つまり、現行型の否定。
その手段が、現行型の陳腐化を露骨にアピールする手段。
車なら、旧型に比べて優れた燃費性能や居住性をアピールするけれど、原材料の量を落としてまで達成した燃費性能の代わりに失った静粛性悪化や耐久性の悪化は隠すわけです。
場合によっては、何も変わっていない事を隠して、デザインの良さをアピールするだけの場合もあります。
デザインは所有欲を大いにかりたてますが、旧型に比べた長所がそれだけでは、実用性を重視する層からは敬遠されます。
デザインと機能を両立したうえで、旧型を全ての面で凌駕していなければ、賢者のハートを射止める事はできないのです。
工業製品の生産はこんなに簡単な説明では表せませんが、iMacやiPhoneが登場した時のような、大きな変革がない限り、最新型という旧型を否定するアピールは虚しく響いてきます。
Appleの凄いところは、デザインと革新的な機能、そして手の届く価格、なによりもその製品を購入すると生活が変わるイメージにありました。
そんな工業製品に憧れます。
でも、私が長年大切に使っているものは、熟成された工業製品。
iMacもiPhoneも使い捨てるハメになったのです。
アップグレードし続けてくれたら、ずっとあれでもよかったのに、、、
iPhone12って、私の6sよりどれくらい凄いのでしょうか( ̄∇ ̄)