3/21(水)、第2回ニイガタ安吾賞の、野内隆裕さんの授賞式が、NEXT21の新潟市民プラザで開催されたので行って来ました。
公式サイトによると、「2006年、坂口安吾生誕百年を記念して、安吾の精神を具現しさまざまな分野で挑戦し続けることにより、日本人に喝を与えた個人または団体を表彰する」ものとして始まった「安吾賞」。
2006年から2015年までの10年間で、「安吾賞」「新潟市特別賞」がそれぞれ授与されてきました。
公式サイトはこちらです。
「安吾賞」
そして、2016年からは新たに「ニイガタ安吾賞」と名前を変え、再スタート。
その2回目、2017年の「第2回ニイガタ安吾賞」を今回受賞されたのが、野内隆裕さんだったということです。
公式サイトはこちらです。
「ニイガタ安吾賞」
NEXT21の1階のホールには、野内さんの活動を紹介するパネルが展示されていました。
まちあるきの活動を行っている、野内さんの言葉。
6階、新潟市民プラザの前のホールには、第1回受賞者の髙橋治儀さんとともに紹介する大きなポスターが。
野内隆裕さんはどういう方かと言うと、新潟の小路に注目し、様々な町歩きの活動を行ったり、「路地連新潟」を結成をしたり、他にも、新潟市の日和山に「日和山五合目 hiyoriyama coffee」をオープンさせるなど、新潟の街並みや歴史を人々に楽しんでもらうような活動を行って来た方なのですね。
(詳しくは安吾賞の公式サイトに載っています。)
そのような活動が評価され、NHK「ブラタモリ・新潟」に案内人として出演したこともあり、僕はそこで野内さんを知りました。
他にも、アイドルのRYUTistさんが北書店で行った「柳書店」のゲストとして登場したり、RYUTistさんの3rdアルバム「柳都芸妓」に描かれた新潟の古地図を紹介したのが野内さんだったりと、RYUTistファンにとっては身近な方だったりします。
と思ったら、RYUTistさんからも野内さんにお花が届いていました!
さて、ニイガタ安吾賞の授賞式では、野内さんがこれまで行って来た町歩きの活動や、日和山を中心とした新潟という街の歴史を紹介したりしていたのですが、野内さんのお話はユーモアがあって面白かったです。
例えば、もともと新潟の街を見渡せる場所として存在していたもののあまり知られていなかった日和山の魅力を伝えたいという気持ちから作られたという「日和山五合目 hiyoriyama coffee」を紹介する時に、小学生が写生で描いた絵を見せ…
野内さん「このように、最近では小学生が写生してくれたりと、日和山はかなり身近な存在になっています。…ちなみにこれを描いたのは私の子供なんですが」
まさかの身内!思わず会場に笑いが!
こういうユーモアが随所にあって、堅苦しい授賞式というより、野内さんの楽しいトークショーといった雰囲気でした。
また、後半はNHK「ブラタモリ新潟」制作者の佐々木知範さんがゲストに登場し、番組制作の舞台裏を紹介するという非常に興味深いトークでした。
ブラタモリの番組制作の方は、とにかくたくさんの本を読んでその土地について調べるらしいのですが、そこで「新潟は砂丘の街」というテーマで番組が制作されたそうです。
それにしても、新潟という土地の歴史を調べていたブラタモリの制作の方々が、新潟の街並みや歴史を紹介する活動を紹介する活動を行っていた野内さんに出会ったのは、やっぱりすごいなあと思います。
実際に僕もこの番組を見て録画してあるのですが、もしもタイムマシンがあったら昔の新潟を見に行きたいと思ってしまうような自分にとって、新潟、特に中央区の新潟島が昔どういう場所で、どのように発展してきたかが伝わるこの番組はとても面白かったです。
野内さんはとても和やかな雰囲気が伝わってくる方で、こういう方が新潟の面白さを発信しているのはすごく素敵なことだなあと思いました。
と言うわけで、野内さん、おめでとうございます!