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菩提樹そして「冬の旅」

2005-11-20 10:23:06 | 日記・エッセイ・コラム
11091035re

  昨夜、誘われて珍しい『冬の旅』を聴いた・・・・・
 高橋悠治のピアノ伴奏で 劇団黒テントの斉藤晴彦が、日本語で
 歌うというものだ。

  <なぜこんなに暗いの?>    そんな曲が並ぶ中で、唯一
 クスクスと漏れた曲が、おなじみの菩提樹  ♪菩提樹といえば
 音楽室だよ 校舎の隅の 暗い部屋だよ アップライトのピアノが
 黒く光る 見上げると窓も 黒く光る♪  女の先生 眼鏡かけた
 歌え 歌えと 命令する♪・・・・♪・・・・淡き夢見ても 眠いばかり
 いまわし 記憶♪   (大胆な訳は、斉藤晴彦)

  <詩と曲が一体となった歌曲の最高傑作> といわれる
 シューベルトの『冬の旅』・・・リードするピアノは雰囲気を盛上げ
 斉藤晴彦は演劇人らしく、苦悩を語りあげた! (歌っている)
 「シアター・イワト」に詰め掛けた聴衆は、嘆きを叫びを絶望を
            時に小さな光を、共にしていたようだった。
                   
  奇しくも11月19日 シューベルトの命日(1797~1827)だと・・・
 お二人はこれから松本、金沢、留萌、釧路、網走、鷹栖、札幌
 盛岡、葉山などでのコンサートを行う・・・CDも発売中   

 (写真を撮った時は、「お釈迦様が悟りを開いた菩提樹の下」を
 連想したものだったが、昨夜の訳は♪菩提樹といえば、お釈迦
 さまだよ その木の下で 死んでいったよ♪って。あくまで暗い)