舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

精神疾患情報網は情報が正しく伝わるかどうかの戦い。

2023-11-13 19:39:23 | Weblog


11/12(日)は夜に映画のレイトショーを観に行き、翌日11/13(月)も午後から映画を観に行く。
この日もレイトショーも観ようと思っているので、その前にちょっと最近の思い出を書いていきます。



僕自身が精神疾患を公表して生きているので、同じように精神疾患を持った人と出会う機会も多い。
そして、精神疾患がある人は精神疾患がある人と仲良くなれる、とは限らず、精神疾患の人同士でのトラブルは何かと起きます。

そういう相談を精神疾患を持った人からされることもあるのですが、僕自身も精神疾患なので、精神疾患情報網は情報が正しく伝わるかどうかの戦いです。
そんな感じの体験があったので、ちょっと書いてみようと思うのですが、この話の登場人物は僕の身近な人ばかりで、なんならこの投稿を見る可能性もあるので、固有名詞や特定されるような詳細は避けて、傷付けないように気を付けて書いていきます。

少し前に知り合い(Aさんとします)から連絡があり、共通の知り合い(Bさんとします)が色々な人に迷惑をかけている、という相談をされました。
こういう言い方には抵抗がありますが、僕自身も含めて精神疾患がある人には人との距離の取り方が苦手な人が多く、Bさんのトラブルも基本的にはそういった類のものだと感じていました。

ただ、原因である障害は責められるものではないとはいえ、僕の周りにもBさんに困っている人は多く、その人達の嫌な気持ちも否定されるべきではなく、できればそういう人が減ってほしいという気持ちが僕にもずっとありました。
実は僕も過去にBさんとトラブルがあり、一時期避けていたのですが、直接会って話し合う機会があり、本人が反省していたので安心していたところ、またトラブルを起こしてしまったのか…というのが正直な僕の気持ちでした。

ちなみに、この相談をしてきたAさん自身も精神疾患があり、Bさんのトラブルの話を一人で抱えていてつらかった、ということでした。
率直な気持ちとして、自分の知り合いであるBさんがこれ以上人に迷惑をかけないでほしい、Aさんを含めて周りで嫌な思いをする人が減ってほしい、と思いました。

そこで、何か自分にできることはないだろうか…と思ったのですが、ただ、すぐに一人で行動すると絶対に思い付きで何か失敗をすることは目に見えていたので、ひとまず何人かに相談してみました。
そこで言われたことの一つは、Bさんの問題は他人がどうこうできるものではなく、医療の仕事であるということで、それはその通りだと思いました。

それでも何も行動しないのも気持ち悪かったので、この問題を僕に相談してきたAさんと、問題視されているBさんの、両方に会って話を聞いてみました。
両方の話を聞いてみて分かったことは、Bさん自身は今はもう反省しているのですが、その一方でBさんが過去に起こした問題を覚えている人は過剰に危険視してしまう、という感じで完全にすれ違っていたのです。

Bさんは反省していて、本人は問題は起こしていないと本気で言っているのですが、やはり人との距離の取り方が苦手なので意図せず他人に誤解を与えてしまうような行動をとってしまうこともあるのだろう、という印象を受けました。
その一方で、Aさんを含めてBさんの過去のトラブルを覚えている人達は、Bさんを見ただけでそれを思い出し、過剰に危険視してしまっているのだろうと思われました。

ひとまず、Aさんには、またもしまた何か気になることがあったら、僕でもいいし周りの知り合いに相談して、トラブルにならないように気を付けていこうと話しました。
そしてBさんには、もしまた人とトラブルになりそうな時は、やっぱり僕でもいいし周りの知り合いや、通っている障害者施設や医療機関の人に相談した方がいいと思います、ということを伝えてきました。

そんな感じで、多分僕にできることはこれで終わった、と思いました。
人が他人に対してできることはあまりない、ということは年々強く自覚するので、無責任なことは言えないとは思いますが、僕にできるのは本当にこれくらいだろうなと思いました。

ただ、これはあくまで自分の主観なのですが、僕も含めて精神疾患で失敗したり悩んでる人は多いけれど、自分を病気と自覚してる人はどんなに危なっかしくてもそれなりに安心して話せるんですよね。
そういう意味で、AさんもBさんもそれなりに安心して話せました。

それよりも陰謀論者みたいな、自分がおかしくなっていると自覚できてない人の方が、会話は難しいと感じます。
そういう人は本当に軽いノリでいいので一度カウンセリング受けてほしいと思いますし、そうじゃなくても、色々な人が気軽に医療に繋がれるような世の中になればいいなと思います。

最後に、こういう風に複雑な人間関係の板挟みになったりしてどうすればいいか迷うことはよくあるのですが、そういう時は大袈裟かもしれないけれど、人生の最終目標を「世界平和」に設定すると、どうすればいいか見えてくることがある、と思っています。
こんな感じで、精神疾患がある人同士も助け合って、身近なところから自分なりの世界平和に繋げていきたいと思いますね。
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