メーデーに行こう!
1886年5月1日、アメリカはシカゴで35万人の労働者が「8時間労働」を掲げストライキに決起、そのうねりが全世界に広がり、1890年5月1日、誇るべき第1回メーデーが各地で開催されました。130年あまり連綿と続くこの闘いの流れを絶やさず、働く仲間は、今年も、メーデーによってたかって結集し、当時の労働者の解放され昂揚した息づかいを体感しつつ、闘いへの決意を強く強く固めていこうではありませんか。
島津さんを先頭にメルスモン製薬争議を闘い抜こう!
医薬品を製造・販売するメルスモン製薬(東京・池袋)に14年勤続し19回の契約更新を重ねたすえ、昨年9月に雇い止めされた島津葉子さんの復職を要求する闘いは、数次にわたる団体交渉でも進展はみられず、本社前の申し入れアピール、労働審判、同社川口工場前情宣行動と、闘争を繰り広げてきました。局面打開の可能性をさらに広げるため、今年の全国一般東京東部労組によるメーデー独自行動として、同社代理人で団体交渉に主導的な役割を果たす鳥生忠佑弁護士が運営する法律事務所(東京北法律事務所、東京・王子)の前で、雇い止め・不当解雇撤回アピールと事務所への申し入れを行います。働く仲間はこぞって参集し、島津さんをもり立てて勝利に結びつけていこうではありませんか。
「民主的」と言われている弁護士の実態
同社代理人弁護士である鳥生忠佑氏は、団体交渉時、「もっと若いヒトを採りたい」「(島津さんは)職場で威張っている」と島津さんに対し年齢差別や中傷する発言を無造作に投げつけるなど、憲法と法にのっとり市民の権利を守るべき弁護士とはとても思えない言動を恥ずかしげもなく繰り出しています。さらに「組合は島津さんの言い分を都合良く利用し、調査もせずに本人の主張をあおっている」など東部労組に対するあからさまな誹謗中傷も行っており、不当労働行為を臆面もなくやってのけ労働組合との対決姿勢を隠そうともしません。「秩序又は信用を害しその品位を失うべき非行」(弁護士法第56条第1項)と言ってもいいでしょう。
会社による島津さんの雇止め・解雇は、この4月に施行された労働契約法第18条の「5年無期転換ルール」(通算5年間を超えて有期労働契約を反復更新している労働者が、その申し出により無期契約に転換できること)をないがしろにする不当な仕打ちであることは明白です。法律家でありながら、会社の意を呈し、法律に真っこうから背を向ける態度をとるとは、到底許すことができません。
一方、鳥生氏は、1959年弁護士登録以来、市民のために民主主義を掲げ、法曹界の重鎮として活躍してきた経緯があります。東京弁護士会副会長や日本民主法律家協会代表理事などを務め、市民の側に立って国家や経営者に対峙してきた事実も認められるのです(同氏運営の東京北法律事務所のホームページより)。世間ではまがりなりにも民主的と評される鳥生忠佑弁護士が、会社による反社会的行為にこともなげに荷担し、労働者の敵となる。われわれ労働者はこの変節を決して見過ごすことはできません。敢然と闘っていこうではありませんか!
【日比谷メーデー】
日時:2018年5月1日(火)午前9時、日比谷公園大噴水前集合
※ 地下鉄日比谷駅、JR有楽町駅下車
日比谷野外音楽堂での集会後、デモに出発(新橋土橋交差点まで)
【会社側代理人鳥生忠佑弁護士事務所前抗議アピール・申し入れ行動】
日時 2018年5月1日(火)午後2時
午後1時30分、JR王子駅北口(音無親水公園側)集合
音無親水公園にて行動前打合せ後、隊列を組み現地まで移動
場所 東京北法律事務所
東京都北区王子本町1-18-1北法ビル