わっおもしろい~パチリ!

ocnブログから引越して来ていったいどれほどたったのか?(^-^)  
       

ミュシャ展終わる

2017-06-06 11:22:56 | 日記

  丸々3か月に亘る<スラヴ叙事詩展>ついに昨日閉幕した 総入場者数66万人越えとか・・・ 

  全20作からなる壮大なスラヴ叙事詩・・・幅広い年齢層の人たちが観た事になるのだろうか

  スラヴ叙事詩 ⓴ スラヴ賛歌  人類のためのスラヴ民族~

 ~~新生国家を体現する若者の姿とスラヴ民族の自由と独立を祝う「現在」との間には、未来に続く平和への道を照らす「希望の光」を両手で包み込むようにして守る少女の姿が描きこまれている。この姿を通して、ミュシャは未来のスラヴ民族に人類の平和への希望を託した~~

 ミュシャはこのシリーズ完結作で、スラヴ民族の歴史を総括した。 1928年の「スラヴ叙事詩展」カタログでは、本作には「The Apotheosis of Slavic History」(スラヴ史賛歌、あるいはスラヴ史の頂点と翻訳される)という題名がついている。  1918年のスラヴ諸国の独立をスラヴ史での頂点と捉えるミュシャの史観を反映するように、画面中央上部に新生チェコスロヴァキアが力強い青年の姿で描かれ、<現在>を築く<過去>の歴史が青、赤、黒、黄を使って4つの時代に区分されている。 新生チェコを表す青年に向かって大きく螺旋を描きながら昇華していくような構成となっており、高揚感を表現している。 右下の青は古代、左上に広がる赤は独自のスラヴ文化が花開いた中世、その手前に配される黒は苦難と服従の時代、そして光輝く中央部は1918年に実現したスラヴ民族の独立と自由を表している。 その右側では第一次世界大戦で勝利し連合国の旗がはためいている。

 (・・・しかし新生チェコの自由な時代は長く続かなかった。ヒトラー率いるナチス・ドイツが1939年にチェコスロヴァキアを侵攻後、ポーランドも占領。 愛国者として知られたミュシャはゲシュタポに拘束され、過酷な尋問を受ける悲運に襲われる。 のちに開放されるが、高齢のため体調をくずしてしまい、回復が図れないまま7月14日に帰らぬ人となった。)