狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

罠師誕生

2011年11月06日 | 狩猟と銃
箱罠の監視をお願いしている友人より携帯電話に第一報が入りました。
「入っています。犬ぐらいの猪です。早く来てください」了解。
朝食もそこそこに行きました。昨日初めて針金を解き作動状態にした箱檻に入っていました。3貫ぐらいの猪です。私を威嚇するでもなくキョトンとしていました。
脂はありませんが、柔らかいお肉でした。

蝦夷鹿撃つ

2011年11月05日 | 狩猟と銃
牧場が続く地区を車で流します。ポイントを確認しながらです。林の側にいる場合もあり、牧場の真ん中にいる場合もあります。美味しい草の所には何度獲っても次の鹿がやってきます。発見すると牧場へ乗り入れます。そうすると、ほとんどの蝦夷鹿は警戒します。一度でも撃たれている鹿は林の中へ逃げ去ります。しかし空腹なのか呑気なのか、写真の鹿はチラッと見ただけで食べ続けました。150メーター程です。スコープの倍率を6倍にしました。弾を1発込めます。鹿笛を鳴らすと「だあれ」と食べていた首を伸ばします。静かに狙いを定めトリガーを引きます。
ポスッと「返し音」がし、バーンと銃声が空気を震わせます。スコープの中で血が飛び、その場に蝦夷鹿は崩れました。
蝦夷鹿を車に乗せて運び、内臓を出します。出した物は1時間もするとカラスが始末してくれます。付近に体温を下げる川があればいいのですが、無いので解体小屋へ帰ります。
記念写真には撮影者も入っていますね。
後ろの林から撃ちました。

吉川英治で解体する

2011年11月04日 | 狩猟と銃
吉川英治作のナイフを使用しました。ナイフ雑誌にあるように、1本のナイフで全ては不可能です。内臓を出す時に使用しましたが、アバラは無理です。断ち割るには斧を使用します。関節も怖いので土地のナイフを使用しました。皮剥ぎには威力を発揮しました。スーと撫ぜるようにすると抵抗無く切れました。脂が付着すると切れ味が落ちるので湯に浸し脂を取りました。鹿君も満足そうな顔をしていました。9頭全部に使用しました。

羆のトイレにて

2011年11月04日 | 狩猟と銃
「羆撃ち」は尊敬している久保さんの本です。
私も1匹でよいから羆と対峙したく思っています。北海道の先輩に是非とお願いしました。
「この辺にも沢山いますよ。もし発見したら貴方を此処に置き、私は逃げます。まだまだ命が惜しいです」とのご宣託でした。
沢山いるとは・・・????・・ほらそれが羆の糞です。
私が立っていたのは羆のトイレだったのです。中央にはドデンと大糞が緑色で鎮座しています。まだ柔らかいのです。
そう3時間ぐらい前の羆糞なのです。ライフルを握るより、さっさと乗車しました。

三段の蝦夷鹿

2011年11月04日 | 狩猟と銃
今年は6日間で9頭の蝦夷鹿をゲットしました。半矢はありません。失中ばかりです。
全部ガク引きでした。命中した鹿も狙った位置より5cmから10cm下でした。引き金は5回に分けて引きなさい、難しいですね。2歳ぐらいの若鹿には失中がなく、大物に失中が多かったのは焦りでしょう。内地サラリーマン・ハンターの限界です。
無事故であったのが何よりです。