新型コロナウイルスの影響は旅行業界にも及んでいます。
東部労組HTS支部大島組合員の場合、恒常的に添乗している阪急交通社のツアー、とりわけヨーロッパ方面のツアーがのきなみ中止となっていることをうけ、添乗する予定であった3月・4月のツアーがキャンセルされ、以降も5月上旬まで「仕事がない」状態となっています。
このような状況で、雇用主である阪急トラベルサポートからは現在まで、ツアーキャンセルにともなう賃金補償や今後の見通しなどについて詳細な公式アナウンスがありません。
「ツアーごとの雇用契約」である登録型派遣添乗員にとっては、ツアーのキャンセル=「仕事がない」ことがより顕著なかたちで収入の減少に直結します。また今後、添乗するツアーがない状態が続けば事実上の失職状態となり生活そのものがなりたたない状況となります。
「常用雇用ではなくツアーごとの雇用契約だから、添乗業務がない期間について休業手当の支払い義務はない」との言い分は成り立ちません。
HTS支部大島組合員でいえば、月20日程度の添乗業務を恒常的に行い、それを20年近くも続けているのです。働き方の実態はまさしく常用雇用です。
そうである以上、キャンセルとなったツアー分はもちろん、添乗業務がない期間も含めた賃金補償が行われるべきです。
HTS支部は4月8日に予定されている阪急トラベルサポートとの団体交渉で、ツアーキャンセルにともなう賃金の補償などの対応策につき会社からの説明を求めるとともに、業務がない期間に対する賃金補償を求めていくことにしています。
全国の添乗員のみなさん・旅行業界で働くみなさん
ツアーキャンセルなどにともなう賃金補償、労働条件で疑問・お困りのことがありましたら東部労組・HTS支部にご相談ください!
【連絡先】
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