シリーズ「解雇理由」2016年8月分

みなさんへ　
シリーズ「解雇理由」です。
2016年8月にＮＰＯ法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。

 

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「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例(2016年8月)のまとめ
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年10月11日

1、 不当な人事異動を拒否したら、会社は「クビにしてやる」と脅迫まがいの勧告をしてきました。ところが、いつまでも解雇してきません。会社に行けない状態で4ヶ月が過ぎ、その結果、そのかん働いていませんから給料もでません。しかも解雇されていませんから離職票もなく、失業保険の手続きもできません。就職活動もできません。会社の理由は一つだけです。解雇ではなく、自分から辞めさせたいのです。こんな事が許されるのでしょうか。

 

2、 老健施設。根も葉もないでっち上げで退職に追い込まれました。「訪問先の利用者宅から食べ物や金品を貰っているという匿名の苦情が市に有り、市が指導に入った」という話でした。しかし、全く身に覚えはなく名誉棄損です。しかし私の言い分は信用してくれませんでした。しかも、後で判明しましたが、市が指導に入ったという事実も嘘でした。また、市からは「匿名の苦情を外に漏らすこともあり得ない」とも言われました。

 

3、 外資系企業。本国側の判断で日本撤退が決まりました。撤退する来年1月まで勤務した者にだけ一ヶ月分の退職金を支給し、それ以前の退職者には退職金はないという連絡がきました。全社員が年俸制の一年契約です。会社都合の閉鎖ですから、年俸を全額払う義務が会社側にあると思うのですが。退職金も平等に支払って欲しいです。

 

4、 社会福祉法人の保育園。勤続30年。園長から「やる気がないなら辞めたら・・。あなたが辞めたらやる気のある人を採用できる」と言われ辞める事になりました。過去何度も似たような肩たたきを受けましたが、その都度「辞める理由は無い」と突っぱねてきていたのですが、今回は年齢的にも気持ちが萎えてしまい、受け入れてしまいました。自分としては自己都合退職ではなく、会社都合退職だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

5、 得意先の受注が無くなり、会社全体の売り上げが3割減になると発表され、それを理由に10名の社員、契約社員、パートが整理解雇されました。解雇されず残ったパートも「給料は今までと変わらないが仕事量がすごく増える」、あるいは「暇な時は休みか早退。年収は100万円以下」という条件を付けられています。一方で会社は、すでにハローワークで2名の求人をだしています。会社のこんなやり方、問題はないのでしょうか。とてもショックです。

 

6、 派遣社員。契約期間満了の一ヶ月前に「次回契約更新はしない」と派遣会社に告げました。その2日後、派遣会社から「今日付けで辞めるか、長期継続するかどちらかにしてください」と言われ、退職を選びました。この場合は会社側からの「途中解約」と理解していいのでしょうか。

 

7、 毎朝始業時間15分前に制服を着替えた社員は宗教のような経営理念を読まされます。上司は、部署願いを出した社員の悪いところを一人ひとりが言うように指示を出します。私は悪口を言えないでいると「上司が言っているのに何故言わないのだ。失礼だろう」と叱られました。私にも勝手な理由で「次回の更新はしない」と告げられました。

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