コナカ第３回団体交渉の報告（業務改善など）

コナカをみんなが働きやすい職場に変えよう！

　この日の団交では、残業代以外にも多くの問題を協議・確認しました。会社側は以下の業務の見直しを今月下旬から来月にかけて実施することを組合に明らかにしました。

１．店舗内販売会議の中止

２．有線一括放送の中止

３．ブロック長らによる中間数字の集計の中止

４．外回りの閉店処理（のぼり、懸垂幕など）の閉店５分前からの実施

５．グループウエアによる本社から店舗への指示は午後６時までにする

６．最終報告の全店舗での中止

７．毎週やっていた員数検品を月２回に減らす

８．「上様伝票」の取りやめ

９．閉店時間にＢＧＭを流し、客に閉店を周知させる

１０．ＰＯＳの閉局（レジを閉める）を閉店１時間前に実施する

　以上を改善点として組合に示しました。これらについても組合は一定の「成果」として捉えています。今後もさらに全社員が働きやすい職場になるようさまざまな要求を出していきたいと考えています。是非、組合に要望を寄せてください。

　また、組合員から強い要望としてあがっていた「役職定年制の撤廃」を正式に要求書として会社に提出しました。「役職定年」とは、店長が５０歳になれば自動的に店長職から外され、副店長や主任、副主任などの社員の場合は４０歳で役職から外されます。役職手当などがなくなり、基準内賃金もカットされるなど、労働条件を一方的に不利益変更する極めて不当な制度です。「このままではコナカで安心して働き続けることができない」という声がたくさん組合に寄せられていました。

　そのほか東戸塚（スーツセレクトは池袋）での店長候補研修の見直しも同じように切実な要望としてあがっていたので、あらためて問いただしました。会社側は前向きに検討し、見直しに着手すると約束しました。

　会社に前回出していたパート・アルバイト社員についての要求書に対しては、会社はいずれの項目についても口頭では合意しました。とくに雇用保険や社会保険の加入要件を満たせば、パートやアルバイトであっても加入させることを約束しました。ただ、確認書を交わすのは「次回まで待ってほしい」とのことでした。

　まだ団体交渉は３回を終えたばかりですが、労働条件の向上や職場環境の改善に向けて動き出した部分は少なくありません。労働組合ができた後と前では大違いです。このブログを毎日見て、コメントを寄せてくれている皆さんの力でもあります。

　その一方で、店長の「管理監督者」問題をはじめ、会社と組合が真っ向から対立している部分があるのも事実です。まだまだ改善しなければならないことも山積しています。良くなった部分も組合がなくなれば、また元通りに戻る恐れがあります。本社にも店舗にも子会社にも、コナカのあらゆる職場に労働組合を根付かせる努力が今こそ必要です。

 

　自らの職場の未来は、自らの手で切り開いていきましょう！

　コナカで働くすべての人は東部労組コナカ支部に集まってください！