欲しかった仏画を買っちゃいました。
仏画には製作者の名前はありません。時期も解りません。
絵の特徴から判断するしか方法はありません。
骨董屋さんと表具師の考えは全く違います。
骨董屋さんは、修復を嫌います。本紙が痛んでいても剥げていても、時代色があると喜びます。
一方の表具師は傷を修復し、何百年も伝わって来た文化財を大切にします。博物館とよく似た気持ちでしょう。
私はこの仏画を「預かっている者」として鑑賞させて頂きますが、私が所持している間に取り返しがつかなくなることを恐れます。
期限は1年間で、修復に出しました。
一年経ったら、キリスト像になっていたらビックリするでしょうされるでしょうね。
目がぱっちり二重マブタになっていて、眉毛も太くて左右繋がって・・・。
現在は金策に走っています。
元はキリストが描かれていたのですが、ふたを開けてみれば、キリストには似ても似つかぬ毛むくじゃらの猿、、、これはひどいと苦情が起こり、センセーショナルに報道されていました。
結果的に、その失敗?した絵を見てみたいと観光客が押し寄せ、一躍有名になったようですが、災い転じて、、、???
時代色を無くさないように、修復をお願いしています。
来年を楽しみにしています。