以前、火鉢を買いました。
鉄瓶を購入しました。
これです。試しにを沸かしてみると、錆びもほとんど無く直ぐにでも使用できます。
まもなく新茶を買いますので、これで湯を沸かし新茶を味わいます。
これは万古焼の一派である阿漕焼の花瓶です。鼓の胴の形をしていて、共箱も有ります。
最後は銭函(?)です。千両箱ではなく、商店で使用されていたのでしょう。
金具はありません。この金具だけ外して売ってしまったのでしょう。代わりに一文銭が貼ってあります。
上に載っている観音像はお笑いです。
後ろに「山下」と彫ってあり、山下清が彫った珍品だそうです(笑)。
骨董は思いがけない珍品が出てきて楽しいです。決して「なんでも鑑定団」のように大儲けはありません。
楽しめばいいのです。
骨董の世界は面白いのでしょうね。
確かな見が要求されます。
私も鉄瓶は毎日使い続け、半年になります。
やっと湯垢が整いました。
しっかり育ててください。
山下清の観音像は自慢の収蔵品となりました。
私のような客は、骨董屋の末席に座らされますね。
骨董はやはり奥が深いのでしょう。私には踏み込めない世界ですが、何かにとりつかれる?気持ちはわかります。
私の場合、器がそれです。思春期から10数年使用していたお気に入りのお茶碗を割ってしまったときは号泣しました。自分の手になじんだものを失ってしまった喪失感は想像以上に大きく、その穴を埋めるために、探訪が始まりました。以来、買い集めた道具類がいとおしくてなりません。
食器の衣替えは基本、毎月。特に土鍋は溺愛しています。
うちには炊飯器がないため、炊飯、煮物、蒸し物は必ず土鍋なので、冬場はほぼ毎日。夏場でも二日に一度は土鍋。かれこれ20年近くの付き合いですが、現代の炊飯器なら20年はもたないでしょうね。土鍋がこんなにもつものだとは知りませんでした。
信楽が近くなので、良く買いました。
骨董市では伊万里の物が出てきます。
5000円も出せば15客揃の皿や小鉢が入手できますよ。
いかがですか?
器と聞けば、よだれが止まりません。
信楽もいいですね。いつかと思いながらまだ行けてません。伊賀焼の土鍋も見て歩きたい。。けれども、うちには土鍋が3つもあるのです。1つは現役。あとは近所の閉店セールで大と中を買い込んでしまったのです。。土鍋が20年ももつとは知らなかったがための見切り発車です。少しひび割れが見られるけれども、何の支障もないので、使い続けています。
近年は有田、波佐見の陶器市やお気に入りの窯元さんを訪ね歩くのが至福です。
5月は奈良で土もの作家さんの個展があり、そちらに伺いました。お気に入りのお茶碗を割ったばかりで、傷心の私を癒し、器探訪のきっかけをくれた作家さんです。
出会いは、出張先でたまたま食事に入ったお店です。作家さんの器を紹介するギャラリーが併設されている、洒落てるけれども気取らないお店で、そこで作品に一目惚れをして以来、実に10年が経過してからの邂逅でした。作品にも変化が見られ、また実際に作家さんに直にお話が聞けて、感激でした。どんな方かなと思い描いていた通り、穏やかな女性でした。
骨董は、素人の私などには敷居の高い世界です。直感だけで選ぶので、ハマったらケガをしそうです。
最近は、リトアニアに焼き物の旅に出たいのです。妄想だけが駆け巡っています。
一度探してみます。日常で江戸時代の器を使用するのも良いですよ。ただし持っていても、値上がりはしません。
料理の腕が一段上がります。
私の場合は、腹の段が増えそうです。