狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

杞憂なれば良いが

2019年01月09日 | その他

杞憂なればよいが、10年以内に遭遇する事態である。

私たちの団地(33世帯)は出来てから40年ほど経過している。隣町のN産業が造成した。N産業は現在も営業している。

当時この地区には珍しく集中浄化槽とガス供給があった。ガスは暫くしてプロパンに転換してしまった。40年を経て集中浄化槽は運転している。ポンプの故障等は積立金でその都度修理した。浄化槽の土地はN産業の土地で、浄化槽は届け出の無い建物である。浄化槽などはその公共性から無税となっている。N産業は自治会に譲渡したがっているが、自治会は法人でない為に受け取れない。他の理由もあり、受け取る意思もない。

この団地一帯に下水道が計画されている。予定では5~10年後に開通するらしい。正確な予定でははない。

団地は既に限界部落で、老人家庭が9割以上ある。子たちは独立して、同居していない。既に空き家も5軒ある。

この団地へ下水道が来ても資力のある家は少なく、浄化槽の積立金約500万円が頼りである。しかし、分配すると15万円で工事費は出ない。

問題点は2つである。

1、突然に浄化槽が崩壊して、下流を汚染しても漁協等へ数億円の賠償ができない。

2、下水道に変換した時に、浄化槽をどのように処理するかである。撤去となると自治会の積立金では賄えず、公共下水道への接続工事費も無くなる。利用はしてきたが、所有しない物件の撤去費用は出さねばならないだろうか?更地にしても60坪ほどでは200万円にもならず、工事費が捻出できない。

●「金が無い」と居直るしか、方法は考えられない。