沢山の猪が獲れて、猪肉の分配にも預かりました。
しかし、この猪は箱罠で獲った猪なのです。
箱罠で獲ると、猪は逃げようと暴れて内出血を起こしています。精肉すると解ります。
猪鍋の料理屋にも、その様な肉が提供されています。
ククリ罠で獲った猪も何時間も暴れて、肉に泡のような層が出来ます。取り除いても不味い肉です。
銃により一瞬で死んだ猪肉は綺麗な肉です。
運搬も某に吊るして運べばいいですが、地面を曳きづってきた猪の肉は血が混じっていて不味い肉です。
写真のように一晩吊るして血抜きを完全にした猪肉は美味しいです。
猪や鹿にとって天敵は人間。天敵の役目は、あますことなく食べること。美味しくないと最近の天敵は食べないですから・・・。
苦痛を少なくして殺し、余すことなく食べています。
銃により一瞬で殺せば、苦しみは少ないと思い努力しています。血抜きは動脈でもいいですが、脇でも出来ます。穴を下にすると良いですね。
「銃による失神状態」とは何処を撃てばいいですか?一瞬で可能ですか?
ショットガンでは6粒を使用しています。
蝦夷鹿の遠射(ライフル銃)では首を狙いますが、一瞬横切る猪などには無理です。
罠による捕獲で苦しんでいる動物は何度も見ていますが、ククリ罠で足首が切れかかっている動物も見ています。
解体すると、酷い肉ですね。
但し、これは括り罠での銃を使った止め刺しの時です。仰る通り、走っている獲物をそこまで狙うのはかなり難しいですよね。私は括り専門で、括られた足は食べれませんね。生け捕りにして落ち着かせてから血抜きという手順も最近していますが、苦しみという事を考えると一瞬の銃が良いかもしれませんね。あと、血抜きの脇からというのはしていません。食べる部位が勿体ないからです(笑)。色々個々人で考え方があって面白いですね。いつも仲間とどうやって美味しく食べるか考えています。。。