まだ元気だった頃の俺を振り返っていくシリーズ。
続きまして、2月15日(土)に新潟市美術館でやっていたニイガタ・クリエーションに行って来た思い出です。
初日に行っておいて今更書くという…
すみませんね、この翌日から色々あったもので…まあ気にせず書いていきます!
ちなみに、この記事の直後の出来事ですね。
「看板娘とかやめてよ!アタシ、ボブと南国で暮らすわ!」
さて、ニイガタ・クリエーションは、新潟で生まれた4人のアーティストさんによる美術展でした。
初日の2月15日(土)には、アーティストさんたちのトークショーもあり、見に行って来ました。
一人目は絵の具をにじませる「ステイニング」という技術で絵を描いている丸井直文さん。
絵を描きながら思いがけない形に色が動いていくのが開放的で自由になっていってる気がするという話をされていました。
二人目は、空間にものを配置する「インスタレーション」という表現をされている阪田清子さん。
作品の材料に新潟の海岸の漂流物や、上越のバテンレースという織物を使用されたそうです。
三人目は、彫刻などを展示されている冨井大裕さん。
新潟市美術館は学芸員の資格を取るために通った場所らしく、馴染みの美術館の面白さに注目してもらえる展示にしたいとのことでした。
四人目は、りゅーとぴあの舞踊集団Noismの代表の、金森穣さん。
いつもの舞台と違って美術館での展示は初めてなのでみんな稽古場でもやもやしていますというエピソードを話されていました。
という訳で、トークショーを最初に見て期待がすごく高まった状態で、ニイガタ・クリエーション見て来ました。
で、行ってみたら本当に期待以上の素晴らしさでした!
丸井直文さんの絵は、絵の具の色使いやステイニングという技法の色のにじませ方が、とても優しい印象でした。
絵の題材も、新潟の田園風景などで、本当にそういうきれいな風景を見たときのような感動でした。
また、天井にたくさんの蝶の絵が描いてある展示室もありました。
天井を見るためのソファーもあって、それは自由に作品を見てほしいということで直前に丸井さんが自分で買ってきたそうです。
阪田清子さんの「インスタレーション」という展示は見るのが初めてでどういうものか見るまで全く想像できませんでしたが、実際に見てみて予想外の展示にびっくりしました。
細い通路を通って展示室に入っていくんですが、その通路から照明の雰囲気とかが違っていて、そこからすでに作品の一部みたいな感じがしました。
入ってみると、床が全部木材のような独特の素材で敷き詰められていて、そこに風で吹かれたままの形で固定したようなカーテンや、流木で作ったオブジェなどがありました。
照明もその展示室だけ独特だったり展示室の床は歩くと変な感触がしたりで、展示室そのものが一つの作品のような印象でした。
冨井大裕さんの作品は、ニイガタ・クリエーションに入ってすぐの空間や、他のアーティストさんの展示室と展示室など、美術館のいたるところに点在していました。
そもそも四人のアーティストが三つの展示室で展示することになっていたらしく、面白くなるように展示場所にはこだわったそうです。
冨井さんの作品はよく見ると文房具とか工具みたいな身近なものを使っているという発見があって面白かったです。
例えば、色鉛筆やボール、テープなどがアクリルの板に挟まって重なっている作品など、日常で見慣れたものを材料にしているのに、配置が絶妙ですごくきれいでした。
Noismは、さっきの阪田清子さんみたいに、展示室そのものがNois(roo)mという一つの作品になっていました。
展示室はすごく暗く、天井からぶら下がった細い鎖のようなもの(これも作品の一つ)で細い通路が出来ていて、そこをわずかな光を便りに進んでいくと様々な作品に出会えるという、お化け屋敷のような展示でした。
金森さんは「人間の動きは全て踊りになる。展示室ではお客様に踊っていただきたい」と話されてたんですが、言われてみたら暗い展示室の中を手探りで進む時の動きは確かに踊ってるみたいだなあという意外な発見がありました。
Noismの過去作品の衣装や小道具を使ったオブジェや、過去にNoism公演で書かれたアンケートを展示の材料にしたものの他、作品に触れることで見に来た人が踊ってしまうように仕込まれたものなど、Noismの舞踊というものを色々な視点からとらえた展示で、本当にNoismじゃないと出来ない展示だなあとか、Noismさん芸術に貪欲でいいなあとか思いました。
という訳で、ニイガタ・クリエーション素晴らしかったです。
続きまして、2月15日(土)に新潟市美術館でやっていたニイガタ・クリエーションに行って来た思い出です。
初日に行っておいて今更書くという…
すみませんね、この翌日から色々あったもので…まあ気にせず書いていきます!
ちなみに、この記事の直後の出来事ですね。
「看板娘とかやめてよ!アタシ、ボブと南国で暮らすわ!」
さて、ニイガタ・クリエーションは、新潟で生まれた4人のアーティストさんによる美術展でした。
初日の2月15日(土)には、アーティストさんたちのトークショーもあり、見に行って来ました。
一人目は絵の具をにじませる「ステイニング」という技術で絵を描いている丸井直文さん。
絵を描きながら思いがけない形に色が動いていくのが開放的で自由になっていってる気がするという話をされていました。
二人目は、空間にものを配置する「インスタレーション」という表現をされている阪田清子さん。
作品の材料に新潟の海岸の漂流物や、上越のバテンレースという織物を使用されたそうです。
三人目は、彫刻などを展示されている冨井大裕さん。
新潟市美術館は学芸員の資格を取るために通った場所らしく、馴染みの美術館の面白さに注目してもらえる展示にしたいとのことでした。
四人目は、りゅーとぴあの舞踊集団Noismの代表の、金森穣さん。
いつもの舞台と違って美術館での展示は初めてなのでみんな稽古場でもやもやしていますというエピソードを話されていました。
という訳で、トークショーを最初に見て期待がすごく高まった状態で、ニイガタ・クリエーション見て来ました。
で、行ってみたら本当に期待以上の素晴らしさでした!
丸井直文さんの絵は、絵の具の色使いやステイニングという技法の色のにじませ方が、とても優しい印象でした。
絵の題材も、新潟の田園風景などで、本当にそういうきれいな風景を見たときのような感動でした。
また、天井にたくさんの蝶の絵が描いてある展示室もありました。
天井を見るためのソファーもあって、それは自由に作品を見てほしいということで直前に丸井さんが自分で買ってきたそうです。
阪田清子さんの「インスタレーション」という展示は見るのが初めてでどういうものか見るまで全く想像できませんでしたが、実際に見てみて予想外の展示にびっくりしました。
細い通路を通って展示室に入っていくんですが、その通路から照明の雰囲気とかが違っていて、そこからすでに作品の一部みたいな感じがしました。
入ってみると、床が全部木材のような独特の素材で敷き詰められていて、そこに風で吹かれたままの形で固定したようなカーテンや、流木で作ったオブジェなどがありました。
照明もその展示室だけ独特だったり展示室の床は歩くと変な感触がしたりで、展示室そのものが一つの作品のような印象でした。
冨井大裕さんの作品は、ニイガタ・クリエーションに入ってすぐの空間や、他のアーティストさんの展示室と展示室など、美術館のいたるところに点在していました。
そもそも四人のアーティストが三つの展示室で展示することになっていたらしく、面白くなるように展示場所にはこだわったそうです。
冨井さんの作品はよく見ると文房具とか工具みたいな身近なものを使っているという発見があって面白かったです。
例えば、色鉛筆やボール、テープなどがアクリルの板に挟まって重なっている作品など、日常で見慣れたものを材料にしているのに、配置が絶妙ですごくきれいでした。
Noismは、さっきの阪田清子さんみたいに、展示室そのものがNois(roo)mという一つの作品になっていました。
展示室はすごく暗く、天井からぶら下がった細い鎖のようなもの(これも作品の一つ)で細い通路が出来ていて、そこをわずかな光を便りに進んでいくと様々な作品に出会えるという、お化け屋敷のような展示でした。
金森さんは「人間の動きは全て踊りになる。展示室ではお客様に踊っていただきたい」と話されてたんですが、言われてみたら暗い展示室の中を手探りで進む時の動きは確かに踊ってるみたいだなあという意外な発見がありました。
Noismの過去作品の衣装や小道具を使ったオブジェや、過去にNoism公演で書かれたアンケートを展示の材料にしたものの他、作品に触れることで見に来た人が踊ってしまうように仕込まれたものなど、Noismの舞踊というものを色々な視点からとらえた展示で、本当にNoismじゃないと出来ない展示だなあとか、Noismさん芸術に貪欲でいいなあとか思いました。
という訳で、ニイガタ・クリエーション素晴らしかったです。