(写真:6月30日の天満社会保険事務所アピール行動)
7月3日、阪急トラベルサポートと全国一般東京東部労組HTS支部との第18回団体交渉が行われました。
組合の出席者は塩田委員長、大島組合員と本部役員、会社側は伊藤弁護士、田中支店長はじめ4名でした。
<諸要求への回答>
組合がこの間、要求し、会社が「検討中」としていた要求事項につき、まず回答を求めました。その中で「打ち合わせ・精算日を前倒しすること」との要求に対して、会社は「その方向で進める。8月中にはスタートさせる」と約束しました。
「時間的余裕をもって打ち合わせ・精算業務を行いたい」との観点から組合が要求していたことですが、実現をかちとりました。
その他、組合は現在支給されている文房具の品質を向上させることも要求しましたが、会社はこれについて「添乗員の要望を聞いて、必要であれば改善する」としました。
<社会保険について>
会社はこの日の団体交渉で、社会保険加入について、「今年の10月1日より、年間180日稼働(打合せ・精算含む)の添乗員を無条件で社会保険に加入させる」と発表しました。私たちがこの間会社の「勤続9年・180日稼働」という条件に抗議し、6月30日には天満社会保険事務所に要請を行ったことを受けての対応なのでしょう。
しかし、この条件でもなお加入を希望していてもはじかれる添乗員が出てくるのは明白です。その意味では依然として会社が一方的な条件を設けていることに変わりはないのです。
これについての会社の回答は、「加入・非加入については4分の3要件に基づいて会社が判断する」というものでした。本来、社会保険に加入できるかどうかは社会保険事務所が判断することです。なぜ会社が基準を設けて「入れる・入れない」の線引きを行うのでしょうか。
組合は「希望者は全員加入させよ」と改めて強く訴えました。
これに対して田中支店長は「最終的な到達点は『希望者は全員加入』ということで、自分としては社内で意見を述べていく」と明言しました。
会社はただちに一方的な条件を取り払い、希望者を全員社会保険に加入させるよう、社会保険事務所に手続きを行ってください!
<みなし労働について>
組合は6月25日のJTBサポートへの中央労基署の是正勧告、また、この間多くの労基署が旅行会社・添乗員派遣会社に対して是正勧告指導を行っていることから、改めて「事業場外みなし労働を撤廃せよ」と要求しました。
しかし会社、伊藤弁護士は「JTBと阪急トラベルサポートは会社が違う」と回答。また、阪急トラベルサポートへの昨年10月1日三田労基署の是正勧告指導についても、「みなし労働については指導票なので違法とは言われていない」、37条違反(=残業代を支払え)での是正勧告についても「まあ、ああいうのが出たんだということ」「労基署とは見解が違う」「未払い賃金があったかもしれないし、なかったかもしれない」というあきれた回答でした。
<田中支店長への反論>
田中支店長は労働審判の陳述書において、「アイテナリーはあくまでも目安」「お客さんが満足するならツアーコースや行程の変更も可能」と主張しています。組合はこれについて団交の場で反論しました。
結果、田中支店長も「乗り物や観光スポットへの立ち寄りは守らなければならない」「ツアーの変更は許されない」「アイテナリーによって行程は指示されている」「アイテナリーで指示されている行程を『こなす』ということ」など、「事業場外みなし労働」の概念とはかけ離れた、添乗員の労働が「時間管理」されている実態を述べました。
しかし、田中支店長の結論は「だけど添乗員の労働は時間管理できず、事業場外みなし労働である」という矛盾したもの。これだけとっても、すでに「事業場外みなし労働」の論理は破たんしていると言わざるを得ません。
7月7日には本裁判が始まります。会社はいつまでこの破たんした論理を通すのでしょうか。
阪急トラベルサポートはただちに事業場外みなし労働を撤廃してください!
対客ありの打ち合わせが2時間~3時間で終わるとか、新幹線は休憩時間だとか、会社は嘘ばかり。
新幹線の車内でOPを取る事が、他のお客さんに対してどう考えても邪魔なはず。
お客さんにセクハラされても添乗員のせい。アンケートに嘘を書かれても添乗員のせい。
勇気のある組合の方々を応援しています!
ちょっと気になるのは、TCの業務は8時から20時というのはどうなったのでしょうか?
どうして20時から残業ではないのでしょうか?
昼休みすら取れないというのに。
一般に時間外手当というのは17時以降、22時以降は割り増し、休日手当もない。
日本では自分の力を生かして好きな仕事して多くを望むのは罪のように扱われますね。
JTBではなく阪急交通社、トラサポが先陣を切って業界改革を進めて欲しいです!
退職したものの自分の所属していた会社には頑張って欲しいと思ってます。
業界の頂点に!!!!
「だけど添乗員の労働は時間管理できず、事業場外みなし労働である」
笑っちゃあいけないが、ここの場は支店長の個人的なご感想を発言する場ではないはずですよ。でもぜひ裁判でこのまま押しとおしてください。(ぜひぜひ)
発言の中で、出だしのところ「だけど・・・・」っていうところが辛い胸の内を明かしています。ですがあなたの立場である人が本来やることは、親会社の阪急交通社をコンプライアンスに従い説得することでしょう。たしかにこの根底にある問題は派遣会社だけで解決すること自体難しいことでもあり、旅行業界全体を正していかないとできないことも、よくわかっているあなたが何を言う!
裁判ではっきりと決着をつけるのは正解です。
判決には強制権がありますから。
もう逃げられない! 旅行会社! 覚悟せよ!
「アイテナリーはあくまでも目安。お客さんが満足するならツアーコースや行程の変更も可能。」
だったらすべての責任はとると、お客様相談室にも言っといてもらえませんか?
それ、添乗マニュアルや指示書にも書いてくれませんか?
以前だったらそれで発生する旅程保証のお金も添乗員に払わせたことでしょう。
怒られた上にお金まで取られてそれで出禁。
こんなこと、添乗員ができるわきゃないでしょ!
事業場外みなし労働ってのは朝の5時~8時、20時~22時は無給、つまりボランティアっつうことです。
22時~5時も子供の小遣い程度の手当のみだからこれもほぼボランティアっつうことです。
現役添乗員さん傍観者じゃあダメでしょ。ひと事ではなく自分事ですよ!
組合加入なんて一般企業じゃ当たり前のことですよ。
たちあがってガンバレ!
・最低賃金法違反
・残業代未払い
このうえさらに上記言動
・虚偽、偽り、詐欺
どこまで行くの? 支離滅裂発言!
なら、8時間で終わるように変えちゃいましょうか?
6時半スタンバイなら、2時半で終われるようにね!
おきゃくさんが満足するかはしらないけど
8時間しか働いてないんだからね。
旅行会社で時間管理できないっていうなら、
添乗員が時間管理して、8時間でやめていいわけなのかな?
みなし労働っていうなら、それでいいんだよね!!
それじゃ、だめなら、みなし労働じゃないんだから
お金払ってくださいね!
正直申しますが、どんな状況でも40人いる中で必ず苦情を申し立ててくる方が
いらっしゃいますから、全員が満足なんてことで行程変更できることは、あ り え ま せ ん!
それは阪急交通社が「文句を言えばすぐ返金する」という事実をお客さんがよく知っているからです。
許せないのは、いままでどれだけの仲間がこの阪急の身勝手な返金処理の分を最後に自己負担させられたことか。
拒否すれば自分の会社の仲間に仕事が来なくなるからという悲しい立場をうまく利用した強奪です。
安易にその場限りの返金対応がこれら常連顧客にうまみを教え、次々と同調する人が増えてしまった。
知っているくせに、よくもまぁそんなことがいえるもんですよ。