ベートーベンの難聴を軸に、彼の生涯に触れた番組を見て感動しました。
何に感動したかと言うと、それまで音楽は『宮廷専用』だった物を、大衆の物にした事。
そして、彼が音楽を通して大衆に伝えたかったのは、ナポレオンが掲げた『自由と博愛』の精神。
ナポレオンに捧げた『英雄』に始まり、『歓喜の歌』で彼は内外の多くの逆境を乗り越えて、大衆の為に自分を完全燃焼させたのです。
偉大な人です。
葬儀には2万人もの市民が参列したそうです。
日本の年末は第九がないと終われない、、
今ベートーベンが生きていたら、現代音楽をやっていたかも。
あるいは、プログレか?
意外に、ポップス作っていたかも知れませんよね。
時代が違えば敵対する物が違い、その大きさも違い、それがバネとなればアーティストスピリッツは力強くなり、巧妙に隠されているとすれば、多くのアーティスト達は惰眠を貪る用にくだらない事に興じて『その時』が来るのを待つしかありません。
一人騒いでいても、大衆と乖離した存在のアートは無力、、、。
『一揆』と書いたムシロが残っているとすれば、その書に込められたエネルギーはすざましいでしょう。
でも、そこに品格はありませんし、それを求める必要もありません。
でも私は、品格のある書が好きなのです。
ベートーベンの楽曲には、時代を突き破るエネルギーと品格が備わっている。
そんな書に、いつか挑戦したいものです。