![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/95/8627b7e0e85fa1f79bab66360486c696.jpg)
7/19(月)、ユナイテッド・シネマ新潟で「唐人街探偵 東京MISSION」を観てきました。
予告編はこちら。
中国の凸凹コンビな探偵2人組が日本の探偵に呼ばれ、タイの探偵と出し抜き合いながら、ヤクザ殺害事件の謎に挑む。
漫画みたいなキャラ達が漫画みたいなドタバタアクションとギャグを連発する荒唐無稽なジェットコースター映画で、脚本も役者もあまりにも本気すぎて、あまりの面白さに衝撃を受けました。
そもそも「唐人街探偵」は中国の大人気シリーズということで、今回の映画は第3弾。
そんなこと知らずに見たけど何も問題なかったし、寧ろ面白かったからこれから過去作を見てみたいくらいでした。
しかも今回は東京が舞台で、妻夫木聡さん、長澤まさみさん、三浦友和さん、染谷将太さん、浅野忠信さんなど「間違いない」日本人キャストも大活躍。
特に妻夫木くんなんてメインの中国の探偵2人組の次に活躍する日本を代表する探偵として登場していて、もはや準主役。
一応メインのストーリーは謎解きミステリーではあるのですが、「そんなわけないだろ!」な超展開が連発のコメディ映画でもあるんですよ。
だけど、練りに練られた脚本、役者の本気の熱演、超ハイクオリティな大規模アクション、そして超ハイテンポなギャグの数々が、あらゆるツッコミどころをぶっ飛ばすという、凄まじい熱量に溢れた映画でした。
開始早々、ワンカットで繰り広げられる超大規模なアクションに一気に心を奪われ、その後もテンポよく展開するギャグの数々や、突然のゲーム的展開に引き込まれ、爆笑しながら見ていると中盤で突然のハードな展開が登場して驚かされます。
でも、そうかと思えば実はそこにも裏があり、そこからどんでん返し的な展開が次々と起こり、最後には事件解決…と、一瞬も飽きる暇なく最後まで一気に突っ走っていく、まさにジェットコースター映画でした。
超金持ちで日本を代表する探偵という役で大活躍する妻夫木聡さんの、まあイキイキとして楽しそうな大活躍を見ていると、もうそれだけで嬉しくなってしまいます。
また、冷静に考えたら「そんなわけないだろ!」という荒唐無稽なラストも、そんなツッコミどころをぶっ飛ばすほどの長澤まさみさんや三浦友和さんの本気の熱演があまりに凄まじいので、うっかり感動までしてしまうほどでした。
また、浅野忠信さんや染谷将太さんという個性派俳優の2人も、事件の裏に深く関わっているという、謎に溢れた曲者を好演していました。
好きな日本の俳優達が、こうして世界的なヒット作で活躍しているのは本当に嬉しかったですね。
あと、日本が舞台だからって、ヤクザの抗争、秋葉原のコスプレパレードなど、世界から見た日本の面白文化が物凄く誇張された形で登場するのも笑えるんですよね。
「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」でも思ったけど、こういう、映画に出てくるちょっと間違ったニッポンってあるけど、ここまでギャグにしてもらえたら素直に笑えるし、それを日本の俳優が超ノリノリで演じてるのも最高。
とにかく、ギャグもアクションも謎解きもドラマも感動も全部乗せエンターテインメントな超ハイテンションなジェットコースター映画なんだけど、最後にまるでインド映画みたいにエキストラも含めた役者全員が踊り出すというクライマックスまで登場。
しかもそこで踊るみんながこの映画に関わることを心から楽しんでいる気持ちが伝わってきて、本当に見ていて幸せになれる映画でした。