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全国一般東京東部労働組合の記録

8.27朝日新聞記事【派遣添乗員への違法・不当な健保未加入】

2007年08月28日 10時12分08秒 | 添乗員・旅行業界

大阪社会保険事務局、阪急トラベルサポート本社に立ち入り調査!
品川ハローワーク、東京支店を臨検・立ち入り調査!

8月27日付朝日新聞全国版の夕刊は、大阪社会保険事務局が、添乗員の不当な社会保険(健保・厚生年金・雇用保険)未加入に対して「阪急トラベルサポート」本社に立ち入り調査をしたことを、また、「短期の契約内容であっても、毎月社員並みに勤務する場合は継続雇用と同じ。加入義務が生じる」との同事務局の見解の記事を紹介しています。

一方、7月に、私たちHTS支部が雇用保険の違法な未加入で申し立てた品川ハローワークは、この8月8日に阪急トラベルサポート東京支店を臨検・立ち入り調査を行っています。
会社側の対応は、上田支店長や3名の社労士で行いました。そこで会社側は「ハローワークが被保険者としての資格ありと判断すればしかるべき措置を取る」と答えています。

そもそも雇用保険加入等は支部の基本的な要求です。最初から団体交渉で労使間で話し合って解決できた問題です。「みなし労働」も同様です。ところが、旅行業界全体の決まり事だからと、頑として労使間での話し合いでの解決を拒み続けた結果が、現在の社会的糾弾の嵐なのです。今後もこの世論からの声は高まることはあっても収まることはないでしょう。

行政機関の摘発・是正指導を受けるまでは違法行為を続けてもいいのだとする姿勢は到底まともな健全な企業とはいえません。

今からでも遅くありません。
阪急トラベルサポートは次回団体交渉こそ真摯な姿勢で労使協議に臨むべきです。

率先して添乗員を救うべきです。

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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (現役添乗員)
2007-08-28 14:20:17
ドンドン世間に広がって来ています。

この勢いを皆でもっと支援しよう。
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Unknown (元添乗員)
2007-08-28 14:24:18
大手企業の面汚し旅行業界。
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専ら(もっぱら)派遣 (Unknown)
2007-08-28 14:39:07
新聞報道でももう一つ見落とされている問題と思いますが、
特定の企業(親会社)にのみ派遣するために子会社(インハウス)
を作るのは専ら派遣といって派遣法違反です。

阪急トラサポのみならず旅行業界にはそういったインハウス
派遣会社が多々ありますが、金融監督庁は銀行のインハウス
派遣会社をきちんと調査し指導しているのに、国交省には
そういう動きが見られませんね。

この業界は一体何重に法令違反しているのでしょうか。
返信する
Unknown (日本旅行 添乗員)
2007-08-28 22:45:54
下記は以前の新聞報道です。

添乗員派遣56社が加盟する「日本添乗サービス協会」(東京)によると、派遣添乗員は全国1万2000人前後とされ、厚生年金と健康保険に加入していないケースが目立つという。

JTBは、派遣子会社5社のいずれも加入させていない。約500人が登録する1社では、うち約70人が年間200日以上勤務している。一方、近畿日本ツーリストの関連会社や添乗員派遣大手「TEI」は、年間180日以上勤務する派遣添乗員を加入させている。日本旅行の子会社4社も一定の基準を満たした者について加入を認めている。

私は日本旅行のJATS東京専属添乗員ですが、「日本旅行の子会社4社も一定の基準を満たした者について加入を認めている。」これは正直過去の話です。10年以上仕事をしている方々で希望者が加入出来ていたようです。東京では全員にオープンな通知は一切無く、加入が無くなった事も契約添乗員には知らされることがありませんでした。
知らないうちに加入できなくなっていたのです。
おかしい話です。
現在は年間添乗日数200日を越える一番働き盛りの会社を支えている添乗員たちは全く加入させてもらえません。この「日本旅行の子会社4社も一定の基準を満たした者について加入を認めている。」とは嘘もいいところです。
大手旅行会社の専属会社ほど嘘も立派ですね!
添乗員の労働時間が15時間以上でもこの会社は何もしない。
自分の身には関係ないから・・・・
添乗員は奴隷と思っている客同様、会社も同じ!
労働基準法違反だらけなのに罰せられない旅行業、派遣法に違反している添乗員派遣会社。
日本旅行との契約は8時から20時の労働時間と書面で契約させ、オーバーワークでも無視し続ける日本旅行、グット・ウィルより悪質な旅行業の派遣会社、なぜ、グット・ウィルは叩かれ、旅行業にはメスが入らないのか?この業界の圧力ほど凄いものは無い?
日本旅行のある社員が行政に駆け込み、結局日本旅行は正社員に約3億程の残業代を支払ったと聞いています。(たしか3億程)添乗員はどうなの?
奴隷だからいいのですか?
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Unknown (Unknown)
2007-08-28 23:55:15
「ダムの崩壊も蟻の一穴から」 すべての旅行会社の役職幹部の皆さん、穴は益々は大きくなって来ています。穴を埋めよう、隠そうと思っても、水はダムが崩壊するまで流れ続けます。日本全国の添乗員一人一人が旅行業界変える大きな流れになる可能性を持っています。
返信する
Unknown (出雲 只徳)
2007-08-29 14:48:24
皆さん毎日ご苦労様です。
このブログをずっと注目しています。

TC問題は、派遣添乗員の待遇の悪さ(暮していけないほどの安い賃金)と、その改善が遅々として進まなかった点に根があることは言うまでもないでしょう。
さらに2001年の9・11来、年々ひどくなる労働環境と
JATA・TCSA・サービス連合の三者による「みなし労働を認めてほしい」という実態とかけ離れた要望書がだされたことで、TCの怒りを呼びました。
現状を固定化、正当化しようという動きへの旅の現場からの当然の反発です。

長いものに巻かれて命をすり減らしていくか、辞めて別な世界で暮すか、しか選択肢が無かったのに、組合を作って意見を言っていくという第三の道が示され、
マスコミも取り上げる大きな流れとなっています。
仕事に喜びを持って生き生きと働きたい、この仕事で自分の将来を建てていく、人間らしく働きたいという当然の願いの表れなのだと思います。
私達ツアコンの未来は、今、ここに加わることからしか開けてこないと思います。

派遣会社、AGTの姑息な対応が解決を遠ざけてきました。 事務所の所長、営業担当は自分たちの都合のいいようにTCを動かしたいのでしょう。旅行業界の発展に欠かせない多くの人材をむざむざ退職に追い込んできた経営者の方も意識を変えてほしいのですが、どうも自分達が変る気は無いらしい。
昇給やアサインという生殺与奪の権力を持ち続けていると、その自覚が薄れて安住してしまう。立場が違うことの自覚も無くハラスメントを繰り返し、人をモノとしか見られなくなっていく。自分の立場を客観的に語れない人にどうして法律を守ることができるのか??? 
添乗のひどすぎる現場を直視せず「~すること・・・」等と言う人物は早く退場してほしい。
“分かっていない人”がこうも増えたのでは、各社に組合ができといくのも当たり前ですよね。
私事で恐縮ですが、前の派遣会社を辞めた時、あまりの理不尽な言い草にS所長への決別の言葉は「恥を知れ!!!」でした。

JATAもTCSAもこの問題に道筋をつけられないようではTCはもちろんお客さんからの支持を無くし、世間の批判が収まる事はないでしょう。TCSAのHPを見ても「労働問題について」のPDFが6月18日付でupされているだけで、当事者能力と責任を問われているという認識がページからは伝わってきません。
派遣会社と旅行会社は早く違法状態を一掃し、働き続けてきたツアコンに適正な賃金を支払い、頭を下げて侘びの一言を述べ、健康保険や年金制度を整えてほしい。
労働組合の活動はTCの必要な望みを実現していくのに同じ方向を向いて歩んでいると思います。


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三団体の文書の一部に怒り! (元添乗員)
2007-08-29 16:26:58
JATAとTCSA、サービス連合三団体が労働省に2月に
提出した文書で一番頭にくる部分は この部分です。
「例えば、運輸機関による移動時間中は、運行は運転士、サービスはガイド・車掌・乗務員などが行っており、添乗員の行う業務は、乗り込んだ際の人員の確認と今後の旅程の案内、到着間際の到着後の案内など、ごく限られた時間の労働を行っているのみです。」
 添乗員の労働時間管理をPCで検索すると三団体が提出したみなし労働を認めてとの公式要望書が見れます。
一日16時間前後を7500円から1万前後の日給で添乗員に沢山の業務をさせて よく言えたもんだ
と呆れます。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-08-29 20:02:06
前述の「元添乗員」さん、私も三団体のその部分に怒りを感じました。
先日、欧州系の粗雑なサービス(というか、無サービス)で知られている航空会社に乗ったとき、1回目の食事が終わってしばらくし電気も消され機内静まり返った時、お手洗いのため席を立った私を見つけ、すかさずお客様が私を通路で呼び止めました。
寒いので毛布をもう1枚欲しいと。
お客様自らが2度外国人アテンダントに言ったけれど無視されたと。
すると、近くの人が私も欲しいと。
さらにその近くの人が、個人用モニターの使い方を聞いてきました。
一通り対処した後、今度は、食事の時にコーヒーを服にこぼされたとの苦情・・。
アテンダントにクリーニング代の交渉、通訳を行いました。
お客様と行動を共にしている限り、私達添乗員は完全に解放され休息しているわけではないのです。
三団体の役員は添乗経験のある方はいるのでしょうか? 経験者であっても、きっと機内では何1つ気を配ってはいない方だったのでしょう。
三団体の役員は、ツアーというものを知っているのでしょうか?
わかっている方がそういった機関を運営していただきたい。
返信する
三団体の役員はわかっている (Unknown)
2007-08-29 22:39:46
 TCSAが毎年作成しているパンフや資料に添乗員から
集めた情報やアンケート結果を載せています。
 旅行会社や添乗派遣会社の役員が団結している
のだと思います。
 乗務員や車掌などのっていないし 国内ガイド無しツアー増加も海外もスイスのようにガイド無しのツアーがあり、イギリスもエジンバラとロンドン以外はガイド無しとか添乗員がガイド役もせざるを得ないツアー増えている事を知らないはずはありません。現地の法律にも違反していて現地ガイドの仕事も奪っています。国内も車内販売させられ ガイド役をする事も多いです。人数確認や到着間際の案内説明しかしてない
添乗員は皆無です。
 TCSAの資料の挿絵で深夜にお客様が女性添乗員の寝てる部屋に電話もせず、ノックをし1時や2時でも
まだ帰らない絵が掲載されています。他業界ならセクハラです。実際深夜に電話がかかることもあります。
オプショナルツアーもあり勤務時間も長くなります。と文字も入っています。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-08-30 08:04:14
↑の挿し絵ってこれですよね、下の右。
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/bd0cf7c0405b68d73d8406a2027aa907

私も全く同感です。
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