＠ｎＤＡＮＴＥな日々。第22話。～稽古場に行くと人が死んでいる～

劇団＠ｎＤＡＮＴＥ「お勝手の姫」の本番終了しました！
お越しいただいた皆様、ありがとうございました！



本番の裏話、とか、演劇祭で観劇した他劇団の感想、とか、そういうのはまた改めて書くとして…
取り敢えず＠ｎＤＡＮＴＥの日々を更新し続けようと思います！





という訳で、今回は2月23日(土)にプレイバック！
この日は午後から、内野駅前にある分庁舎での稽古でした。

この日、稽古場には、舞台で使うテーブル（初号機）が、初めて稽古場に登場しました。
作ったのは、内田大舞台監督専門員（舞台美術、舞台監督のヒトシくんのことね。この名前で呼び出したのはイシケン）

結構しっかり作ってあるなーって思ったら、稽古ギリギリになって作り始めて、1時間くらいで一気に作ったそうです。
時間の使い方が上手いんだか下手なんだか分からんよ！



実はこの日、ちょっと用事があって稽古に1時間半くらい遅刻していった俺。
ちょっと申し訳ないなー、稽古場に行ったらしびれを切らした役者たちが俺を本気でボコボコにしてきやしないかなー…

と心配しながら稽古場に行った俺の目に飛び込んできたのは、信じがたい光景だった。
なんと、演出・役者のイシケンが死んでいたのだ。



みなこさん「BLUES大変！イシケンが死んでる！」

俺「本当だ！イシケンが死んでる！」



イシケンは、内田大舞台監督専門員が作成したばかりのテーブルの横で倒れていたのだ。
凶器はおそらく、内田大舞台監督専門員が買って来たばかりの小道具のナイフ。

いったい犯人は誰だろうか…
内田大舞台監督専門員は何者なのか…

謎が謎を呼び、迷宮入りと思われた事件は、思わぬ形で結末を迎える。
俺がひとまず現場検証を始めた時、それは起こった！



イシケン「うわああああああ！！」

俺「ぎゃあああああ！！」



まさかのイシケン・オブ・デッド！
…はい、＠ｎＤＡＮＴＥの稽古場は、こんな感じで無駄にエチュードをして遊んでばかりの稽古場でした。

大抵、こういうことをやり始めるのは、俺かイシケンかみなこさんのおふざけ三人衆でした。
いや、でも三人ともすげー真面目なのよ。



そんな感じで、いつものおふざけ三人衆が一通りふざけ終わった時のこと。
普段なかなかふざけないしろちゃんが、稽古で使っていたテーブルの下に入るという、変な行為をし始めたではないか！

最年少であんまりこういうバカな行為に加わろうとしない側だったしろちゃんがふざけ始めたのは、正直嬉しかったです。
せっかくしろちゃんがボケたのに、それに乗っからない俺達ではなかった！



みなこさん「あれ？しろちゃんがいない！」

俺「本当だ！さっきまでいたよね？」

イシケン「ちょっと待って、1、2、3…おかしい、一人足りないぞ…」



と言って、部屋の中をあちこち探し始めるおふざけ三人衆。
この間、テーブルの下でひたすら苦笑いをこらえるしろちゃん！

ボケてはみたものの、特にその先の展開を何も考えていなかったのか！？
一体どうなるんんだ…と思ったその時、イシケンが言った。



イシケン「なんだー、しろちゃんここにいたのかー」



イシケンの視線の先にあったもの、それは…





…って、稽古場にかけてあった仏像のカレンダーかよ！
まさかのオチだ！



みなこさん「なんだよ、しろちゃーん」

イシケン「ほら、しろちゃん、稽古始めるよ！」



すると、イシケンは…





イシケン「はい、しろちゃん稽古始めるよー。椅子に座ってー。しろちゃん、返事は？ちょっと、聞こえないよ！」



悪ふざけし過ぎだ！
これにはしろちゃんも笑いながらテーブルの下から出てきて、普通に稽古が再開されましたとさ。



稽古場でしろちゃんがふざけるとか、稽古の最初の段階では全く考えられないことでしたからね。
俺はしろちゃんが一緒になってふざけてくれたのは嬉しかったですね。

それで仲良くなれて、稽古にも集中できたってのもあるし。
いや、スゲー大事だと思いますよ！





はい、劇団＠ｎＤＡＮＴＥ「お勝手の姫」が終わっても、新潟演劇祭はまだまだ続きます！

オイスターズ「ドレミの歌」は、3月19日(火)19時と、3月20日(水)16時から。
柿喰う客「発情ジュリアスシーザー」は、3月20日(水)14時と19時から。

また、3月20日の20時40分からは、演劇人トークもあり、＠ｎＤＡＮＴＥのイシケンも登場しますよ！
まだまだお楽しみに！