写真=裁判後の報告集会で勝利をちかう東部労組メトロコマース支部組合員(2016年9月29日)
9/29 東部労組メトロコマース支部の非正規差別なくせ裁判 第16回口頭弁論報告
非正規差別を許さない公正な判決を求める大運動をいっしょに起こしましょう!
東京メトロ駅売店の非正規労働者らでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が正社員との賃金差別をなくすために起こした裁判の第16回口頭弁論が9月29日に東京地裁で開かれ、次回12月の期日で結審、来年春にも判決が出る可能性が高くなりました。非正規労働者への差別を許さない公正な判決を求める大運動を巻き起こしましょう!
この日の法廷にも多くの支援者が駆けつけ、傍聴席はあふれました。裁判所と原告・被告との調整の結果、次回の口頭弁論期日が12月15日となり、その場が結審となる可能性があることを裁判長が示唆しました。結審すれば、来年春にも判決が出る公算が高くなります。
裁判後の報告集会では、弁護団の青龍美和子弁護士が「この裁判を通して明らかになった賃金差別の実態をふまえて計算すると、ボーナスや退職金なども含めて非正規労働者の賃金は正社員の約半分である」とグラフを使って説明しました。
今野久子弁護士は「(公序良俗違反で非正規差別を一定是正した)丸子警報機事件の判決から約20年もたっている。それから労働契約法20条が生まれ、時代も大きく変わっている」として、裁判所には過去の判例を前進させる判断が求められるという考えを示しました。
原告の組合員4人からは「私たちは弁護士に任せて何もせずに待っているわけにはいかない。来年の判決に向けて非正規差別を許すな、という大キャンペーンを考えている。ご協力をお願いします」などと、勝利判決を獲得するために闘っていく決意が述べられました。
また、この日の傍聴と報告集会には、今年3月まで東京メトロ駅売店で働いていた女性販売員も参加してくれたことが報告されました。
報告集会では、東部労組メトロコマース支部と同じ労働契約法20条を使って裁判を闘っている郵政ユニオンの原告2人と、解雇撤回を求めて闘っているJAL争議団の仲間から連帯の発言を受けました。
すべてのみなさん!東部労組メトロコマース支部の裁判はいよいよ判決に向けて動き出します。私たちは非正規労働者への差別を許さない公正な判決を求める大運動を起こしていきます。みなさんのよってたかってのご支援を心よりお願いいたします!
当面は次回裁判への支援傍聴と集会参加をよろしくお願いいたします。
【東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判 第17回口頭弁論】
■日時:2016年12月15日(木)午後1時15分~
※ 10分前に法廷に集まってください。
■場所:東京地裁7階 709号法廷
(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口から徒歩1分)
■報告集会:裁判終了後に報告集会を予定していますが、現時点で場所は未定です。決まり次第、当ブログなどでご案内いたしますので、報告集会へのご参加もよろしくお願いします。
<連絡先>
全国一般東京東部労組 書記長:須田光照
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org