大久保製壜所の重大労災発生に急きょ社前抗議アピール行動!

動画<大久保製壜所で重大労災事故発生! 東部労組大久保支部緊急社前抗議アピール行動>

重大労災発生!!

 仲間の三人が死んでいてもおかしくない。

「腰椎骨折」は一生車イス生活の危険性すらある

2019年7月16日
全国一般東京東部労働組合　大久保製壜支部　
葛飾区お花茶屋1-18-11　TEL03-3604-5983

　7月7日午前、墨田区の大久保製壜所で重大労働災害事故が発生しました。警察・消防署から沢山の救助隊、レスキュー隊も駆け付け、崩れてきたパレットの重いガラス製品に埋もれた三名を救出しました。向島警察も「業務上傷害の罪で訴えることもできる大事故」と言うほどの大労働災害です。当然刑事犯罪、民事犯罪の責任が追及される可能性すらあります。

　何十年間も我々東部労組大久保製壜支部が「パレットの多段積みをやめろ!」「必ず、死人が出る」と必死に要求し続けていたのに、会社は全く耳を貸さないで来ていました。今も倉庫の中は、パレットが5段6段当たり前のように積まれています。地震があればたちまち崩れてきます。金もうけや生産より労働者の命こそを優先すべきなのに、何十年も、怖ろしい「多段積み」を止めない会社に全責任があるのは火をみるより明らかです。

　今、会社は、「以前からカートンの三段積みは禁止していた」と、いかにも、今回の事故の原因が労働者側にあるかのような態度を取っています。しかし、実際置く場所がないため、労働者は仕方なく三段積み以上で置くしかないのです。しかも、それを黙認していたのは会社ではないですか。しかも床がへこんだり傾いています。その床に水がたまり、そのままパレットを置くとそれこそ危険なので、労働者が日々その水を掻き出しているのが実情です。

　
　ましてカレットはパレット5段6段が当たり前のように積まれているのは皆が知っています。地震や事故でこれが崩れたら、絶対に死人が出ます。子供でもわかることです。

大久保製壜所の3交替・灼熱地獄の中で
頑張る労働者の仲間のみなさん ！

　会社のこんな態度を許していいのでしょうか。三人とも全員50歳です。まだまだ若い、人生これからの仲間たちです。それなのに、こんな恐ろしい目にあい、痛い大ケガを負わされ、一生障害が残るのです。
全ての労働者の皆さん　！
　同じ仲間として、同じ働く労働者としてこんな会社を許すことができるでしょうか。見過ごすことができるでしょうか。
　会社はただちに、三名とその家族と、また全労働者に心から謝罪し、健康が完全に回復するまでの充分な治療と補償を行い、なにより「パレットの多段積み」をただちにやめるべきです。

　大久保製壜所では、かつて障害者の山田さんが風呂場で溺れ死ぬ事故もありました。製壜課では橋本さんがベルトコンベアに上半身が挟まれ瀕しの重症を負い、一生治らない重度障害者となり、また検査課で機械に挟まれたおそろしい事故もありました。今後こんな悲惨な労災を二度と起こさないようにさせなければなりません。会社は、今後は私たち東部労組の要求に謙虚に耳を傾けるべきです。

 

大労組委員長は、
ストライキで抗議すべきです ！

　大労組（大久保製壜所労働組合）委員長は、何故ストライキで抗議しようとしないのですか。大労組委員長は、会社の犯罪行為（覚せい剤謀略犯罪）に抗議すらせず、最近では労基法違反に手を貸して（製壜課の通し勤務・残業に安い「手当」で賛成）、また検査課の12時間シフト・グリーンパッケージ導入も認めてきています。

　今回の被害者二人は大労組組合員ではありませんか。大労組の委員長は、何故怒らないのですか。それでも労働組合の委員長といえるのですか。大労組委員長に猛省を求めます。