団交開始前の組合側出席者
コナカ第1回団交で労働条件改善に前進
全国のコナカで働く皆さん、当ブログをご覧の皆さん、昨日(3月2日)の夜、全国一般東京東部労組コナカ支部と株式会社コナカとの第1回団体交渉が横浜市内の会議室で開かれました。
組合側からは、コナカ支部を代表して委員長の渡辺輝さん(鹿島店副主任)と書記長の笹川泰弘さん(神栖店主任)が出席したほか、本部スタッフ3人の計5人が出席しました。会社側から出席したのは、作井淳一・副社長、沼田孝・管理本部長兼人事部長、土屋繁之・総務部長代理、堀江俊一・人事部係長、西山賢太郎・人事部係長の計5人。
交渉では冒頭、支部の渡辺委員長が組合結成通知を、笹川書記長が要求書をそれぞれ読み上げました。そのあと居並ぶ会社幹部たちに対して、2人は堂々とこれまでの違法・不当な労働実態の数々を告発。会社側の責任を厳しく追及し、労働条件の向上と職場環境の改善を求めました。いずれもコナカ支部の組合員と当ブログに寄せられたコナカ社員の声に基づくものです(要求書は、長文の為、詳しくは次回以降に報告します)。
その結果、会社側は組合に以下の事項を口頭で約束しました。
1、健全で良好な労使関係を作るため日本国憲法、労働基準法、労働組合法などに基づき、労使とも努力する。
2、会社は、従業員の労働時間を1日8時間、週40時間とする。
3、会社は、従業員に対し、法定通りの年次有給休暇の取得を認める。パート・アルバイト含む。
4、会社は、従業員に対し、年間105日の休日を確保する。
5、会社は、各店舗の人員を増員する方向で努力する。
6、会社は、未払いの時間外労働、休日、深夜労働割増賃金を支払う方向で努力する。
7、店長が管理監督者に該当するのかにつき、会社は再検討し、組合に回答する。
8、年1回の棚卸し、店長候補の研修など、業務の見直しについて検討する。
9、昇給、退職金、一時金などについて組合と協議する。
10、就業規則、36協定について組合と協議する。
11、会社は、今後、労働条件の変更については、組合との団体交渉で協議決定する。
これまで労働組合がコナカになかったときは果たして会社は以上の点を率先して約束したでしょうか。経営者と「対等」の立場にある組合ができて、はじめて労働条件の改善に会社がようやく動き出したのです。まだまだ不十分です。今回の約束を足がかりにさらに会社に要求しなければならないことは山積しています。労働組合がなければ、本当の「労務改善」は実現できません。
あらためて呼びかけます。全国各地の店舗で働く店長、社員、パート、アルバイトの方々、本社で働く社員の方々、東部労組コナカ支部に参加してください。組合を大きく、強くすることが労働条件向上への唯一の道です。
会社側は今回の団交に臨むにあたってマスコミや自社のホームページを通じて「真摯に対応する」と繰り返し表明してきました。私たちもそれを歓迎しました。ところが、昨日の会社側の対応には残念ながら、いくつもの不誠実な点がありました。
最大の点は、上記11項目の約束事項を「確認書」として書面化しようとしたところ、サインをするのをかたくなに拒んだ点です。労使が合意した事項を書面化するのは当たり前のことです。会社側の今回の対応は「不当労働行為」であることは明らかです。
それも作井副社長がサインしようとするのを横にいる沼田部長ら部下が止める、何度も席を立って湖中社長や弁護士に電話でお伺いを立てる、などなど終始動揺を見せ、交渉当事者としての姿勢を疑わせるものでした。
また、会社は違法・不当な労働実態があることを認め、改善の必要性は認めながらも、最後まで従業員への謝罪・反省の言葉は口にしませんでした。
私たち東部労組とコナカ支部は「真摯」な話し合いを通して着実に労働条件をよくしようと努力しています。しかし、会社が昨日のような不誠実な対応を続けるのなら、会社にとっても従業員にとっても消費者にとっても株主にとっても不幸な「争議」になってしまいます。経営陣には賢明な判断、対応することをあらためて求めます。
なお、次回の団体交渉は「なるべく早期に」設定することを労使ともに合意。場所はコナカ本社か東部労組本部で、時間は日中の就業時間中にやることを「前向きに検討する」と会社側が約束しました。
是非、今後も当ブログとコナカ支部への注目、応援をお願いします。
コナカ第1回団交で労働条件改善に前進
全国のコナカで働く皆さん、当ブログをご覧の皆さん、昨日(3月2日)の夜、全国一般東京東部労組コナカ支部と株式会社コナカとの第1回団体交渉が横浜市内の会議室で開かれました。
組合側からは、コナカ支部を代表して委員長の渡辺輝さん(鹿島店副主任)と書記長の笹川泰弘さん(神栖店主任)が出席したほか、本部スタッフ3人の計5人が出席しました。会社側から出席したのは、作井淳一・副社長、沼田孝・管理本部長兼人事部長、土屋繁之・総務部長代理、堀江俊一・人事部係長、西山賢太郎・人事部係長の計5人。
交渉では冒頭、支部の渡辺委員長が組合結成通知を、笹川書記長が要求書をそれぞれ読み上げました。そのあと居並ぶ会社幹部たちに対して、2人は堂々とこれまでの違法・不当な労働実態の数々を告発。会社側の責任を厳しく追及し、労働条件の向上と職場環境の改善を求めました。いずれもコナカ支部の組合員と当ブログに寄せられたコナカ社員の声に基づくものです(要求書は、長文の為、詳しくは次回以降に報告します)。
その結果、会社側は組合に以下の事項を口頭で約束しました。
1、健全で良好な労使関係を作るため日本国憲法、労働基準法、労働組合法などに基づき、労使とも努力する。
2、会社は、従業員の労働時間を1日8時間、週40時間とする。
3、会社は、従業員に対し、法定通りの年次有給休暇の取得を認める。パート・アルバイト含む。
4、会社は、従業員に対し、年間105日の休日を確保する。
5、会社は、各店舗の人員を増員する方向で努力する。
6、会社は、未払いの時間外労働、休日、深夜労働割増賃金を支払う方向で努力する。
7、店長が管理監督者に該当するのかにつき、会社は再検討し、組合に回答する。
8、年1回の棚卸し、店長候補の研修など、業務の見直しについて検討する。
9、昇給、退職金、一時金などについて組合と協議する。
10、就業規則、36協定について組合と協議する。
11、会社は、今後、労働条件の変更については、組合との団体交渉で協議決定する。
これまで労働組合がコナカになかったときは果たして会社は以上の点を率先して約束したでしょうか。経営者と「対等」の立場にある組合ができて、はじめて労働条件の改善に会社がようやく動き出したのです。まだまだ不十分です。今回の約束を足がかりにさらに会社に要求しなければならないことは山積しています。労働組合がなければ、本当の「労務改善」は実現できません。
あらためて呼びかけます。全国各地の店舗で働く店長、社員、パート、アルバイトの方々、本社で働く社員の方々、東部労組コナカ支部に参加してください。組合を大きく、強くすることが労働条件向上への唯一の道です。
会社側は今回の団交に臨むにあたってマスコミや自社のホームページを通じて「真摯に対応する」と繰り返し表明してきました。私たちもそれを歓迎しました。ところが、昨日の会社側の対応には残念ながら、いくつもの不誠実な点がありました。
最大の点は、上記11項目の約束事項を「確認書」として書面化しようとしたところ、サインをするのをかたくなに拒んだ点です。労使が合意した事項を書面化するのは当たり前のことです。会社側の今回の対応は「不当労働行為」であることは明らかです。
それも作井副社長がサインしようとするのを横にいる沼田部長ら部下が止める、何度も席を立って湖中社長や弁護士に電話でお伺いを立てる、などなど終始動揺を見せ、交渉当事者としての姿勢を疑わせるものでした。
また、会社は違法・不当な労働実態があることを認め、改善の必要性は認めながらも、最後まで従業員への謝罪・反省の言葉は口にしませんでした。
私たち東部労組とコナカ支部は「真摯」な話し合いを通して着実に労働条件をよくしようと努力しています。しかし、会社が昨日のような不誠実な対応を続けるのなら、会社にとっても従業員にとっても消費者にとっても株主にとっても不幸な「争議」になってしまいます。経営陣には賢明な判断、対応することをあらためて求めます。
なお、次回の団体交渉は「なるべく早期に」設定することを労使ともに合意。場所はコナカ本社か東部労組本部で、時間は日中の就業時間中にやることを「前向きに検討する」と会社側が約束しました。
是非、今後も当ブログとコナカ支部への注目、応援をお願いします。
ブログを最後まで見ずに打ってしまったので、少し会社を褒め過ぎてしまいました。すいません。
ともに全国の労働条件改善のために頑張りましょう。
大会社の幹部を前に、組合結成通知と要求書をつきつけるのは勇気のいる事だったと思います。いばらの道でもがんばって下さい。応援しています。
笹川さんは神栖店の主任です。
私たちは団交に先立つ支部会議で、職場にいるコナカ支部組合員やブログでコメントを寄せた方々全員が、組合メンバーの後ろに座っていると思ってやろうと確認しました。
団交での二人の印象を一言でいわせて頂くと「真剣」の二文字がぴったりです。
渡辺支部委員長、笹川書記長は、全ての要求の中身を堂々と説明し、とりわけ店長にも残業代を支払えと強く迫り、また店長研修の中身がいかに違法・むごい過酷であるかを資料を手に掲げて追及しました。
笹川書記長はサインを拒む会社の不誠実な態度に対して、「NHKテレビが団交の様子を写したいと申し入れてきたが、本日は遠慮してもらった。これほどこちらが会社のことを考えているのに、肝心の会社が、今さっき口で約束したことのサインを拒むこの態度は何ですか」と厳しく抗議しました。
私たち本部スタッフからは「全労協30万組合員、家族含めると100万人の関係者は、コナカの利用者であり消費者です。今、この100万人が固唾を呑んでこの団交の行く末を見守っている。12時間・13時間労働、どこの時代の話ですか。100年前の話ではありませんか。400人もいる店長が管理・監督者であるわけがない。会社は猛反省をしていただきたい。コナカ支部の問題が無事全面解決すれば、100万人が大喜びでコナカで買物ができるだろう。
「改善報告の労使合同記者会見」を一刻も早く実現するように私たちも努力するので会社も応えて欲しい」と訴えました。
2時間に及ぶ団体交渉全体は概ね労使ともども真剣かつ紳士的に進んだのですが(しかし、最後まで会社からは労基法違反などに対する反省の言葉はありませんでした)、終了寸前に、会社がサインを拒む、それも作井副社長がペンを手にしてサインしようとしているのに、脇の沼田管理本部長兼人事部長、土屋総務部長代理がそれを何度となく押し留めるという信じらない対応をしてきました。「法律を守る」というただそれだけの中身の確認書にもサインすらできないというのです。私たち本部スタッフは「目が点」でした。こんなことは長い組合生活でも初めての経験です。これを真摯とはとても言えません。
この場面をテレビ取材されていたら会社は本当に恥をかいていたと思います。
また、この間の会社の労働組合からの提起に対して、まず提起者の労働組合に先に対応するのではなく、「労務改善委員会」なる名で先になにやら発表し既成事実化するという姿勢は、会社自ら労使紛争を招く要因を作っていると言わざるを得ません。
次回団交こそが大切です。
一層のみなさんのご意見・感想をお聞かせ下さい。
また、コナカ支部の代表渡辺さん・笹川さんを決して孤立させてはなりません。ふたりだけに集中攻撃を受けさせていいはずがありません。コナカ支部を強く大きくすること、ひとりでも多くの方が支部に加入することが求められています。
今まさに「悪口や陰口で終わらせたくない(渡辺委員長)」の瀬戸際です。
これからも、みなさんの応援よろしくお願い申しあげます。
私からも昨日の団交の感想を書かせていただきます。
交渉全体を通して、コナカ支部の渡辺委員長と笹川書記長の2人は、副社長はじめ居並ぶ会社幹部を前にして、まったく臆することはありませんでした。毅然と、そして理性的に訴えかけました。
彼らが今回求めたのは、彼ら自身の権利や生活にかかわることであるのは間違いありません。しかし、彼らは決して自分のことだけを主張したのではありません。常にほかの社員、店長、パート、アルバイトなどコナカで働く人すべての権利を守る気概で取り組んでいました。
愚痴や文句をぶつけたわけでもありません。働く者の尊厳を守るための当然の要求を掲げたのです。
昨日、彼ら2人はともにコナカのスーツに身を包み、右襟にはコナカの社章が光っていました。会社を良くしたい、もっと誇りを持って働きたい。彼らの願いと決意の現れだと思いました。
団体交渉での彼らの情熱的な話しぶりを横で聞きながら、「まだ結成したばかりだけど、ほんとに立派な労働組合がコナカにできた」と思いました。
他のコナカ支部の組合員はもちろんのこと、このブログを通して様々な声を届けてくれた皆さんのおかげです。心より感謝します。
これまでは職場で不満や疑問があってもひたすら我慢して泣き寝入りするか、自ら会社を辞める道を選ばざるをえませんでした。しかし、これからは違います。
コナカという会社には、経営者と正々堂々と対等の立場で話し合える労働組合が生まれたのです。そして、労働条件や職場環境をよくしていくため、ともに支え合う仲間が集まっているのです。
もちろん記事にあるように、会社の対応は残念ながら不誠実な部分が少なくありませんでした。交渉中も「コンプライアンス(法令遵守)」の大切さを自ら繰り返し述べながら、その一方で「労働基準法を守る」という書面にサインすらできないという異様なものでした。
最後は支部の2人を前にして、一方的に席を立つという無礼なものでした。
コナカ労組は着実に歩み出しました。しかし、あくまでスタートラインから一歩踏み出したに過ぎません。すべての人が働きやすい職場をつくっていくためには、これから労働組合をもっともっと大きく、強くしていくしかありません。
経営者から独立し、様々な権利を持っている労働組合がなくなれば、労働実態はすべて元に戻ってしまいます。会社が丸抱えの「労務改善委員会」がどうなるかは目に見えています。
コナカで働くすべての人に呼びかけます。
ぜひ、コナカ支部に参加してください。
公然と立ち上がった若い2人の勇気に応えましょう。
さて今後も続く団体交渉で経営者には本当に誠実な対応が求められます。このような素晴らしい社員を教育した会社ですので、きっと経営者側も誠実な対応をして下さるでしょう。期待しております
我々は転勤族です。転勤することに対して不満はありません。しかし転宅の際の保証に大変不満があります。私は入社以来、半年~2年で転宅を伴う転勤を繰り返しています。もちろん規程で引越し代、敷金①、礼金①、手数料①は出して頂いてるのですが正直、上記の保証では毎回赤字です。いつも引越しに備え貯金をしているのが実情です。
そこで提案です。
①転宅に対する保証を100%行う。
②転宅を伴う転勤を少なくする(最低3年は転宅をさせない)
せっかく店長の給料を頂いていても、生活にゆとりがありません。