舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

2018年は生きづらさ系のトークイベントを新潟でやりたい。

2018-01-16 15:39:28 | 生きづらさを抱えた人間賛歌
gooブログのお題「2018年の抱負は?」に、今更ながら参加してみようと思います。



僕の2018年の抱負は、生きづらさ系のトークイベントを新潟でやることです。



そう思うようになった一番最初のきっかけは、2012年に初めてこわれ者の祭典を見たことです。
僕はもともと自分に精神疾患があるので、こうして人間の生きづらさを自由に表現することで笑い飛ばせるイベントが新潟にあることにとても感動し、以来、ずっと応援しています。

また、ここ数年は、こわれ者の祭典などのイベントのスタッフをさせていただくようになり、こわれ者の祭典の人達と接する機会が増えてきました。
他にも、成宮アイコさんのやっている「カウンター達の朗読会」を東京まで見に行ったこともあるし、2015年にカルチャーMIXフェスタのステージで生まれて初めて朗読を体験した際は月乃光司さんとKaccoさんと共演させていただいたりと、こわれ者の祭典の人達と接するうちに、自分もそういう活動がやってみたいと思うようになりました。





そんな中、2016年、成宮アイコさんの活動を知った長野のTOMOKAさんが、生きづらさを考えるイベントを長野県でもやりたいと言って、成宮アイコさんと僕に声をかけたことがきっかけで、松本市のgive me little more.で「生きづらさを抱えた人間賛歌」というイベントを初めて行いました。
この時は、僕もTOMOKAさんもこういうイベントを企画するのが初めてだったので試行錯誤の連続でしたが、頻繁に連絡を取り合いながら半年近くかけて準備しました。

本番では、カウンター達の朗読会の成宮アイコさん、Tokinnさん、タダフジカさんが東京から出演してくれて、また僕は人生2度目の朗読をしたりと、いいイベントになったなあと自分では思っています。
TOMOKAさんと二人で計画している時は本当に闇の中を手探りで進んでいるような気持ちだったのですが、いざ終わってみると、本当にいいイベントになったなあという達成感があり、これからもこの活動を続けていきたいと思いました。

当時の振り返りブログです。
『生きづらさを抱えた人間讃歌~Painting vol.1~』、無事に終了しました!ひとまずご報告!





その翌年、昨年2017年には、新潟古で第二弾となる、「青春なんてなかった」~トーク・朗読・音楽! 生きづらさを抱えた人間賛歌 vol.2~を開催することが出来ました。
東京に住んでいる成宮アイコさんから「一緒に新潟でイベントしよう」と言ってもらえたことがきっかけで、連絡を取り合いながら二人で企画しました。

会場は新潟市の新潟古町えんとつシアター、東京から成宮アイコさんとタダフジカさん、新潟から僕と月乃光司さん、そしてもともと僕と同じようにこわれ者の祭典のファンだったありすちゃんが初めて出演してくれました。
このイベントも、かなり頑張って企画したんですが、予想以上にお客さんに来ていただいて、アイコさんや月乃さんやタダさんを初めて方が大勢いたり、僕は成宮アイコを紹介するパワーポインタという新ネタを披露したり、ありすちゃんが人生初の朗読を披露してくれたり、色んな意味でいいイベントになったなあと思っています。


当時の振り返りブログです。
「青春なんてなかった」~トーク・朗読・音楽!生きづらさを抱えた人間賛歌vol.2~を振り返って。前編
「青春なんてなかった」~トーク・朗読・音楽!生きづらさを抱えた人間賛歌vol.2~を振り返って。後編


また、この時に僕が生きづらさについて考えたことです。
「青春なんてなかった」~トーク・朗読・音楽!生きづらさを抱えた人間賛歌vol.2~を終えて思うことあれこれ。


こうして、2回の「生きづらさを抱えた人間賛歌」を行ったのですが、2回とも予想以上に多くの方にお越しいただき、また多くの方から「初めて見たけどすごく良かった」という感想をいただけたりと反響も大きく、この活動にはこれから頑張って続けていく価値がある、と思えるようになってきました。
何より、こうして生きづらさを取り上げたイベントを行うことは自分がずっとやりたいと思っていたことだったので、企画中も本番中もとても楽しかったし、終わったあとも、これからもずっと続けていきたい、いつかは全国でやりたい、という夢を持つようになりました。

新潟でのイベントには母も来てくれたのですが、母から「障害者の問題を扱うのは大事だけど自分は健常者だからどうしても壁を感じてしまうことがある。でもあのイベントは障害者と健常者の間に立ってる感じがして親しみやすい」って言ってもらえて、なるほど、って思ったんですよね。
考えてみたら確かに自分は障害者と健常者の中間みたいな人間だと思いますし、そんな自分だからこそ、様々な生きづらさについて考える場を作っていくために出来ることもあるんじゃないかと、思うようになりました。





そんな中、成宮アイコさんが9月に初の書籍「あなたとわたしのドキュメンタリー」を刊行し、10月に北書店で行われた刊行記念イベントが行われました。
2つのトークと、その後に月乃さん、アイコさんの朗読ライブがあったのですが、僕は月乃光司さんと一緒に後半のトークゲストとして出演させていただきました。


当時の振り返りブログです。
成宮アイコ「あなたとわたしのドキュメンタリー」刊行記念トーク&ライブin北書店の思い出まとめ。

また、この時に僕が生きづらさについて考えたことです。
成宮アイコ「あなたとわたしのドキュメンタリー」刊行記念トークに出演して思うこと。


このイベントでどうしても忘れられないのは、月乃さんがトークの中で言っていたことです。


月乃さん「新潟は、こわれ者の祭典から、K-BOXから、生き様発表会から、障害の問題を扱ったイベントが本当に多いんですよ!まさにキ〇ガイシティですよ!」

月乃さん(確か、世の中の生きづらさのためにどうするべきか?みたいな話の流れで)「全国でこういうイベントを積極的に行う人がどんどん増えて行けばいいと思っています」



この話を聞いた時に、自分ももっと新潟で積極的に生きづらさのイベントをやっていきたい!って思ったんですよね。
何というか、いつまでも月乃さんやアイコさんのイベントの手伝いをしているだけではなく、彼らから受け取ったものを自分から動いて伝えていかないといけない時期がきているなというか。


また、この日は質問コーナーで深刻な悩みを打ち明けていただいた方がいて、正直僕も返答に困りながら何とか気持ちを考えつつお話しさせていただいたという経験をしたのですが(あれで良かったのか今でも自分でも分かっていませんが)、やっぱりこういうイベントは何か分かりやすい正解を出すようなイベントではなく、あくまで考え続けることに意味があるんだなあと思いました。
そして、だからこそ、一回で終わってしまうようなイベントではなく、何度も繰り返しイベントを続けていくことで、生きづらさについて考え続けていけるような、そして生きづらさを持った誰かにとって居場所になっていけるような、そんなイベントをやっていきたいと思うようになったのです。





と言う訳で、ここまで書いてきたような自分の様々な体験や、企画・出演してきた3回のイベントを通して、自分で生きづらさ系のイベント、出来たらトークイベントをやっていきたいという気持ちが、どんどん強くなっていった訳です。
今までは、TOMOKAさんや成宮アイコさんと一緒に企画してきたんですけど、今年は自分一人でも新潟で企画していけるようになっていきたいと思っています。



そして、生きづらさと一言で言っても、生きづらさの形態は多種多様なので、トークイベントを行うことで色々な人に出会い、その人とだから出来るようなトークをしていけたらいいなあ…と思っています。
実は、出て欲しいなあと僕が一方的に思っている人が、新潟県内にも県外にも本当に大勢いて、とは言え実際やったら誰に出ていただけるのかはまだ分かりませんが、早く実現できたらいいなあ、と今からとても楽しみです!



…と言っても、まだどういうイベントにするのか、時間も場所も出演者も、何一つとして決定していないのですが、今年は是非そういうイベントをやりたいと思っています。
出来れば今すぐにも動き出したい気持ちはあるんですが、焦ってもいいことはないので、自分のペースでやっていけるように頑張ろうと思います。





長くなりましたが、これが僕の2018年の抱負です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ありがとうさようならオレン... | トップ | 何か変わりそうで眠れない夜... »
最新の画像もっと見る

生きづらさを抱えた人間賛歌」カテゴリの最新記事