はいどうも双極性障害の患者です!
今回、患者の俺が勝手に紹介するのは…
…ってな感じで、いつも勝手に紹介していたお馴染みのコーナー。
今回は「恋する世阿弥」も勝手に宣伝したかったところですが、患者の様態が悪化したために書けてませんでしたね。
本当すみません…とか思うと病状が悪化しそうなので何も反省しません。
しかし、すでに二日公演あるうちの半分が終わってしまってから書くという。
そもそも、前売り券が完売しちゃった公演について今更書いたところで…
って思ってたんですけど、当日券が普通にそこそこ出るらしいんですよね。
なので、前売り券買えなかったあなたも諦めないで!
というこのブログが明日の公演にどんだけ響くかは知らないですが、取り敢えずさくっとした感想。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cd/ef1254574505e9570f9e93f390929a8c.jpg)
初日、3月1日(土)、見て来ました。
この公演、一日に同じ演劇を、役者を入れ替えて「天」「地」「人」の三パターンをするのですが、三パターンとも見てしまいました。
何故なら…面白かったからです!だからみんな明日の公演見てね!以上!
…ってのも寂しいので、もうちょっと感想書いていきますね。
この『恋する世阿弥』は、東京の「柿喰う客」の主宰で作・演出を手掛ける中屋敷法仁さんを新潟にお招きし、新潟のために作られた公演。
中屋敷さんは、過去3年にわたり行ってきた新潟演劇祭で毎年公演やWSで新潟に来ていて「演劇LOVE!新潟LOVE!」な素敵な方です。
昨年、中屋敷さんが新潟でオーディションを行って6名が選ばれました。
そこに東京で活躍する役者さん3名を加えた9名と、中屋敷さんが新潟のため、この二日間のために書き下ろした超激レア公演!
それが、「恋する世阿弥」!
以上!…なんて情報は公式HPに載ってると思うので、もうちょっと感想書きます。
えっと、まず役者の皆さん、本当素晴らしかったです。
演技、というか所作の一つ一つ、本当に細かいところまで本当に丁寧に作りこまれていて、ああ、すげえ!やられた!っていう感じです。
人間の身体表現、声、表情など、純粋に人間の動きそのものの美しさに引き込まれる。
今回、能楽堂が舞台であり、テーマの一つである「能」には「舞う」という動きがありますが、舞いを見た時の感動に近いのかもしれないです。
で、役者さん一人一人のあそこがよかった!って書きたいところですが、長くなるのとネタバレしそうなので割愛させていただきます。
ですが、一人だけ、超個人的な理由で名前をあげて感想を書かせてください。
それは、今回新潟からオーディションで選ばれた石井さんです。
理由は、僕が3公演見た中で一番最初に登場したからって話なんですけど…
楽しみにしていた演劇が始まる時のドキドキってありますよね。
それが今回、あの能楽堂という神聖な、凛とした空気のせいか、それが一層強く感じられたというか、独特の緊張感があったように思います。
それを強く感じたのは、演劇が開演する時って暗転したりしますが、それがないんですよね。
観客席の(そろそろ始まる…!)っていう期待と緊張が徐々に高まり、少しずつ静かになっていく。
この時はなんていうかもう、ギリギリに来た人の足音さえもこれから始まる公演の演出みたいに思えたくらい不思議な感覚で。
それで、本当に静かになって、観客席の(まさにここだ…!)ってタイミングを読んだかのように、「すっ」って幕が上がる。
そこで、一番最初に登場したのが…石井さんだったんですよ!
ついに始まった!っていう感動の次の瞬間に、ああ、石井さんが舞台に出ているよおおおおお!!!!っていう。(俺気持ち悪いな)
いや個人的に石井さんお世話になったしすごく好きなんで、会場の雰囲気に思い入れが相まって、なんかもう開始3秒で石井フィーバーという。
(これはあれだ、1月末のみっくすじゅ~す倶楽部で開始3秒で「あのアキラくんがめっちゃ成長しとるーーーー!!!!」って泣きそうになったアキラフィーバーに似ている)
まあとにかく、開始3秒で石井フィーバーでした!
(って話がちょっとそれましたね…)
えっと、この公演、役者が入れ替わり「天」「地」「人」の3パターンあり、新潟の役者のうちのそれぞれ2人ずつがメインで活躍します。
で、3パターン見ての感想なんですが、もし明日見に行こうかなって方でお時間ある方は、是非3パターン見て欲しいと思います!
何故なら、それぞれに新しい発見があるし、役者が入れ替わることで全く違う面白さがあるからです。
それに、一回のチケットで3回見られるというお得な料金設定なので、見ないと損ですよ。
僕は一回目見た時は、すごく単純に演出に感動しました!やっぱ中屋敷さんすげえ!って。
「圧倒的なフィクション」なんて言われる中屋敷さんですが、中屋敷さんって本当に今までに本当に観たこともないようなことを毎回やってくるんですよね。
「すごい!」「格好いい!」「美しい!」とかはもちろんなんですが、そういうのを通り越して「な、何だこれ!?」ってレベルのことまで。
アイディアと遊び心が次から次に出てきて全く飽きることなくて、中でも笑いのセンスが素晴らしいです。
ええ、笑いましたよ。とにかく笑いました。
そんな感じですげーもの見たー!ってのが一回目でした。
で、二回目はまた新しい発見があって、それは特にストーリーに対してありました。
ああこういう話だったのか!って、一回目では多分4割くらいしか理解できなかったストーリーがある程度ちゃんと分かりました。
おかしなシーンたくさんありますけど、実は結構ストレートな話なんですよね。
それに気付いたら、「あ、このシーンこういう意味だったのか!」「コレがアレに繋がるのか!」「だから後半でああなるの!」っていう発見がたくさんあって、「良く出来た話だ!」って感動したのが、二回目。
それで三回目はどうだったかって言うと、もっと深い登場人物の感情とかに注目していました。
と言うより、響いてくるとか、もっと言うと、刺さるって感覚に近い気がします。
ストーリーに関してはネタバレになるので書きませんが、この作品ですごく大事なのって結局、登場人物の強い情念とかだと思うんです。
中屋敷さんが「能は難しいもののようだけど実はとても単純で、人間の愛とか強い情念とかを描いたとてもロマンティックなもの」っておっしゃってたんですけどまさにそれだと思います。
これがですね、すごく突き刺さってくるというかですね、もう途中からなんか見ててすごくきつくなってくるんですよね。
っていうのは何故かって気付いちゃったんですけど、僕の中の隠しておきたい部分をえげつなくで突いてきやがるんですよ。
もうやめてー!ってなるんだけど、見ちゃうんですよね。だって面白いもの!
だから観劇後は満足感と一緒にすごい疲労感に襲われました。
でも、全然嫌な疲労感じゃないです。
「ああー!一生懸命いい演劇見たー!」って気持ちです。
で、この感情が一体何だったのか!?
というのは、明日の公演終わってから書こうと思います。
とにかく、「恋する世阿弥」は面白いよ!見られるなら絶対3回見た方がいいよ!って話でした。
新潟演劇祭プロデュース公演
『恋する世阿弥』
3/1(土)・2(日)
会場:能楽堂
一般 2,800円
高校生以下 1,000円
小学生 500円
*チケットは日にちのみ指定・自由席です。1枚のチケットで3チームすべて観劇できます。
*当日券は各500円増し
HARVESTセット券4,000円
*演劇祭 特別公演HARVEST「メディア」公演と同時購入で割引。りゅーとぴあチケット専用ダイヤルのみでのお取り扱い。
*未就学児入場不可。(託児室有り)
*車椅子のご利用、難聴者赤外線補聴システムは事前にお申し出ください。
■あらすじ
美女の怨霊に取り憑かれた若き天才能楽師!
肉体を奪われた彼の魂を救うべく、妻と愛人たちは能楽堂に立て篭もる―!
「死ぬほど愛して 死んでも恋して」
能楽の父・世阿弥が大成した“夢幻能”を大胆コラージュ!
可愛く切なく恐ろしいロマンス・コメディ!
■作・演出
中屋敷 法仁(柿喰う客)
■出演
先川 史織《天》、石井 淑夫(東区市民劇団 座・未来)《天》、
田嶋 真弓《地》、佐藤 辰哉(国際映像メディア専門学校 俳優タレント科)《地》、
黒江 南(劇団カタコンベ)《人》、内藤 陽介《人》
*以上、オーディションで選出された新潟在住・出身の出演者
七味 まゆ味(柿喰う客)、永島 敬三(柿喰う客)、三上 真史(D-BOYS/新潟市出身)
トリプルキャスト(天・地・人の3チーム)での上演です。
3月1日(土)13:00《天》/15:00《地》/17:00《人》、
3月2日(日)11:00《人》/13:00《地》/15:00《天》
*オーディション選出出演者は2人ずつの出演、ゲスト出演者は全公演に出演します。
*上演時間は各公演、約45分を予定しています。
*各公演終了後にアフタートークを開催します。
*開場は、各日最初の公演の開演30分前です。
詳しくは公式サイト見てね。
http://www.ryutopia.or.jp/schedule/14/0301t.html
今回、患者の俺が勝手に紹介するのは…
…ってな感じで、いつも勝手に紹介していたお馴染みのコーナー。
今回は「恋する世阿弥」も勝手に宣伝したかったところですが、患者の様態が悪化したために書けてませんでしたね。
本当すみません…とか思うと病状が悪化しそうなので何も反省しません。
しかし、すでに二日公演あるうちの半分が終わってしまってから書くという。
そもそも、前売り券が完売しちゃった公演について今更書いたところで…
って思ってたんですけど、当日券が普通にそこそこ出るらしいんですよね。
なので、前売り券買えなかったあなたも諦めないで!
というこのブログが明日の公演にどんだけ響くかは知らないですが、取り敢えずさくっとした感想。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cd/ef1254574505e9570f9e93f390929a8c.jpg)
初日、3月1日(土)、見て来ました。
この公演、一日に同じ演劇を、役者を入れ替えて「天」「地」「人」の三パターンをするのですが、三パターンとも見てしまいました。
何故なら…面白かったからです!だからみんな明日の公演見てね!以上!
…ってのも寂しいので、もうちょっと感想書いていきますね。
この『恋する世阿弥』は、東京の「柿喰う客」の主宰で作・演出を手掛ける中屋敷法仁さんを新潟にお招きし、新潟のために作られた公演。
中屋敷さんは、過去3年にわたり行ってきた新潟演劇祭で毎年公演やWSで新潟に来ていて「演劇LOVE!新潟LOVE!」な素敵な方です。
昨年、中屋敷さんが新潟でオーディションを行って6名が選ばれました。
そこに東京で活躍する役者さん3名を加えた9名と、中屋敷さんが新潟のため、この二日間のために書き下ろした超激レア公演!
それが、「恋する世阿弥」!
以上!…なんて情報は公式HPに載ってると思うので、もうちょっと感想書きます。
えっと、まず役者の皆さん、本当素晴らしかったです。
演技、というか所作の一つ一つ、本当に細かいところまで本当に丁寧に作りこまれていて、ああ、すげえ!やられた!っていう感じです。
人間の身体表現、声、表情など、純粋に人間の動きそのものの美しさに引き込まれる。
今回、能楽堂が舞台であり、テーマの一つである「能」には「舞う」という動きがありますが、舞いを見た時の感動に近いのかもしれないです。
で、役者さん一人一人のあそこがよかった!って書きたいところですが、長くなるのとネタバレしそうなので割愛させていただきます。
ですが、一人だけ、超個人的な理由で名前をあげて感想を書かせてください。
それは、今回新潟からオーディションで選ばれた石井さんです。
理由は、僕が3公演見た中で一番最初に登場したからって話なんですけど…
楽しみにしていた演劇が始まる時のドキドキってありますよね。
それが今回、あの能楽堂という神聖な、凛とした空気のせいか、それが一層強く感じられたというか、独特の緊張感があったように思います。
それを強く感じたのは、演劇が開演する時って暗転したりしますが、それがないんですよね。
観客席の(そろそろ始まる…!)っていう期待と緊張が徐々に高まり、少しずつ静かになっていく。
この時はなんていうかもう、ギリギリに来た人の足音さえもこれから始まる公演の演出みたいに思えたくらい不思議な感覚で。
それで、本当に静かになって、観客席の(まさにここだ…!)ってタイミングを読んだかのように、「すっ」って幕が上がる。
そこで、一番最初に登場したのが…石井さんだったんですよ!
ついに始まった!っていう感動の次の瞬間に、ああ、石井さんが舞台に出ているよおおおおお!!!!っていう。(俺気持ち悪いな)
いや個人的に石井さんお世話になったしすごく好きなんで、会場の雰囲気に思い入れが相まって、なんかもう開始3秒で石井フィーバーという。
(これはあれだ、1月末のみっくすじゅ~す倶楽部で開始3秒で「あのアキラくんがめっちゃ成長しとるーーーー!!!!」って泣きそうになったアキラフィーバーに似ている)
まあとにかく、開始3秒で石井フィーバーでした!
(って話がちょっとそれましたね…)
えっと、この公演、役者が入れ替わり「天」「地」「人」の3パターンあり、新潟の役者のうちのそれぞれ2人ずつがメインで活躍します。
で、3パターン見ての感想なんですが、もし明日見に行こうかなって方でお時間ある方は、是非3パターン見て欲しいと思います!
何故なら、それぞれに新しい発見があるし、役者が入れ替わることで全く違う面白さがあるからです。
それに、一回のチケットで3回見られるというお得な料金設定なので、見ないと損ですよ。
僕は一回目見た時は、すごく単純に演出に感動しました!やっぱ中屋敷さんすげえ!って。
「圧倒的なフィクション」なんて言われる中屋敷さんですが、中屋敷さんって本当に今までに本当に観たこともないようなことを毎回やってくるんですよね。
「すごい!」「格好いい!」「美しい!」とかはもちろんなんですが、そういうのを通り越して「な、何だこれ!?」ってレベルのことまで。
アイディアと遊び心が次から次に出てきて全く飽きることなくて、中でも笑いのセンスが素晴らしいです。
ええ、笑いましたよ。とにかく笑いました。
そんな感じですげーもの見たー!ってのが一回目でした。
で、二回目はまた新しい発見があって、それは特にストーリーに対してありました。
ああこういう話だったのか!って、一回目では多分4割くらいしか理解できなかったストーリーがある程度ちゃんと分かりました。
おかしなシーンたくさんありますけど、実は結構ストレートな話なんですよね。
それに気付いたら、「あ、このシーンこういう意味だったのか!」「コレがアレに繋がるのか!」「だから後半でああなるの!」っていう発見がたくさんあって、「良く出来た話だ!」って感動したのが、二回目。
それで三回目はどうだったかって言うと、もっと深い登場人物の感情とかに注目していました。
と言うより、響いてくるとか、もっと言うと、刺さるって感覚に近い気がします。
ストーリーに関してはネタバレになるので書きませんが、この作品ですごく大事なのって結局、登場人物の強い情念とかだと思うんです。
中屋敷さんが「能は難しいもののようだけど実はとても単純で、人間の愛とか強い情念とかを描いたとてもロマンティックなもの」っておっしゃってたんですけどまさにそれだと思います。
これがですね、すごく突き刺さってくるというかですね、もう途中からなんか見ててすごくきつくなってくるんですよね。
っていうのは何故かって気付いちゃったんですけど、僕の中の隠しておきたい部分をえげつなくで突いてきやがるんですよ。
もうやめてー!ってなるんだけど、見ちゃうんですよね。だって面白いもの!
だから観劇後は満足感と一緒にすごい疲労感に襲われました。
でも、全然嫌な疲労感じゃないです。
「ああー!一生懸命いい演劇見たー!」って気持ちです。
で、この感情が一体何だったのか!?
というのは、明日の公演終わってから書こうと思います。
とにかく、「恋する世阿弥」は面白いよ!見られるなら絶対3回見た方がいいよ!って話でした。
新潟演劇祭プロデュース公演
『恋する世阿弥』
3/1(土)・2(日)
会場:能楽堂
一般 2,800円
高校生以下 1,000円
小学生 500円
*チケットは日にちのみ指定・自由席です。1枚のチケットで3チームすべて観劇できます。
*当日券は各500円増し
HARVESTセット券4,000円
*演劇祭 特別公演HARVEST「メディア」公演と同時購入で割引。りゅーとぴあチケット専用ダイヤルのみでのお取り扱い。
*未就学児入場不可。(託児室有り)
*車椅子のご利用、難聴者赤外線補聴システムは事前にお申し出ください。
■あらすじ
美女の怨霊に取り憑かれた若き天才能楽師!
肉体を奪われた彼の魂を救うべく、妻と愛人たちは能楽堂に立て篭もる―!
「死ぬほど愛して 死んでも恋して」
能楽の父・世阿弥が大成した“夢幻能”を大胆コラージュ!
可愛く切なく恐ろしいロマンス・コメディ!
■作・演出
中屋敷 法仁(柿喰う客)
■出演
先川 史織《天》、石井 淑夫(東区市民劇団 座・未来)《天》、
田嶋 真弓《地》、佐藤 辰哉(国際映像メディア専門学校 俳優タレント科)《地》、
黒江 南(劇団カタコンベ)《人》、内藤 陽介《人》
*以上、オーディションで選出された新潟在住・出身の出演者
七味 まゆ味(柿喰う客)、永島 敬三(柿喰う客)、三上 真史(D-BOYS/新潟市出身)
トリプルキャスト(天・地・人の3チーム)での上演です。
3月1日(土)13:00《天》/15:00《地》/17:00《人》、
3月2日(日)11:00《人》/13:00《地》/15:00《天》
*オーディション選出出演者は2人ずつの出演、ゲスト出演者は全公演に出演します。
*上演時間は各公演、約45分を予定しています。
*各公演終了後にアフタートークを開催します。
*開場は、各日最初の公演の開演30分前です。
詳しくは公式サイト見てね。
http://www.ryutopia.or.jp/schedule/14/0301t.html
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