マズローの『欲求五段階説』
まずは最下部から説明していきましょう。
『生理的欲求』
これはもう、生きていく上で最低限必要な、食べたいとか、飲みたいとか、眠りたいとかと言う生理的な欲求です。
前頭葉使わなくて発生する欲求ですね。
次は
『安全欲求』
野ざらして生活するよりは、洞窟で雨風凌ぎたいですし、猛獣などの外敵から身を守りたいし、寒けりゃ焚火して温まりたい欲求は、安全で健康な生活を求める欲求です。
ここは少し頭使わないといけませんね。
二足歩行によって両手が自由に使えるようになった我々の先祖は、器用に指先を使う事で脳を発達させて来たと言われています。
常に指先を使っている書友の皆さんの脳も、常しえに脳が発達していく事でしょうね!
三段階目が
『社会的欲求』
どこかの組織に帰属したいと言う欲求です。
仲間を作りたいと言う欲求もここに入ります。
この欲求が満たされないと、孤独感に陥るようです。
孤独は嫌ですよね。
最近よく聞く『孤独死』と言うワードが引っかかるのは、孤独感の恐怖があるからかもしれません。
とにかく人間は、ひとりじゃ生きていけないのです。
さて、5.4-3段階ときましたが、ここまでが低次の欲求(外的欲求)と言われる段階だそうです。
第二段会は
『承認欲求』です。
他者から認められたい、と言う欲求です。
就活で断られた続けて凹んでしまうのも、
ずっと平社員でいることへの失望も、この欲求が満たされないからでしょうね。
役職や階級、勲章の必要性もここにあるのかもしれませんね。
自信がある人にとっては『必要悪』とか『組織を維持するシステム』なのかもしれませんが、、、
でも、誰も単純に褒められると嬉しいですよね。その気になっちゃいますしね!
私も、褒められて伸ばされて来た人生です( ̄∇ ̄)
ですから、私も『褒めて伸ばす』事を、教える事のモットーにしているのです。
さて、とうとう第五段階にやって来ました!
『自己実現欲求』です。
自分の能力を伸ばして、自己実現を果たす欲求です。
これはもう、他者は関係ありません。
自分との戦いですね。
書道を選んで和翠塾にいらしたみなさんの求めるところは、実はこの段階にあったわけです。
長年積み重ねて来た、研鑽、努力の末に身につけた『書技』や『感性』は、お金では買えないご自身だけの貴重な宝物です。
そこを書に求めて来た多くの人々の心中にあったのは、『自己実現欲求』でしょう。
とうとうあなたは、ピラミッドの頂点を目指す道を見つけて歩き始めたのです!
素晴らしい!
それは『人はどこから来てどこへ行くのか』と言う、永遠の命題の答えに近い場所なのかもしれません。
やったっ〰っ!
しかしマズローはさらに高みの、第六の段会があると、晩年言い出したそうです。
まだあるの?
そんな感じです。
その段階こそ
『自己超越の段階』、、、
見返りも求めずエゴもなく、ただ目的の達成のためだけに使命感を持って、何かに貢献している状態だそうです。
なんか、スーパーマン的な感じ!
マズローによると人口の2%の人が、この段階にあるのだそうです。
そんなにいたのか、スーパーマン!
しかしここに大きな落とし穴があるような気もします。
設定した目的を達成するためには、手段を選ばないスーパーマンになってしまう可能性もあるわけですから、、、
社会と関わりがなくなったヒーローが一番危険!
ま、私が心配することないか〰(^○^)
まずは、第五段階に到達してから、一緒に考えましょうね。