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2019重大労災について向島労基署が大久保製壜所を書類送検

2021年11月10日 11時40分13秒 | 労働組合
2019年7月7日に発生した重大労災事故について、向島労働基準監督署が大久保製壜所(法人)とその責任者個人の二者を8月24日付けで東京地検に書類送検していたことが明らかになりました。

送検事実は労働安全衛生法第21条・労働安全衛生規則第432条違反(はい【≒積荷】の崩壊を防止するための措置を講じなかったもの)で、この事実は東京労働局のホームページ
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000986405.pdf
に「労働基準関係法令違反に係る公表事案」として社名も含めて公表されています(大久保製壜所の事案は3ページ目)。

これをうけ検察は関係者への事情聴取を行っているようです。その結果、起訴を行うかどうかを判断することになりますが、会社が危険な多段積みを放置・黙認した結果、労働者3人が文字通り「殺されかけた」重大労災事故が犯罪であることは火を見るよりも明らかです。

大久保製壜所に対してはこの重大労災事故に関連して3回の是正勧告・指導が発せられています。
しかし会社は労基署の勧告・指導を無視するかのように新たな場所で多段積みを続けていたことが今年6月の組合の調査で明らかになりました。この新たな多段積みに対しても8月、向島労基署から指導が発せられています。
そして今回の書類送検。大久保製壜所はいつになったら労働者の安全・人命軽視、金儲け優先の体質を改めるのでしょうか。

大久保製壜所は書類送検の事実・これまでの経過を重く受けとめ、重大労災事故に被災した労働者への補償をただちに行い、危険な多段積みを根本的に解消すべきです!


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