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7/19(月)、イオンシネマ新潟西で「狂猿」を観てきました。
予告編はこちら。
狂猿(クレイジー・モンキー)の愛称で日本のデスマッチを代表するプロレスラー、葛西純さんを追ったドキュメンタリー。
怪我での活動休止を経て、復帰に向けての準備期間にコロナ禍が始まる中、葛西純本人や家族、様々なプロレス関係者へのインタビューも交え、2020年の復帰戦までを追います。
前半は家族と過ごす日常やトレーニングの様子、また北海道から上京してプロレスラーになるまでの過去を語るインタビューなど、葛西純さんの人間性を掘り下げていきます。
そんな葛西さんの真面目な人間性に静かに迫った映像から、蛍光灯やガラスや有刺鉄線に突っ込み流血しながら命懸けで戦うデスマッチの映像に切り替わった時の衝撃が半端ないんですよね。
中にはリング全体が燃えている過去の試合の映像とかもあって、個人的にプロレスに対して、過激に煽っても何だかんだショーなんでしょ?みたいな気持ちがあったのですが、ここまで本当に命懸けの試合があったのかと本当に衝撃を受けました。
そして最後、コロナ禍という状況下で復帰した葛西純さんが蛍光灯を割りまくって傷だらけで流血しながら戦う姿に一気に引き込まれてしまいました。
映画の最後、試合直後の傷だらけで血まみれな葛西純さんが「つらくなった時は俺を見ろ!」とカメラに向かって熱く語る姿に、この人の本当に強さを見た気がしましたね。
プロレスはあくまで娯楽という虚構に過ぎないものかも知れないけれど、そこで命懸けで本気で生きる人の存在は現実だし、現実に訴えかける力があるのだなと思いました。