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1/9(火)、新潟市美術館で「発掘された珠玉の名品 少女たち ― 夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより」と、同時開催の「あしたもアイドル Negiccoのアートワーク」を見てきました。
「発掘された珠玉の名品 少女たち」は、京都の星野画廊のコレクションの中から「少女」を描いた作品を様々なテーマごとに分けて展示したもの。
最初に星野画廊の説明に書かれていたのですが、作家の知名度よりも作品の内容を評価するという姿勢や、それで多くの作家が才能を見出され発掘されてきたという話が、まず素晴らしいと思いました。
そんな星野画廊のコレクションの中から少女を描いた作品を、「明治の少女たち」「四季のうつろいの中で」「大正の個性派画家たち」「歴史画にみる少女たち」「夢見る少女たち」「慈しむ母として」「モダンガールズ」「日仏画家の競演」という様々なテーマごとに展示。
一言で「少女」といってもただ表層的な美しさだけでなく、明治・大正・昭和それぞれの時代を必死に生きてきた女性たちの生活様式や仕事、花魁や芸妓など美しい外見の女性の内面の葛藤、歴史の中に生きる女性たち、かつて少女であった母の愛など、人間の本質的な美しさに迫った作品ばかりで、本当に息を飲むほど引き込まれました。
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そんな展示のあとに見るからこそ、「あしたもアイドル Negiccoのアートワーク」はNegiccoの人間的な魅力をあらためて感じられるものになっていました。
というのも、「アイドル」というとどうしても若い女性の美しさみたいな印象がありますが、Negiccoは10代から30代まで活動を続け、その中でアイドルとしても人間的にも成長し、結婚し出産し母となってもなお、人間としての美しさを感じられるというなかなか他にはいないアイドルだと思っていて、それこそがNegiccoの最大の魅力だとあらためて思いました。
実際、Negiccoの3人それぞれの思い出の品も展示されていて、そこでNegiccoの20年間の歴史と成長を感じられました。
そして、20周年ライブ用に撮影された、Negiccoの3人と熊さんの記念写真の笑顔からは、人と人が協力しあって頑張ってきた信頼を感じられ、本当に素敵な写真でした。
また、新潟の古町芸妓の歴史を紹介した展示もあり、芸妓さん達も一人一人が古町で歴史の一端を作ってきたんだなあと感じられました。
それにしても、当時の新潟日報が古町芸妓さんの人気投票をやったら凄まじく盛り上がり、ベスト10の芸妓さんの肖像画が古町の映画館、大竹座に飾られたという、そんなAKB総選挙みたいな社会現象にまでなっていたとは…