みなさんへ
シリーズ「解雇理由」です。2014年12月にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2015年2月9日
1、6ヶ月後の退職願いを出したら、今月一杯で辞めてほしいと言われた。これって解雇なのか。
2、事業所が閉鎖になり、解雇された。理由は事業所の赤字。他の事業所は黒字で会社全体では経営に問題がない。その上、解雇なのに自己都合退職で辞めろと言われている。
3、コンビニの大学生のアルバイト。月曜から金曜までフルタイムのバイトをしているが、学業のためあらかじめ週1日、2日は休む約束で働いていたが、最近オーナーから「休みが多いから、出勤停止だ」と通告された。その後「退職扱い」と言われた。
4、社長による連日の「舐めるなよ」「俺の命令は絶対だ。従わないなら辞めろ」等の暴言によるパワハラで、病気になり、心療内科に通っている。この状態で自分から退職しても自己都合退職とされてしまう。本来なら「特定受給資格者」=会社都合退職となるのではないか。
5、株取引の会社です。ひどいいじめを受けている。「私はコミュニケーション能力の低い人間です」の文書を書かされたり、それを全社員に向けて朗読させられたり、死にたくなるほどの屈辱の日々。ついに退職勧奨も受け、今は恐怖心で一杯です。
6、あまりにもデタラメでいい加減な社長に一言意見を言ったら、翌日付けで解雇された。
7、新卒のデザイナー。デザイナー募集で就職したのに、肝心なデザインの仕事は全くない。退職を願い出て2ヶ月後の退職が決まったのに、突然「一週間後に退社」と告げられた。その上、「精神的に弱いんだね」など人格を否定するような言葉を言われ続けている。
8、正社員として入社。3ヶ月の「試用期間終了」を理由に解雇された。「試用期間終了」が正当な解雇理由と言えるのか。解雇であれば、正当な解雇理由や手続き、また解雇予告や解雇予告手当などが求められるのではないか。
9、アルバイト。労働時間など労働条件が、入社時の説明とまるで異なるので、質問したら解雇された。
10、正社員の事務員。会社に妊娠を報告すると「うちには産休がないから辞めてもらわないといけない」と言われた。
11、医薬関係会社の病院担当営業社員。突然上司から「来年からあなたのポジションがなくなるので、他の会社を探すように」と言われ、転職支援会社を紹介された。理由は「社員としての能力不足」としか教えてくれない。週一回上司の面談が苦痛でたまらない。
12、パート女性事務員。社長と二人だけの宿泊を伴う同行を断ったとたんに、いじめやパワハラが始まり、最後には難癖を付けられ解雇された。
13、女性。社内恋愛で結婚が決まって会社に報告したら「社内でそういう関係になるのはモラルとしてはどうなのか」「うちは三等親まではだめなので退職してくれ」と言われた。
14、飲食店でアルバイト。パワハラの店長の罵声や残業の強要がひどい。そして突然理由もなく即日解雇の通告をされた。
15,介護施設勤務。病気で一ヶ月間入院して職場復帰したら、「正社員からパートになってもらう。みんなに迷惑を掛けたので詫びてほしい」等の通告をされた。自分から辞めさせようとしている。
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