんですよね。もしかしたら中古のコードの中にあるかな…」



そういって、店の棚を探し始める店員さん。
頼む、あってくれ!

そう願いながらひたすら待つ僕らの前に、あの店員さんが現れた。
その手には、一本のコードが握られているではないか。



店員さん「これで繋がるかな…」





店員さんがそのコードをミシンと繋げる様を、固唾を飲んで見守る僕ら。
そのコードは、なんとそのミシンとぴったり接続したではないか!

更にプラグをコンセントに繋ぐ。
そしてペダルを踏むと…



俺「う、動いたああああああ!!!!!」

ルナシー「おおっ!やった!」

しろちゃん「良かったですねー!」



こうして三人はミシンのコードを手に入れた。
長い戦いだった・・・





車の中、喜びを隠しきれないしろちゃん。





ペットボトルを振り回して歓喜するルナシー。



しかし、彼らの戦いは始まったばかり。
果たして彼らは無事にテーブルクロスを完成させることが出来るのか?




つづく。







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