(2008年5月、TCSA前アピール行動で横断幕を掲げる江口さんと支援の仲間)
江口さんに29票
会社への抗議の意思表明か 白票・無効票が50票
10月1日に告示された阪急トラベルサポートの「従業員代表選挙」。投票は10月29日に締め切られ、東京支店における選挙結果が会社から発表されました。
結果は以下の通りです。
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・有権者数370名
・投票総数362票
江口さんに29票
対立候補のS氏に283票
白紙・無効票50票
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まず、江口さんに投票していただいた29名の皆さんと全国・世界から応援してくださる皆さんの声援に対して、心から御礼申し上げます。
今回、江口さんに29票もの票が入ったことについて、私たちは本当にすごいことだと思っています。HTS支部組合員以外の人が江口さんに投票してくれたのは明らかです。会社とのチカラ関係と投票のやり方、そして何より記名式かつ社員番号まで書かせるという投票用紙、そういった中で、29名もの人が江口さんに投票したのです。「投票したいから江口さんに投票する」という確固たる意思をもっていなければできることではありません。
また、「白票・無効票が50票」というのもすごいことです。
会社とのチカラ関係で言えば、対立候補に投票する流れの中、あえてそれをせず、かといって江口さんに投票することはできないわけですが、何か意思表示をしたい、それが「白票・無効票」なのではないかと思います。その意味で、今回の結果は価値あるものだと私たちは考えています。
その上で、対立候補のS氏に、
また、各支店で代表に選ばれた方々に、心から訴えます
あなたが選ばれたのであれば、あなたは、明日にでも、「みなし協定」にサインを求められるかもしれません。
しかし、Sさん!
江口さんに投票した29名の方の意思、そしてあなたに投票することがなかった50名の方の声に耳を傾けることなく、添乗員の労働実態に目を背け「みなし協定」にあなたひとりの判断で安易にサインすることはやめてください。
あなたの行動は、阪急トラベルサポートの全添乗員の運命、そしてかたずを呑んで注目している全国・世界の添乗員の運命に影響を与えます。ぜひ、全国・世界の人々に失望を与えないで欲しいのです。
添乗員の意見を聞いてからにしてください。
監視するような選挙までして、勝ったのですから、さぞかし良い待遇になるのでしょう。