狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

蝦夷鹿猟終わる

2016年11月16日 | 狩猟と銃
10月18日から11月15日まで29日間の狩旅行も終った。
解禁は10月22日で、早速雌鹿を頂いた。昔ならば撃たなかった鹿だ。
そして24日に遠射で牡1匹を倒した。
約350メーターの距離にいた。私に気が付き30メーターほど走ったが、安心したのか牧草を食べ始めた。しかし、時々こちらを見る。380メーターは撃った事が無いが、撃つことにした。
肩にしっかりと銃を固定した。鹿は首を立ててこちらを見ている。気配が分かるのだ。これ以上は待てないので、撃った。
その場で崩れた。足を上げて姥貝ていたが、動かなくなったので車を寄せた。もう動かない。
すぐに放血する。
ここで内臓を抜きたいが、牧場を汚すので知り合いの農家へ運んだ。写真で後方に林が見える。
この林から撃った。距離はスコープの十字に乗った鹿から割り出している。
私のサコーは300メーターで合わせてある。



次はドライバーとの猟をした。
森の中で木化けをしている鹿を発見した。距離は30メーターだが2本の木の間に隠れて実に分かり難い。ドライバーに教えるが、彼には分らない。見えているのが胴だけなので、胴を撃った。少し走ったが、止まったので放置した。直ぐに近づくと死力をふるって鹿は逃げるのだ。
約15分ほど待ち、近づくと前足だけで立とうとするが、立てない。
止めの一発を頭に打ち込んだ。ここには血溜りが出来ていた。



そして毎日の様に命中したが、11月8日で発見できなくなった。何度も巡回するが、まったく発見できない。素直な鹿は全て天国へ行き、根性の悪い鹿ばかりとなった。

北海道での走行距離は3,537キロとなった。
羅臼では俳句友達と猟に出た。
山道に入ると、熊の足跡がどっさりある。つい2時間ぐらい前の足跡もあった。
ここでは雌鹿を1匹いただいた。

結局、蝦夷鹿は雄3頭、雌3頭にとどまった。

地元の猟友会長より電話があった。三重県ナンバーのピックアップで路上発砲があったのだ。
「心当たりがないか」と尋ねられたが、知り合いは車で来ないので「知らない」と答えた。
会長は名前を既に知っているようだった。心ないハンターの為、非難は我々の頭にもやって来る。
迷惑な話である。やった場所は通勤通学路である。
何を考えているか、真偽は分からない。

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