東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

旅行綜研と組合和解協定

2006年12月19日 14時27分53秒 | 添乗員・旅行業界

旅行綜研、労働法遵守と添乗員の労働条件の改善と地位向上を約束!

 旅行綜研と全国一般東京東部労組 和解協定を締結!

 12月14日、全国一般東京東部労働組合及び同旅行総研支部と会社は、東京都労働委員会の第一回調査において都労委各委員立会のもと和解協定を締結しました。 和解協定の骨子は以下の通りです。

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和解協定書(骨子)

 申立人全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合及び同旅行綜研支部(以下併せて「組合」という)と被申立人旅行総研及びダイヤモンドシステム株式会社(以下併せて「会社」という)とは、都労委平成18年不第89号事件(以下「本件」という)について、下記の通り協定する。

 記

1 会社は、労働基準監督署や公共職業安定所などの関係機関よりの指導を積極的に受け入れ、今後労働法を遵守し、添乗員ら労働者の労働時間、有給休暇、未払い時間外手当などの解決も含め、労働条件の改善と地位向上に努めるため、旅行会社、行政機関ら関係者及び添乗員などの労働者と真摯に協議を重ね、労働条件の改善に向け、努力する。

 2 会社は、本件のような労使紛争を招かないよう、日本添乗サービス協会が発表している添乗員らのアンケート結果に対して会社として対応策を練り、これを実行する。また、添乗員らとの話し合いを通じて、労使間の問題を解決する。

 3 会社は添乗員らの意見を聞き、就業規則ならびに36協定を作成し、労働基準監督署に提出する。また、雇用契約書などの労働条件も明示する。

 4 会社は、未払い残業代の支払いも含めた和解金を支払う。

 平成18年12月14日

                                         申立人

全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組及び同旅行綜研支部

                                         被申立人

株式会社旅行綜研及びダイヤモンドシステム株式会社

                                          立会人

東京都労働委員会 三者委員

*******************************************

 全国の添乗員の皆さん!声援を送り続けてくださった皆さん!貴重なカンパを届けてくださった皆さん!心温まるコメントを送ってくださった皆さん!10月6日・11月10日の二大闘争に駆けつけてくださった皆さん!新宿、上野での夜遅くと早朝のビラ配布を手伝ってくださった皆さん!応援を続けてくれた全ての社員、ドライバー、ガイドの皆さん!多くの資料を提供してくださった方々!応援コメントをくださった旅行会社経営者の方!関係行政の方々!都労委の皆さん! 今回の和解協定は皆様全ての方の応援とご尽力で実現したものであることは間違いありません。

 また今回の和解協定の中身が全国の添乗員の方々の生活と権利と地位向上のため少しでも利用できるのであれば、ぜひ皆さまに教えてあげて下さい。皆様のお役に立てばこんなうれしいことはありません。

  これからも私たちは、添乗員をはじめとする労働者の生活と権利を守るため、地位向上のため、みなさんと共に奮闘する決意です。これからも応援よろしくお願い申しあげます。

  本当にありがとうございました。

 全国の添乗員をはじめとする旅行関係労働者のみなさん!これからも労働相談大歓迎です。ぜひ、メール・電話・面会(平日・日曜相談もしています)を利用して下さい。お待ちしています。

 労働相談センター http://www.rodosodan.org/

 Eメール:toburoso@ka2.so-net.ne.jp

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コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すばらしいです。ありがとう。 (添乗員です。)
2006-12-21 01:03:14
これで添乗員の立場が向上される、本当にうれしいです。
私も同じ添乗員です、無関心ではいられません!
勇気のある行動、みんなの協力、ありがとうございました。
返信する
相談にのって下さい (他社のものですが)
2006-12-21 01:24:51
添乗員にとって画期的な出来事です。
残業代は出るのですね、失業保険、有給休暇も。
夢のような話しが現実におきたのです。

私はJ○○の添乗員ですが、こちらもひどい業務です。ドライバーも。
ぜひ労組の皆様に相談にのっていただきたいと思っています。そのせつはよろしくお願い申し上げます。

返信する
同感同感 (地方のものです)
2006-12-21 01:43:00
日当8千円。セクハラは日常です。
この頃は怒る気力もなくなりました。
添乗中は睡眠時間は毎日よくて4.5時間です。一ヶ月間一日も休んでいません。体はくたくたで本当は休みたいのです。が一度次の仕事を断った時、その後すごく意地悪されました。
家にも帰っていません。空港の近くで泊まりそのまま飛行機にのることもあります。

病気になった時が心配です。保険金を滞納していたら国民健保は取り上げられました。
皆様のような労働組合が欲しいです。
返信する
希望が見えてきています (スタッフ)
2006-12-21 13:53:20
すばらしいです。ありがとう。 (添乗員です。)さんへ
相談にのって下さい (他社のものですが)さんへ
同感同感 (地方のものです) さんへ


皆さんの心暖まるコメントに感謝します。
皆さんが我が事のように喜んで頂き、僕らも二人を応援してよかったと本当に思います。

旅行綜研問題は上の協定内容で一応は解決はしましたが、協定の1と2が本当に実現したかを検証できるのは社内の全ての添乗員さんや社員の方たち以外にいません。
ぜひ、結果を教えて下さい。また、問題があればいつでも相談して下さい。

また「同感同感 (地方のものです)」さんが指摘なさるように現実の矛盾は山積みしています。どの問題を取り上げてもどれも深刻です。一刻も早い解決が求められています。

また今後の課題としては、旅行綜研だけではなくJTBなど大手の旅行会社にその姿勢を根本的に改めることを求める大きな声と運動も必要ではないでしょうか。

みんなで近い将来本当に業界全体を変えようではありませんか。希望は見えてきています。必ず実現できると信じます。

旅行関連の経営者諸君はこのブログを僕らが予想する以上に閲覧しています。 これからも声を挙げていきましょう。

みなさん!いつでも相談して下さい。
お電話でも03-3604-5983
メールでもtoburoso@ka2.so-net.ne.jp
お会いすることも可能です。
ぜひ連絡下さい。
これからもよろしくお願いします。

返信する
旅行綜研について (地方センダーです)
2006-12-21 15:06:47
いつも空港でお会いする添乗員さんたちは文句も言わず、大変な仕事であることを承知でお客さんの安全と楽しい旅行のために懸命に動いてみえます。

それなのに労働基準のレベルは最低ライン。割に合わない職業なのに何故こんなに一生懸命なんだろうと常々思っていました。

添乗員さんたちのサービス精神、ボランティア精神で成り立ってきた業界がこれを利用して、平気で劣悪な条件で長年働かせてきたことに憤りを感じます。またセンダーも添乗員さんたちほどではないにしろ、同じように社会保険ナシ、残業早朝深夜手当ナシ、休憩ナシ、雇用保険ナシ、有給休暇ナシな上に交通費も一律でそれ以上かかっていても払わないという最低な労働環境のもと5年以上働いてきました。

最初はアルバイトだからかなと思っていましたが、1日15時間以上働く日もあり、心身ともに疲れ果てていました。

センダーも奴隷じゃない!と言いたいです。

会社は地方の私たちセンダーに対しても労働基準法を守って、未払い賃金を払い、改善するつもりがあるのでしょうか?

今のところ私たちにはこのことが社会的に大問題になっていることを一切伏せており、6時間過ぎたら休憩を取り、早く帰ること。

月160時間以上越える人には残業代を付けること。

160時間越える人には社会保険をつけること。ぐらいしか聞いていません。

人件費節減早く帰れの一点張りで休憩時間も出勤して3時間ほどでとらされることも珍しくありません。

労働者のための労働基準法なのに会社は都合のいいように解釈して私たちに押し付けているようにしか思えません。

今後私たちはどうしていったらよいのか、どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
返信する
(地方センダーです)さんへ (スタッフ)
2006-12-21 18:54:01
コメントありがとうございます。

「会社は地方の私たちセンダーに対しても労働基準法を守って、未払い賃金を払い、改善するつもりがあるのでしょうか?」
当然です。和解協定書の中身は「会社は未払い賃金の解決も含めて労基法を遵守する」という約束です。

ですから、
「今のところ私たちにはこのことが社会的に大問題になっていることを一切伏せて」はやめて、むしろ積極的に今回の事実や和解協定を知らせるべきだと考えます。

「6時間過ぎたら休憩を取り、早く帰ること。
月160時間以上越える人には残業代を付けること。
160時間越える人には社会保険をつけること。」
今までの休憩なし、残業代なし、社会保険なしと比べたらこれはこれですごい改善ですね。

また状況を教えて下さい。

必要なら、一度メールか電話を下さい。
toburoso@ka2.so-net.ne.jp
03-3604-5983

返信する
(地方センダーです)さんへ2 (スタッフ)
2006-12-21 19:33:11
「月160時間以上越える人には残業代を付けること。」の160時間とは実労働時間のことで、週40時間という意味ですよね。残業時間が月160時間という意味ではありませんよね。

「残業時間が月160時間超えたら、そこから残業代を払う」では全然意味が違うし、こんなことはありえませんし絶対反対してください。
月45時間以上の残業時間の36協定は労基署は受け付けないはずですので。

ただ世の中には実際こういう悪徳な会社もありますので要注意してください。
返信する
旅行総研について (地方センダー)
2006-12-21 21:12:45
 お返事ありがとうございます。
 そうです。「実労働時間が、160時間を越える者は 残業代を払う」ということです。

 また改めて相談にのっていただきたいと思います。
返信する
さてさて (現役ベテラン?添乗員)
2006-12-21 21:47:21
今回の和解は私達にとって内容は良いけど本当に会社は遵守するかは疑問です

来年の添乗員反省会とメール来ましたし反省するのは会社ですよね!!

まず最初に会社側が伝えるべき和解内容ですし、隠すのは表向きのポーズしかない。

和解文章は公的文章のはず、本気で守るつもりはないのは明白です

クラブツーリズムの解答期限に合わせた和解しか考えられない会社側の内容です

インターネット上でも情報開示された以上は隠しきれません

人の口に戸は建てられません

和解の内容を監視するのはスタッフの方々が記載されている様に今は私達だけです

職場復帰を諦めたお二人の為にも残って居る人間が声をだすべきです

今がチャンスです

二人の無念を反省会で

ぶつけましょう

私は出ますよ

今の就業規則は違法の内容しか記載されていない!!

やるなら今です!!

普通の人間に戻りましょう!!

イライラしている姿から自分らしさを取り戻すために!!自分の為にも今しかない!!

一人じゅない!!

信じてます

返信する
希望を持ってもいいですか? (現役添乗員)
2006-12-23 23:14:19
私は総研の現役添乗員です。
とうとう体を壊してしまいました。
このまま続けて行くべきかどうか迷ってます。
あの会社の体制は本当に変わるのでしょうか?
希望を持ってもいいのでしょうか?

返信する

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