2024年を振り返ると、2023年までやっていたトークイベントを辞めたことで生活に余裕ができて、その分、安定した生活リズム、地域活動支援センターへの通所、家族と過ごす時間や、毎日の日記、映画や美術などの豊かな文化との出会いなど、充実した生活を落ち着いて過ごせたような気がします。
とはいえ、生活リズムが乱れたり、日記を書き溜めてしまって、自分のやりたいことに追われたりしたこともありましたが、そこで無理せずに時間を作って生活や気持ちを整理して、なんとか大晦日を迎えられました。
今振り返ると、10年前は演劇、2019~2023年にはトークイベント、他にもやりたいことが多すぎて、ちょっと無理をした余裕のない生活をしていたような気がします。
他にも、そこまでお金に余裕がないのにアイドル現場に通ったりもしていましたが、2024年にcana÷bissやRYUTistが長年の活動を終了したことで、僕もあくまで前向きにアイドルオタクを卒業できた気がしています。
その分、自分の本当に好きなことをやろうと思えた一年でした。
特に、地域活動支援センターに通所して日常的に絵を描いていたことで展示の機会が一気に増え、自分は絵が好きで障害者アーティストとして生きて行くのだと、自分の生きる道が見つけられたのは本当に大きかったです。
2024年の出展歴
ゆいぽーと感謝祭月間 ふたば彩2024
東区プラザ ほうこくの壁
万代市民会館 カルチャーMIXフェスタ2023
よろっtoローサ ちひろBLUES 38歳記念個展
黒埼市民会館 第12回西区アートフェスティバル
新潟ふれ愛プラザ 第22回新潟県障害者芸術文化祭
よろっtoローサ ちひろdeアート2024
また、よろっtoローサでの展示がきっかけで出会った新潟浅野会三味線民謡ライブや、シネ・ウインドに依頼された取材がきっかけで出会った古町演芸場の大衆演劇を毎月見に行ったり、夏には新潟市内の様々な夏祭りを見に行くなど、地元の伝統文化が好きな自分にも気付けました。
特に、新潟まつりの民謡流しへの初参加や、新潟シティマラソンに2年連続参加など、地元のイベントを積極的に参加することで、新潟がもっと好きになれた一年でもありました。
そして、小森はるかさんと一緒にやっているシネ・ウインド前での「パレスチナ連帯スタンディング@新潟」も、毎月行うことができました。
小森さんが県外・国外での上映会で参加できない時は、僕が代わりに呼びかけ人になっていたので、実は唯一毎月欠かさず参加した人間が僕だったりします。
さらに、元日に発生した能登半島地震を受け、被災した西区や、一度だけ石川県の珠洲市にも災害ボランティアに行くこともできました。
これも小森さんの影響だったりするので、そういう意味で小森さんを2024年の「舞い上がる。大賞」に決定しました(一つ前の記事参照)。
今はもう、昔みたいに「目立ちたい」「売れたい」みたいな願望はまったくなくて、毎日自分の気持ちにまっすぐ向き合うこと、心から表現したいことを表現すること、そのために様々な芸術との出会いや経験を重ねることで人生を学び、心を磨くこと、にしか関心がないのです。
そうやって人間として成長し、自分らしく生きることで、社会のためにも行動できるのではないだろうか、と思っています。
というわけで、2024年は落ち着いて自分自身と向き合うことで、少しずつ成長できた一年だったのかなと思います。
2025年はこの経験を元にさらに成長し、少しずつでもまた新たな一歩を踏み出せる、そんな一年にできたらと思います。
でも、一番大切なのはあくまでも、落ち着いた生活リズムや生活習慣ですからね!
決して無理せずに、一歩ずつ社会復帰していけたらと思います。