先週観て「勿体無いな、もっと観客多くてもいいのに・・・」 記事UPも出来ない間に終わっちゃった!
このチラシを見て想像していた映画の内容をはるかに超えていて感動でした。そのワケをずっと考えていました。 原題の<シルスマリア>は主役アクトレスの名(マリア)なのかなと思っていたら土地の名だった。 更に<マロヤのヘビ>はマリアの取り組んでいる戯曲の題名であり、幻想的な自然現象の名称でもありという・・・表面だけではなく重層に意味が込められているということだった。 だからこの感動の元はあの壮大なアルプスの山や湖や谷や青空や雲や空気なくしては感じられないんだろうな・・・と思い至ったのでした。
● 舞台となる<シルスマリア>はスイス東南部にある高級山岳リゾート地。 サンモリッツからバスで20分、標高1815mの小さな集落。 エンガディン地方の谷筋に沿って4つの湖があり、神秘的な湖、谷、山々の織り成す美しい風景は、実に日常とかけ離れた世界。 多くの文人、画人がインスピレーションや安らぎを求めてこの地を訪れたという。
● そこで起こる<マロヤのヘビ現象>・初秋の早朝に山の谷間を湿った空気がイタリアの湖で生じ雲となり マロヤ峠をうねりながら進む。 雲は谷間を伸び広がり漂ってうごめく。 恐ろしくも美しい壮観な雰囲気も持っている自然現象
長々の文章は余程上手く書かれていないと読む気が途中で切れてしまう・・・一度迷い込んでしまったら想いの中から抜け出せずでした。 チャンスがあったらぜひ観て欲しい映画です