日本労働弁護団が「派遣労働酷書」を発行し、行政をはじめ各関係団体やマスコミ等で大きな話題を呼んでいます。
「派遣労働酷書」の内容は、
Ⅰ.貧困と差別の温床(労働者派遣法の問題点と法改正の方向)
Ⅱ.ホットライン等に寄せられた相談事例
1.不安定雇用が具体化したケース
2.退職とともに住居を喪失したケース
3.セクハラ・パワハラ
4.社会保険未加入
5.差別待遇・不当待遇
6.生活苦
7.違法派遣
8.労働災害
9.専門業務派遣
Ⅲ.派遣村にはどんな相談がきたか
等です。
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19ページのⅡの9.専門業務派遣(上参照)で、阪急トラベルサポートの派遣添乗員問題が取り上げられました。HTS支部のたたかいの紹介と日本の派遣添乗員全体の問題として、≪「日当がとても低く生活困難なため、新しく入った人がすぐ辞めてしまうが、安く使える新人を求めて長くいた人が使い捨て状態になっている」「17年働いているが年収300万円を超えない。添乗員が添乗だけで自立できるような日当がほしい」「労働時間に対して日当が安すぎる。時間外手当が出ないので、つけてほしい」といった悲鳴のような声が上がっている≫と派遣法の抜本的見直しを訴えています。
7月24日には塩田委員長アサイン停止問題について、組合が不当労働行為救済申し立てを行った東京都労働委員会の第1回調査が行われました。
阪急トラベルサポートは早急にすべての問題を解決すべきです!
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日本労働弁護団ホームページ
パンフレットは、ダウンロードできます
■派遣労働酷暑1のダウンロード(PDF:2.80MB)
■派遣労働酷暑2のダウンロード(PDF:1.83MB)
■派遣労働酷暑3のダウンロード(PDF:1.87MB)
■派遣労働酷暑4のダウンロード(PDF:3.65MB)